次回「ツール・ド・フランス」のルートが明らかに:最終ゴールはパリのシャンエリゼ大通り!

来年のツール・ド・フランスはどこを走る?
第1〜第3ステージ :オー=ド=フランス地域圏からスタート
第4〜第6ステージ:ノルマンディーの比較的平坦なルート
第7ステージ:「ブルターニュの壁」
第8〜第11ステージ:オーヴェルニュの山岳地帯を通過
第12ステージ:試練の始まり
第13ステージ:急勾配でのタイムトライアル
第14ステージ:クイーンステージ
第15〜第16ステージ:モン・ヴァントゥに挑む
第17ステージ:スプリンターにとって勝負のステージに
第18〜第19ステージ:過酷なアルプス決戦
第20ステージ〜第21ステージ:シャンゼリゼで決着
来年のツール・ド・フランスはどこを走る?

来年に第112回目を迎えるツール・ド・フランスのルートが明らかになった。今度の大会は7月5日にリールからスタートし、白熱の平坦ステージや熾烈を極める山岳ステージなど、多くの見どころが配されている。

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第1〜第3ステージ :オー=ド=フランス地域圏からスタート

前回大会がフランス国外からのスタートだったのに対し、第112回ツール・ド・フランスはオー=ド=フランス地域圏の首府ニースから出発し、パリでゴールを迎えるという伝統的なルートをたどる。ニースを出発し、第3ステージまではフランス北東部のオー=ド=フランス地域圏をめぐる。

第4〜第6ステージ:ノルマンディーの比較的平坦なルート

第4ステージからは、北西部のノルマンディーに移動し、カーンの町での33kmのタイムトライアルを含む3つのステージを行う。比較的平坦なルートが続くため、スプリンターや短距離のアタックが得意なパンチャーが有利になるだろう。

第7ステージ:「ブルターニュの壁」

サン・マロから始まる第7ステージは急勾配を含む過酷なステージ。ライダーたちはブルターニュの田園地帯を抜け、「ブルターニュの壁」と呼ばれる山岳を駆け抜ける。上りを得意とするクライマーとパンチャーとの間で激戦が繰り広げられるだろう。

第8〜第11ステージ:オーヴェルニュの山岳地帯を通過

第8ステージからは、南下してピレネー山脈に向かうが、途中でオーヴェルニュの山岳地帯を越えなければならない。2025年大会の最初の山岳ステージは第10ステージに設定されており、合計7回の登りが予定されている。その翌日にランナーは休息日をとり、次のステージが行われるトゥールーズに向かう。

第12ステージ:試練の始まり

第12ステージからは、ピレネー山脈で3連戦が行われる。第12ステージは、オタカム峠での山頂フィニッシュに設定されており、ランナーにとっては試練の始まりと言えるだろう。

 

写真提供:ツール・ド・フランス

第13ステージ:急勾配でのタイムトライアル

第13ステージは、山岳でのタイムトライアル。11kmのコースのうち8kmにわたる登り坂は、平均勾配7.9%の急勾配。このステージが総合優勝に向けて勝負を分けることになるだろう。

 

第14ステージ:クイーンステージ

翌日の第14ステージでは、ピレネーの4つの峠にランナーが挑む。このコースが採用されたのは1989年以来で、勝負を分ける山場になることだろう。

写真提供:ツール・ド・フランス

第15〜第16ステージ:モン・ヴァントゥに挑む

ピレネー山脈を抜け、カルカソンヌでスプリンター向きの第15ステージを終えると、2度目の休息日となる。第16ステージでは、「プロヴァンスの巨人」の異名をもつモン・ヴァントゥの山頂を目指す。

第17ステージ:スプリンターにとって勝負のステージに

第17ステージは比較的平坦な道のりで、スプリンターにとっては勝負のステージになるだろう。アルプスでのステージとパリでのフィニッシュを控えて、ランナーたちにとっては束の間の平穏な行路となる。

第18〜第19ステージ:過酷なアルプス決戦

第18ステージでは、2年前にタデイ・ポガチャルが大きく遅れ、観客に衝撃を与えたロゼ峠がコースに組み込まれている。マドレーヌ峠での勝負にも注目だ。第19ステージは、多数の峠を通過する今大会最大の難所だ。そして最後は、23年ぶりにラ・プラーニュの頂上がフィニッシュ地点に設定されている。

第20ステージ〜第21ステージ:シャンゼリゼで決着

スイスとの国境地帯を通る第20ステージを経て、ツールは2年ぶりにパリのシャンゼリゼでフィニッシュを迎える。果たして第112回大会にはどんなドラマが待ち受け、誰が王者に輝くのだろうか。今大会から眼が離せない。

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