世界を代表する大富豪たちはどこで学んだ?:Google創立者からからフランスの億万長者まで
ラリー・ペイジは、ミシガン大学でコンピュータ・システム・エンジニアリングを、スタンフォード大学でコンピュータ・サイエンスを学んだ。スタンフォード大学でセルゲイ・ブリンと出会い、ともに創業したのが後に世界を席巻するGoogle。
実業家アマンシオ・オルテガは1936年生まれ、若い時から働き始めた彼には大学で勉強する余裕はなかった。14歳でア・コルーニャの衣料品店に勤めだし、1965年にバスローブを製造する会社を設立。一般的なビジネス理論に反して自社で販売、製造、流通を一体化させた。従来のやり方にとらわれず大きな成功を収め、衣料ブランドZARAをグローバル企業に育て上げた。
馬華騰(マー・ファテン)は中国のインターネット大手であるテンセントの創業者。大富豪は深圳大学でコンピューターサイエンスを学んでいる。
ブラウン大学、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルバニア大学、イェール大学と並びアイビーリーグの一角を占める名門校がプリンストン大学。世界一の富豪ジェフ・ベゾスはこの大学でコンピューターサイエンスと電気工学を学び、1986年に卒業した。ウォール街や光ファイバー会社で働いた後、シアトルにある自宅のガレージで(妻のマッケンジーと)オンライン書店cadabra.comを設立、これが後にアマゾンとなる。
Google共同創業者のセルゲイ・ブリン。父親はソ連の数学教授で、妻とともに米国に移住した。セルゲイは父から知識を授かり、さらにメリーランド大学で数学とコンピューターサイエンスを学んだ。その後、奨学金を得て進学したスタンフォード大学で、後のGoogleを築くことになる人物に出会った。
カリスマ経営者である母のリリアン・ベッテンコートからロレアルを受け継いだフランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズ。プライバシーを重視し、パーティやレッドカーペットにはあまり顔を出さないことからその素顔についてはほとんど知られていない。ヌイイ=シュル=セーヌ のエリート校であるメリーマウント・インターナショナルスクールで教育を受け、宗教学者でもある。
アメリカの大物政治家である彼はジョンズ・ホプキンス大学で電気工学を学び、その後、ハーバード・ビジネス・スクールで真の企業家になるべく知識を身に着けた。
メキシコ出身の大富豪カルロス・スリムはメキシコ自治大学の土木工学科を卒業。とはいえ彼の得意分野はつねにビジネスであり、大学在学中からすでに投資や売買で成功を収めていた。
フランスのラグジュアリー王国のオーナーであるベルナール・アルノー(ルイ・ヴィトンなどのLVMHグループのオーナー)は、フランスの超一流教育機関であるエコール・ポリテクニークを1969年に卒業した。
アリババの創業者は、英語を人生における成功の鍵だと考え、子どもの頃から英語を学ぶことを決意していた。毎日自転車でホテルに通い、外国人と話すことで英会話の力を上達させたという。杭州師範大学の入学試験に苦労し、4回目にして合格。
マイクロソフトの偉大なビジネス・ディレクターであり、現在でも世界の巨富の一角を占める。ハーバード大学で経済学と数学を学び、スタンフォード大学の大学院でビジネスの学位を取得した。
ビル・ゲイツも中退を経験した天才ビジネスマンのひとり。1975年にハーバード大学を中退し、マイクロソフト社を設立した。名門大学を学業半ばで投げ出す息子に両親はさぞ動揺したことだろう。しかしビル・ゲイツは26歳にして億万長者となり、20世紀を代表するエンジニアとして両親を安心させた。ちなみにビル・ゲイツは理系ではなく法学部に入学したそう。
ハーバード大学を中退したもう一人の成功者が、マーク・ザッカーバーグ。入学してからほとんど授業に出席することなく、2005年に中退しFacebookを立ち上げた。しかし後になり(ビル・ゲイツと同じように)ハーバード大学から学位を授与されている。
リライアンス・インダストリーズ(石油化学、繊維、通信ほか)の大株主であり、インド有数の大富豪。ボンベイ大学で教育を受け、米国スタンフォード大学でさらにビジネスのキャリアを積んだ。
世界一の投資家ウォーレン・バフェットはペンシルバニア大学ウォートン・スクール・オブ・ビジネスで教育を受け、ネブラスカ大学とコロンビア大学でさらに学業を続けた。
ラリー・エリソンは世界有数のデジタル・ソリューション・グループであるオラクルの創業者。ニューヨークのブロンクス区で生まれた彼は、まもなくシカゴに移り、質素な幼少期を送った。イリノイ大学で2年間学ぶが養母の死により学業を中断し、その後シカゴ大学に入りなおしたものの再び中退。やがて起業し、テクノロジーとビジネスの世界に飛び込んだ。
中国のミネラルウォーター王として億万長者のひとりとなった鍾睖山(チョン・サンサン)。毛沢東による文化大革命により国が混乱に陥っていた時期に12歳で学校中退を余儀なくされた。両親は文化大革命の犠牲になり、みずから生計を立てる必要に迫られ、厳しい人生を切り拓いていった起業家。
ウォルマートの後継者として、テキサス州サンアントニオにあるトリニティ大学でビジネスと金融を学んだ。
ウォルマート一族に生まれたジム・ウォルトンもアーカンソー大学で経営学を学んだ。
イーロン・マスクは南アフリカ生まれ。父親の家庭内暴力を目にして育ち、高校時代には酷いいじめに遭い、9歳から始めたテレビゲームのプログラミングに自分の世界を見出していった。両親の離婚後、母親とともにカナダに移り住んで学業を続け、やがて奨学金を手にしてアメリカのペンシルバニア大学に入入学。そこで経済学と物理学を学んだ。さらにスタンフォード大学大学院に入ったものの2日間で中退。最初の会社を立ち上げ、起業家としての輝かしいキャリアをスタートさせた。