イギリスの「新ノストラダムス」、2023年に第三次大戦の勃発を予言
現代を代表する予言者のひとり、クレイグ・ハミルトン・パーカーは、第三次世界大戦が2023年に勃発すると語っている。
写真:@craigamiltonparker / YouTube
英国出身のクレイグ・ハミルトン・パーカーは「新ノストラダムス」の異名をとっている。もちろん、16世紀のフランスに活躍した予言者ノストラダムスの後継者というような意味合いだ。
新ノストラダムスは、これまでいくつかの出来事を予言し、それが現実のこととなっている。今回の予言は2023年の第三次世界大戦についてである。
といっても、この大戦はウクライナ戦争のことではない。ウクライナでは、2022年2月にロシアが侵攻を始めて以来、今も戦闘が継続している。第三次世界大戦が勃発したときには、ウクライナ戦争は後景にしりぞくことになると予言者は語る。
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彼の予言では、台湾において想定外の紛争が起こり、その潰滅的な影響が世界中に波及することになる。現在の国際情勢において、アメリカは台湾の同盟国であり、いっぽう中国は台湾を虎視眈々と狙っている。
ハミルトン・パーカーによると、アメリカと中国の潜水艦あるいは航空機が衝突を起こし、それが引き金となって両国関係は一気に緊迫したものになるという。
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中国とロシアは、すでにアメリカと緊張した関係にあるが、もし上記のような衝突があれば、この対立はのっぴきならないところまでいく、とハミルトン・パーカーは言う。
「新ノストラダムス」によれば、これからの2年間、この対立が世界にとって最も深刻な出来事となる。
ハミルトン・パーカーは『Daily Star』紙で次のような内容を語っている:「ここ最近わたしが折にふれて口にしてきたように、台湾をめぐって紛争が起こりそうな予感があります。どうやら、紛争は今年起こるようです」
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ところで、「新ノストラダムス」の予言の信憑性について言えば、彼がこれまでに予言したいくつかの出来事は現実のものとなっている。どうやら千里眼の能力はたしかなようである。
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彼の予言が当たった主な二つの出来事は、英国ロイヤルファミリーにまつわることだった。
彼は英国君主エリザベス2世が2022年に亡くなることを予言した。
この予言者はチャールズ国王が将来的に市民から生卵を投げつけられることも知っていたようである。卵投げつけ事件は2022年11月に実際に起きた。
噂によると、彼はドナルド・トランプが2016年のアメリカ合衆国大統領選に勝利することも見通していたという。
それらに加えて、ハミルトン・パーカーはイギリスがEUから離脱するとも予言していたとされている。この歴史的事件は英国のEU離脱「ブレクジット」として記憶に新しい。
英国ロイヤルファミリーにまつわる二つの出来事は予言のとおり実現した。この予言者はいま、第三次世界大戦が今年起こると言っている。われわれとしては、この予言が外れることを祈るばかりだ。
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とはいえ、2023年の戦争について予言するのは彼が初めてではない。16世紀の元祖ノストラダムスもすでに、2020年代におけるヨーロッパの紛争、包囲戦、その結果として多数の難民が発生することを暗喩的に語っている。
もちろん、予言と称するものはまず疑ってかかる必要がある。それに予言の意味内容も、私たちの受け取りかたひとつでおおきく変わってくる。予言のすべてがそのまま実現するわけではないのだ。