2024年英国アカデミー賞のレッドカーペット:華麗なドレススタイルを振り返る
2年連続で英国アカデミー賞授賞式の会場となった、ロンドンのサウスバンク・センターにあるロイヤル・フェスティバル・ホール。センターに設けられたレッドカーペットではドレスアップしたスターたちが思い思いのポーズを取った。
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世界屈指の映画の祭典で個性を主張しすぎるのは少々時代遅れ。第77回英国アカデミー賞のレッドカーペットでもスターたちがエレガンスを極めたベストルック、あるいはワーストルックを披露した。ドレス姿をチェックしてみよう。
ヴァレンティノの赤にティファニーのジュエリーという完璧なコーディネートで姿を見せたデュア・リパ。どこまでも続くロングケープが印象的な、ピエールパオロ・ピッチョーリによる壮麗なドレスで大きな成功を収めた。
人々の期待に応え、今年のマーゴット・ロビーは各国のレッドカーペットに「バービー」スタイルで登場。英国アカデミー賞授賞式ではアルマーニ・プリヴェが手がけた圧巻のドレスで喝さいを浴びた。
つねに個性的なスタイルで輝きを放つフローレンス・ピュー。ロンドンを拠点とするデザイナー、ハリス・リードが手がけたシルバーのコルセットとケープをあしらったドレスでポーズ。
オリジナリティを表現しつつも非の打ちどころのない完璧ルックを披露するポール・メスカル。今回はグッチのスーツにカルティエのアクセサリをあわせた。
ユニークかつエレガントなデザインで会場を沸かせたタマラ・ラルフのオートクチュール。バラのモチーフをあしらった40年代風のパフスリーブがアクセント。
出演作の世界観を再現したのはマーゴット・ロビーだけではない。2度目のオスカー受賞がうわさされるエマ・ストーンも、主演作『哀れなるものたち』のベラ・バクスター役にオマージュを捧げてルイ・ヴィトンのオートクチュールを身にまとった。
ネックラインのカットが印象的なサーモンピンクのドレスはボッテガ・ヴェネタから。ティファニーのジュエリーとたっぷりのファーで仕上げた完璧スタイル。
ボス(Boss)のメンズスタイルで会場を沸かせたコールマン・ドミンゴ。ネイビーブルーのジャケットにワイドパンツ、胸元にリボン、腰にはサッシュと花を添えて、21世紀最もエレガントなスーツスタイルの完成。アクセサリはティファニー。
史上最も偉大なスーパーモデルの一人であるナオミ・キャンベルは、究極のエレガンスを身に着けた永遠のミューズであることを改めて証明。ヴィルジニー・ヴィアール率いるシャネルのチームによるトータルブラックのオートクチュールは長く語り継がれることだろう。
今回のレッドカーペットのベストルックの一つに挙げられるのがこちら。サビーナ・ビレンコが仕立てたアシンメトリーなドレスはゴージャスそのもので、チャリスラ・チャンドランの美貌を引きたてている。
世界的話題作『バービー』で「ケン」を演じたライアン・ゴズリング。目も覚めるようなグッチのホワイトスーツで存在感を示した。
深いネックラインのトップに、メタリックなディテールをあしらったホットパンツを組み合わせたトレンドスタイル。
レースとビーズで全体を仕上げた華麗なドレスはエリー・サーブから。エミリー・ブラントの意外な、しかしだれもが納得のセレクトだ。
つねにスタイリッシュなバリー・コーガン。今回のレッドカーペットではバーバリーのスーツにブシュロンのジュエリーをあしらい、エレガントにポーズを取った。
人びとの視線を集める大胆なカットにフェザーをあしらったロエベのホワイトドレス。
シンプルを極めたエレガントなディオールのドレス。ロマンチックな雰囲気がロザムンド・パイクをみごとに引きたてている。
ミュウミュウの個性的なコンビネーションで登場した長身のエマ・コリン。ブラックのトップにホットパンツ、透明ボトムのウエストに大きなリボンというスタイルは、彼女以外には考えられない。
すぐにもデザインスクールで取り上げられそうなケイト・ブランシェットのクラシックスタイル。深みのあるボルドーカラーにこだわりのあるショルダーデザイン、トップのチェーンがアクセントとなったドレスはルイ・ヴィトンから。
完璧そのもののバーバリースタイルを披露した英俳優のカラム・ターナー。その腕に飛び込むのはいったい誰だろう。
レッドカーペットの定番カラーのひとつ、シルバーのドレスを美しく着こなしたサンドラ・フラー。ルイ・ヴィトンのデザイン。
シンプルながら、胸元にエッジを聞かせたヴィヴィアン・ウェストウッドのホワイトドレスは圧巻の出来栄えだ。
フィービー・ディネヴァーはマリリン・モンローを彷彿とさせるルイ・ヴィトンのクラシカルなドレスで登場した。
ピンクとブラックのワンショルダードレスに50年代風のロンググローブがパーフェクトな組み合わせ。香港出身のデザイナー、ロバート・ワンのデザインによるもの。
この日のキーカラーの一つとなったレッドを、今年のトレンドである軽やかで透明感のある素材で仕立てたアルワリアのドレス。
オリジナリティあふれるプラダで会場の人々を沸かせたラシャーナ・リンチ。
ポイントとなるネックラインにビーズのフラワーモチーフをあしらったクラシカルな黒のベルベットドレス。アルマーニ・プリヴェの秀作。
個性的なカットの赤に挑んだモーフィッド・クラークは大成功を収めた。
シンプルかつゴージャスなディオールのヴィンテージドレスで、永遠のエレガンスを体現したキャリー・マリガン。
透明感のあるファブリックにビーズをあしらい、スワンネックを採用したフェンディ・クチュールのエレガントなドレス。この日を代表するベストルックの一つとなった。
トップにラインストーンのバラをあしらったキャロリーナ・ヘレナの見事なブラックドレスに、カルティエのジュエリーを合わせた完璧スタイル。
繊細なレースにビーズをあしらったアルマーニ・プリヴェの可憐なドレス。ヌードカラーがクレア・フォイの魅力を引きたてている。
Netflixのドラマでその美貌が話題となったミミ・キーンはシンプルかつ優美なドレスで登場。流れるようなデザインのエメラルドグリーンにメタリックな胸元がアクセントだ。
アマゾン・プライムのドラマ作品『ソルトバーン』のラストシーンに自曲が起用された歌手ソフィー・エリス・ベクスター。ラインストーンと花のモチーフをあしらった透明感のあるドレスで輝きを放った。手がけたのはアントニオ・リーヴァ、ショルダーのディテールにも注目したい。
ため息を誘う優雅なカットが印象的な、グッチのメタリックドレス。
今回の授賞式ではあまりみられなかった、大きく背中を開けたスタイル。トム・フォードが手がけたエレガントなグッチのヴィンテージドレスは高い称賛を集めた。
上下2か所にあしらったフリンジが動きのあるアクセントになっているロエベのメタリックドレス。
深いスリットと片腕ノースリーブが印象的な、アルマーニ・プリヴェのセンシュアルなアシンメトリードレス。