総合格闘技の若きスター、シャリー・リップ(21)の逝去

若きアスリートの死
ミネソタ州ムーアヘッド近郊での事故
乗用車2台の衝突
シートベルトをせず
シャリー以外の人々は無事
運転していたのはコーチ
シボレー側に過失
詳しくは調査中
期待の新星
実現しなかった対戦
シャリー・リップの両親
悲しい別れ
エリック・スウィーニーの言葉
「やっとこれからって時だった」
「きみがくれた思い出を忘れない」
追伸
若きアスリートの死

21歳の新星、シャリー・リップの突然の事故死により、総合格闘技(MMA)界は衝撃を受けている。

写真:Instagram - @shalielipp

ミネソタ州ムーアヘッド近郊での事故

自動車事故はミネソタ州ムーアヘッド近郊、5月7日の日曜日、午前11時30分ごろに起きた。

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乗用車2台の衝突

ミネソタ州のメディア『Bring Me The News』によると、シャリー・リップが乗っていたシボレー・マリブは州間高速道路94号線を東に向かい、ノースダコタ州とミネソタ州をつなぐレッド川橋にさしかかっていた。シボレー・マリブは橋を走行中、同じく東に向かっていたジープ・チェロキーに接触したという。

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シートベルトをせず

ミネソタ州パトロールの報告によると、シャリー・リップはシートベルトを締めていなかった。

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シャリー以外の人々は無事

この事故で死亡したのはシャリー・リップただひとりで、シボレー・マリブの運転手と、それからジープ・チェロキーに乗っていた二人は、シートベルトを着用しており無事だった。

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運転していたのはコーチ

シャリー・リップは助手席に座っていた。シボレーを運転していたのは彼女のコーチ(35歳)だった。

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シボレー側に過失

ミネソタ州パトロールの報告によると、この事故の原因はシボレー側にあるという。

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詳しくは調査中

ただし、それ以上詳しい情報は明らかにされていない。

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期待の新星

シャリー・リップは21歳、ノースダコタ州ファーゴにジムを構える「Academy of Combat Arts」に所属しており、MMAの新星として、前途に期待がかかっていた。『Mirror』誌によると、彼女はタイでのトレーニングを終えて帰国したばかりだったという。

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実現しなかった対戦

5月20日には試合を控えており、「Ignite Fight」のプロモーションによるイベント「No Mercy 11」でナタリー・ゲイジ(Natalie Gage)と対戦する予定だった。試合は彼女の死によりキャンセルされた。

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シャリー・リップの両親

『Mirror』によると、この若きファイターの父親であるRollie Lippは有名なスポーツコメンテーターで、母のJennie Bucholzは2021年にノースダコタ州科学大学(NDSCS)運動部の殿堂入りを果たしている人物である(走高跳びの選手だった)。

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悲しい別れ

シャリー・リップのパーソナルトレーナーのエリック・スウィーニー(Eric Sweeney)は、Facebookでその死を悼むメッセージを投稿した。

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エリック・スウィーニーの言葉

「心が張り裂けるようだ。きみはほんとに素晴らしく、才能にあふれ、高い意欲の持ち主だった。これまでいろんな選手を見てきたけれど、本当の高みを目指せるのはごくひと握りで、きみはそんなひとりだった」

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「やっとこれからって時だった」

「僕はきみのことを忘れない。今週きみに会えないなんて、これからずっと会うことができないなんて、そう考えると心が張り裂ける。やっとこれからって時だったのに」

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「きみがくれた思い出を忘れない」

「きみと友だちになれたおかげで、僕は今後すっかり別の人間になると思う。というか、もうだいぶ変わったよ。きみがくれたすべての瞬間に感謝したい。二人で話し合ったこと、仕事の上でも個人的にも。笑ったことや涙したこと、そのどちらでもないさまざまな感情。僕はその全部を忘れない。深く感謝している」

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追伸

エリック・スウィーニーは、あまり湿っぽくなりすぎないよう、メッセージの最後に「天国の神様相手にアームバーはやめておけ」という追伸を付し、彼女の思い出に捧げている(アームバーは相手の腕をしっかりとらえて床に倒すレスリングの技)。

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