シーズン終了間近:F1ドライバーたちの「パワー」ランキングTop10をチェックしよう
世界最高峰のドライバーたちがしのぎを削り、エキサイティングな走りを繰り広げるF1。つねに切磋琢磨が行われ、2024年には近年まれに見る名勝負も生まれた。圧倒的なスピードがもたらす熱戦に酔いしれたというファンは少なくないだろう。
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そこで、今回はアラムコ・F1パワーランキングを見てゆくことにしよう。『エクスプレス』紙いわく、このランキングは世界中のドライバーの力量を5人の審査員が評価し、順位づけしたものだ。
ハース所属のドイツ人ドライバー、ニコ・ヒュルケンベルグ。今年はコンスタントに好成績を残しており、まさに絶好調だ。現在、パワーランキングとドライバーズチャンピオンシップの両方で10位につけている。昨年はドライバーズチャンピオンシップで16位に終わったことを思えば、その勢いには目を見張るものがある。
アルゼンチン出身の若き才能、フランコ・コラピント。2023年からF1に参戦しており、実力を見せつけてきた。ドライバーズチャンピオンシップでは5ポイントしか獲得していないが、パワーランキングでは9位となっており、今後の活躍が期待される。
メルセデスAMGから参戦し、紆余曲折のシーズンを過ごしたジョージ・ラッセル。ドライバーズチャンピオンシップでは192ポイントを獲得したほか、パワーランキングでは現在8位にランクインしている。
フェラーリでの最終シーズンを好成績で締めくくり、ルイス・ハミルトンにバトンタッチしたカルロス・サインツ。ドライバーズチャンピオンシップで244ポイントを獲得し5位につける一方、パワーランキングでは現在7位となっている。
新たにハースに加入したオリバー・ベアマン。ドライバーズチャンピオンシップでは獲得ポイント7ポイントで18位とあまり振るわなかったが、パワーランキングではなんと6位にランクイン。F1レースデビューしたばかりにもかかわらず、すでに才能の片鱗を示しており、注目のドライバーだ。
マクラーレンを新たな高みへと導いたオーストラリア人ドライバーのオスカー・ピアストリ。ドライバーズチャンピオンシップで262ポイントを獲得。パワーランキングでは5位となっている。
物議を醸す走りで、F1ファンやライバルたちから非難を浴びることもあるシャルル・ルクレールだが、ドライバーズチャンピオンシップでは307ポイントを獲得し、3位にランクイン。パワーランキングでは4位となっている。
大胆かつ貪欲な走りで注目を集めるリアム・ローソン。RB・ホンダのドライバーとして限界に挑戦することも珍しくない。ドライバーズチャンピオンシップでは20位(4ポイント)とイマイチな結果に終わったが、パワーランキングでは3位にランクイン。今後の活躍が期待される。
並外れたレースマネジメント能力で「フライング・ダッチマン」の異名をとるマックス・フェルスタッペン。F1界きっての天才ドライバーとして、今年のパワーランキングでは2位につけており、今後、1位に浮上する可能性も。また、ドライバーズチャンピオンシップでは393ポイントでトップを走っている。
パワーランキングで堂々の1位となったのはマクラーレンのドライバー、ランド・ノリスだ。フェルスタッペンからチャンピオンの座を奪い取るべく、サーキットで貪欲に勝負を仕掛け、レースを盛り上げている。しかし、ドライバーズチャンピオンシップでは331ポイントに留まっており、残り3レースで逆転するのはかなり難しそうだ。
一方、ルイス・ハミルトンはメルセデスF1のマシン「W15 E」を乗りこなすことができず、大きな遅れをとっている。実際、今年は4回しか表彰台に上ることができていないのだ。
しかし、スランプに悩まされているとはいえ、ハミルトンほどのドライバーがパワーランキングのトップ10から脱落するというのは衝撃的だ。
今年はフェルナンド・アロンソもルイス・ハミルトン同様、苦戦を強いられており、ライバルたちを追いかけるのが精一杯だ。昨年のマシンはメルセデスAMGのエンジンを搭載したアストンマーティンのAMR23だったが、今年のAMR24はアロンソとあまり相性がよくないのかもしれない。
昨シーズン、アストンマーティンはコンストラクターズチャンピオンで5位となった。ポイントは280で、4位とはわずか22ポイント差だった。また、アロンソも8回にわたって表彰台に上っており、ドライバーズランキングで4位(206ポイント)につけていた。
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