バロン・トランプ:トランプ元米大統領の末息子の成長ぶり

父親にそっくり?
控えめな性格
幼いころから注目の的
マスコミに追い回されるのは……
2006年生まれ
息子を溺愛する母、メラニア
「なるべくそばにいる」
トランプ元大統領の訴訟の陰で
オムツを替えたこともない父ドナルド
メラニアの夫婦観
キャビアの保湿クリーム
「パパのようになりたい」
マンハッタン育ち
トランプタワーでの生活
芸術的センスは落書きで
幼いころから有名人
トランプ一家
ホワイトハウスの主になった父
生真面目な少年
大領領の息子にしてはカジュアル過ぎ?
議論の的になったバロンの服装
ネクタイ姿で登場
離婚の噂もあるが……
父子関係
「リトル・ドナルド」
共通の趣味はゴルフ
2人きりでディナーに
バロン・トランプの友達は?
バロン・トランプの将来
父親にそっくり?

今年の米大統領選でトランプ元大統領が返り咲く可能性が高まりつつある昨今、息子のバロン・トランプは否が応でも注目の的だ。この写真は2022年に撮影されたものだが、身長2メートルのたくましい体格を別にするとどことなく父トランプに似てはいないだろうか? そこで今回は、トランプ一家の末っ子の成長ぶりを追いかけよう。

 

控えめな性格

ただし、バロン・トランプの今を知るのは簡単なことではない。というのも、バロンは人前に出るのを好むような少年ではないからだ。大統領選でジョー・バイデンに敗れた父ドナルドとともにホワイトハウスを去ってからというもの、姿をくらましており、20217月にニューヨーク市で母メラニアとともにいるところを目撃されたのが最後となっていた。

幼いころから注目の的

バロンを知る人々によれば、彼はとてもシャイでカメラに向かってポーズをとったりするのは苦手なのだという。しかし、大富豪ドナルド・トランプの息子にありふれた青春などなかった。そのうえ、その父は米国大統領の地位に登りつめてしまったのだ。

マスコミに追い回されるのは……

バロンがマスコミに対して少しばかり無愛想なのは、生真面目な性格によるものだというのが大方の見方だ。しかし、幼いころからメディアに追いかけまわされた反動だということも考えられるだろう。

2006年生まれ

ドナルド・トランプとメラニアが結婚したのは20051月、バロンが誕生する1年ほど前のことだった。バロン・ウィリアム・トランプは2006320日生まれ。ドナルド・トランプにとっては5番目の子供だが、メラニアにとっては第一子にあたる。

息子を溺愛する母、メラニア

バロンを溺愛するメラニア・トランプは息子のわがままによく振り回されているらしい。とはいえ、息子が浮世離れしてしまわないよう、注意を払っているようだ。

「なるべくそばにいる」

『ピープル』誌が2015年に行ったインタビューの中で、メラニアは次のようにコメント:「現実を見つめるというのは大事なことだと思うんです。バロンは9歳で、両親が必要です。だから、なるべくそばにいるようにしています。ご存じの通り、夫はいつも飛び回っていますから」

トランプ元大統領の訴訟の陰で

また、2023年には『ピープル』誌があらたに関係者の話を暴露。それによれば、「もちろん、彼女(メラニア)は(夫の)訴訟問題に不安を抱えています。しかし、これまで以上にバロンを守ろうと必死になっています」とのこと。どうやら、無数の訴訟を抱えるトランプ元大統領のことで気をもみつつも、息子を最優先しているようだ。

オムツを替えたこともない父ドナルド

母メラニアがすべてを息子に捧げる一方、父ドナルドのほうはそうでもなかったようだ。『Redbook』誌を通じた『Parenting』誌のインタビューの中で、メラニアは夫のドナルドについて「一度もオムツを替えてくれたことはありません。でも、正直そんなことはどうでもいいんです。夫がそういったことをしてくれないのは、私も同意の上ですから」とコメントしているのだ。

メラニアの夫婦観

メラニアはさらに、「自分にとって何が一番よいかという話なんです。大事なのは相手を知ることです。もちろん、私たちはお互いそれぞれの役割をよくわかっています。ドナルドに子供のオムツを替えたり寝かしつけたりしてほしいと思ったことはありません」としている。

キャビアの保湿クリーム

 大富豪ドナルド・トランプの息子だけあって、バロンに与えられるものは何もかも最高品質だ。ABCニュースが2013年の行ったインタビューでメラニアは、まだ赤ちゃんだったバロンにキャビアの保湿クリームを使ったときのことをこう回想している:「とってもいい匂いだったわ。全身に塗ってあげたの」

「パパのようになりたい」

さらに、メラニア・トランプは『Parenting』誌に対し、幼いバロンが常々父のようになりたいと語っていたことを明かした:「5歳のころにはパパのようになりたいと言っていました。つまり、ビジネスマンになってゴルフをしたいというんです。何か作っては壊すのが好きでした。それから、お絵かきも得意でしたね。よく、旅行中に見たものを家に帰ってから描いていました」

 

マンハッタン育ち

幼いバロンはマンハッタンにあるコロンビア・グラマー&プレパラトリー・スクールに通っていたが、複数のメディアによると、年間の学費はおよそ45,000ドルにも上るらしい。また、メラニアたっての希望により、バロンは幼い頃からメラニアの母国語であるスロベニア語の授業を受けていたという。

トランプタワーでの生活

ニューヨークにあるトランプタワーで暮らしていたころ、バロンは1フロア全体を自分のものとして使っていた。

芸術的センスは落書きで

『Parenting』誌のインタビューでメラニアは、息子の芸術的センスを育むため寝室の壁に自由に落書きさせたと回想。

 

 

幼いころから有名人

バロンにとって知名度の高さは生まれつきのようなものだったが、本人は嫌がる素振りを見せることもあった。ジャーナリストたちによれば、息子を案じるメラニア・トランプがバロンに慎ましさというものを教えたのではないかということだ。

トランプ一家

いずれにせよ、バロンの家庭では政治とビジネス、ショーがいつも渦巻いていた。

ホワイトハウスの主になった父

2016年、父ドナルド・トランプが選挙戦を制し、なんと米大統領に。思春期真っ盛りのバロンもホワイトハウスに移ることになった。しかし、これにはメラニア・トランプが強く反対。彼女はバロンがニューヨークで勉強を続けることを望んでいたのだ。結局、バロンは2017〜2018年度に、メリーランド州ポトマックにあるセント・アンドリューズ・エピスコパル・ハイスクールに転校することになった。ちなみに、2021年にはフロリダ州マー・ア・ラゴにほど近い私立高校オックスブリッジ・アカデミー(学費年間3万4,800ドル)に入学した、とAP通信をはじめとする報道各社が伝えている、

生真面目な少年

バロンの生真面目なふるまい(一部のメディアによれば不気味さ)は注目を集めた。

大領領の息子にしてはカジュアル過ぎ?

父が大統領に就任して間もない頃、バロンは保守的な報道機関による批判に晒されることになった。彼の服装はカジュアル過ぎるというのだ。これには、ビル・クリントン元大統領の娘、チェルシー・クリントンまで擁護に回った:「バロンには子供らしく振舞う権利がある」

議論の的になったバロンの服装

しかし、バロン・トランプの服装について、一部のコラムニストやコメンテーターたちは不毛な議論を続けた。父ドナルドが保守派の象徴であるにもかかわらず、息子はメディアで保守派から攻撃されることになってしまったのだ。

ネクタイ姿で登場

以来、バロンはカメラを避けるようになり、公の場に姿を現す際には大人びた服装をするようになった。

離婚の噂もあるが……

メラニア&ドナルド・トランプ夫妻の関係は何度もゴシップの種になっている。大統領にまで上りつめた大富豪の高圧的なやり方に反発するメラニアの姿が一度ならず目撃されているからだ。しかし、あらゆる報道で一貫しているのは、メラニアはバロンを溺愛しており、彼女の行動はすべて息子の将来を思ってのものだということだ。また、離婚の可能性について何度も噂されているが、実際に離婚する気配はない。

 

父子関係

ドナルド・トランプについて書かれた実録によれば、彼は父としての役割を果たしたことは一度もないという。ビジネスやテレビ番組に熱中し過ぎて、子供たちの面倒を見る暇がないのだ。メラニアは『ヴァニティ・フェア』誌のインタビューにこう打ち明けている:「彼(ドナルド・トランプ)はとても忙しいので、バロンの世話は私がしています」

「リトル・ドナルド」

しかし、メラニアいわくバロンは父をとても尊敬している一方、夫の方は息子が自分によく似ていることから「リトル・ドナルド」と呼んでいるのだとか。

 

共通の趣味はゴルフ

父ドナルドはビジネスや政治に没頭しがちだが、それでも息子とともに時間を過ごす場面がある。それは、共通の趣味のゴルフだ。また、2人とも美食家で、プライベートではともにディナーを楽しむことも珍しくないという。

2人きりでディナーに

実際、メラニア・トランプは『ピープル』誌が2015年に行ったインタビューで、バロンとドナルドが「2人きりで夕食に行ったり、一緒にゴルフを嗜んだりしている」と答えている。

バロン・トランプの友達は?

バロン・トランプのプライベートは謎に包まれている。たとえば、彼の友達についてはほとんど情報がないのだ。『ヴァニティ・フェア』誌によれば、メラニアはバロンについて「ひとりで遊ぶのが好き」とコメントしたことがあるという。いずれにせよ、新型コロナウイルの大流行が人づきあいを難しくしているのは確かだ。

 

バロン・トランプの将来

バロン・トランプの引きこもりがちな性格については、多くの(過度な)憶測が飛び交った。しかし、チェルシー・クリントンが言っていたように、バロンには子供らしく振舞う権利がある。カメラの前で嫌々ニコニコし続ける必要などないのだ。これからの長い人生、どのように生きていくのかを決めるのは彼自身なのだから。

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