特技を活かして大活躍:はたらく犬の仕事14選

並外れた能力
専門的な訓練
セラピードッグ
盲導犬
警察犬
番犬
探知犬
トリュフ犬
災害救助犬
雪崩救助犬
牧羊犬
俳優犬
猟犬
漏水探知犬
そり犬
軍用犬
並外れた能力

古くから人類の親友として愛されてきた犬。飼い主に忠実な上に知能も高いことから、特殊な仕事を任されることも珍しくない。牧羊犬から麻薬探知犬まで、さまざまな任務をまっとうする中で、犬ならではの並外れた能力を発揮しているのだ。

 

専門的な訓練

しかし、こういった仕事に就けるのは選ばれし犬たちだけだ。というのも、難しい任務をこなすためには、仔犬のうちから専門的な訓練を受ける必要があるためだ。では、犬が活躍する職場を具体的に見てゆこう。

画像:Milli / Unsplash

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セラピードッグ

医療施設や家庭、養護ホームなどで患者たちを癒すセラピードッグ。オタワ病院の臨床心理士クリスティーヌ・ボワヴェール氏いわく、セラピードッグとの交流は患者に様々なメリットをもたらすそうだ。神経をリラックスさせたり、”幸せホルモン”の放出を促したりするほか、孤独感を和らげて身体的にも心理的にも健康に導いてくれるのだ。

盲導犬

目の不自由な人々の暮らしを様々な面から支える盲導犬。仔犬のころから専門の育成施設で訓練を受けたエリートでなければ務まらない仕事だ。盲導犬向きとされる犬種はラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバー、フラットコーテッド・レトリーバー、バーニーズ・マウンテン・ドッグなど。

警察犬

働く犬たちの中でも花形といえる警察犬。ジャーマン・シェパード・ドッグやベルジアン・シェパード・ドッグなど、かつて牧羊犬だった犬種が向いているとされ、違法薬物を発見したり暴漢を無力化したりするほか、より専門的な任務を与えられるケースもある。

 

番犬

飼い主や家庭を守るための番犬。知能が高く、なわばりを守る本能を備えた犬種が向いており、ジャーマン・シェパード・ドッグやベルジアン・シェパード・ドッグ、ボースロン、マスティフ、ドーベルマン、ロットワイラーなどが番犬になることが多い。

探知犬

鋭い嗅覚を利用して違法薬物や検疫物を見つけ出すほか、災害時に生存者や遺体の捜索に当たることも。

 

トリュフ犬

元来、ブタの仕事とされてきたトリュフ探し。しかし、ブタはせっかく見つけたキノコを自分で食べてしまうことも多いため、飼い主に従順で嗅覚も鋭い犬にお株を奪われつつあるのだ。

 

 

災害救助犬

地震や土砂崩れといった災害が発生した際、瓦礫に埋もれた被災者の捜索にあたる災害救助犬。ジャーマン・シェパード・ドッグやラブラドール・レトリーバーのほか、日本では柴犬も災害救助犬向きだとされている。

 

 

雪崩救助犬

その名の通り、雪崩にのまれてしまった登山者やスキーヤーの捜索にあたる雪崩救助犬。寒い雪山でも数キロメートルにわたって広範囲を嗅ぎまわることができる、タフな犬でなければ務まらない仕事だ。日本ではそれほど一般的ではないが、フランスにはおよそ300頭の雪崩救助犬がおり、犬種としてはジャーマン・シェパード・ドッグとベルジアン・シェパード・ドッグが多いとのこと。

牧羊犬

家畜の群れを誘導し、オオカミのような危険な野生動物を撃退するほか、迷子になった家畜を連れ戻すのも牧羊犬の仕事。ただし、昔からあまり牧畜が盛んでない日本では、彼らの仕事ぶりを目にする機会は少ないかもしれない。

 

俳優犬

誰もが俳優になれるわけではないのと同じで、犬だって才能がなければ舞台に立つことはできない。指示に従って吠えたり、鳴き声を出したり、飛び回ったり、死んだふりをしたり、芸達者な犬でなければ務まらないのだ。

 

猟犬

ハンターにとっても犬は重要なパートナーだ。獲物の居場所を突き止めて追い込み、仕留めた獲物を回収したりと、猟犬の役割は多岐にわたる。犬種ごとに獲物の種類が異なっており、ビーグルはウサギをはじめとする小型の動物、ワイマラナーやイングリッシュ・セターは鳥を捕まえるために利用される。

漏水探知犬

つい最近、フランスで編み出された犬のための新たな仕事が漏水探知犬だ。『ル・パリジャン』紙によれば、2023年にオスのジャーマン・シェパード・ドッグ「ナンキー」がフランス初の漏水検出犬となったとのこと。以来、続々と漏水探知犬が誕生しているが、元軍用犬がジョブチェンジするケースが多いそうだ。鋭い嗅覚と聴覚を備えた彼らは、人間なら何時間もかかる作業をあっという間にこなしてしまうのだとか。

画像:Anna Dudkova / Unsplash

そり犬

荷物を積み込んだそりを引き、雪や氷に覆われた厳寒の大地を移動する役割を担ってきたそり犬たち。力持ちで持久力があり、寒さに強い必要があるため、シベリアン・ハスキーやアラスカン・ハスキー、サモエドといった犬種が向いている。輸送手段の発達した現在では、犬ぞりレースが活躍の場となっている。

画像:Ugur Arpaci / Unsplash

 

軍用犬

爆弾の発見や索敵、負傷者の救助、さらには戦闘など、軍事作戦における様々な任務をこなす軍用犬。ロットワイラーやアラスカン・ハスキー、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ベルジアン・シェパード・ドッグといった犬種が適任だとされている。

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