2025年に目白押し:大物海外アーティストたちの来日公演
パンデミックでライブ配信の機会が飛躍的に増え、スクリーンを通してアーティストの公演に気軽に接することができるようになった。だが、会場の熱気に包まれ、アーティストと観客が一体になって盛り上がる感覚は他には代えがたい。
2025年には大物海外アーティストの来日公演が数多く決まっている。今回はそんなアーティストと公演の見どころにフォーカスを当てていこう。
映画『トップガン マーヴェリック』の挿入歌や、アニメ『怪獣8号』エンディングソングで話題を集めるポップ・バンド、ワンリパブリック。
ワンリパブリックは通算6枚目となる最新アルバム『アーティフィシャル・パラダイス』を掲げて、この1月に東京と大阪にて単独来日公演を開催する。
シングル・アルバム共に全米1位を幾度となく獲得している、グラミー賞受賞アーティスト・マルーン5。2025年2月に東京ドーム3days公演を予定している。
前回2022年の来日公演は申し込みが殺到し、即日ソールドアウトとなったそう。公演の予習ができるプレイリストも公開されており、ライブに向けて盛り上がりを見せている。
英マンチェスター出身のノエル・ギャラガーと5歳下の弟リアムを中心とするロックバンド、オアシス。デビュー・アルバム 『オアシス』 がリリース30周年を迎えたことを記念し、2024年8月に15年ぶりとなる再結成と、2025年からのワールド・ツアーを発表した。
ノエルとリアムの兄弟喧嘩は有名で、そのエピソードには事欠かない。この再結成が果たして実現できるのか、または古い争いが再燃してツアーが台無しになるのではないかと心配するファンも少なくはない。
オアシスにとって2009年以来16年ぶりとなる来日公演は、2日間に渡り東京ドームで10月に開催予定。「日本のみんな。俺らは君たちのことを忘れてないぜ。オアシスが2025年に会いに行くよ」とコメントも発表している。
2025年3月に80歳を迎えるエリック・クラプトン。2年ぶりとなる来日公演が、今年4月に東京・日本武道館で開催されることが決定している。
日本武道館での公演回数は既に100回を越えており、海外アーティストとしておそらく永遠に破られることはないと思われる大記録を打ち立てている。
1980年のソロデビュー以来、全世界で絶大な支持を誇っている人気歌手、シンディ・ローパー。大の親日家としても知られ、2011年の東日本大震災の際には多くの来日公演が中止となる中、日本ツアーを敢行している。
現在は、北米からヨーロッパを回る現役最後のツアー「ザ・ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン・フェアウェル・ツアー」を開催中。6年ぶり、通算15度目となるシンディ最後のジャパン・ツアーは見逃せない。
1986年にカリフォルニア州バークレーで結成されたグリーン・デイ。全世界で7,500万枚以上のレコー ドを売り上げ、累計再生回数100億回を記録した、世界で最も売れているバンドのひとつである。
グリーン・デイの初来日公演は1996年であり、前座はHi-STANDARDが務めた。単独ツアーとしては2010年以来、実に15年振りとなる待望の来日公演は2月に予定されている。2024年1月に4年ぶりの新作『セーヴィアーズ』をリリースしており、今回のジャパンツアーはこのアルバムを携えてのパフォーマンスとなる。
いずれも人気アーティストの待望ツアーでそのチケット競争は過酷なものになりそうだ。だが、熱気あふれる会場に足を運び、一流のエンターテイメントに酔いしれる体験はほかにはない喜びをもたらしてくれるだろう。