今年のレッドカーペットを彩ったドレススタイル50選
「VOGUE WORLD」2024に登場したイギリス出身のモデル、アレクサ・チャン。ロマンティックなクリーム色のシルクドレスに、胸元のバラと足元の赤がアクセントを添えている。
今年5月、メトロポリタン美術館で展覧会『Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(眠れる美への追憶:ファッションがふたたび目覚めるとき)』が開幕した。それに合わせて開催されたメットガラ2024に出席したゼンデイヤは、ジョン・ガリアーノのメゾン・マルジェラ(MAISON MARGIELA)の深いブルーのドレスをまとった。
オリンピックを控えた6月のパリで開催された「VOGUE WORLD」2024で、ジョーイ・キングは60年代の美学を体現するようなジバンシィのポンポンドレスでポーズをとった。
「VOGUE WORLD」2024にはブラジル人歌手アニッタも出席。バルマンの2024年春夏コレクションから大胆なカットのオートクチュールをセレクト、みごとに着こなした。
本イベントでホストを務めたカーラ・デルヴィーニュは円錐形をしたバストラインのトップにバレリーナ風のフラットシューズをあわせた挑戦的なスタイルで登場。オリジナリティを発揮した。
歌手のベッキー・Gも「VOGUE WORLD」2024でポーズ。存在感のある赤のロングスリーブドレスに、前髪を下ろしたカジュアルなヘアスタイルでアクティブに仕上げた。
中国出身の人気女優ファン・ビンビンは漢民族の伝統衣装「漢服(ハンフー)」で個性をアピール。「VOGUE WORLD」で最も独創的なルックのひとつとなった。
インドの実業家家モナ・パテルもヴォーグのパーティに駆けつけた。見事な白のアンサンブルに、パリ五輪にオマージュをささげた月桂樹の葉のティアラで視線を集めた。
テニス界の伝説、マリア・シャラポワはスキャパレリの真っ白なジャンプスーツにつま先がとがったヒールと小ぶりのクラッチバッグを合わせ、究極のカジュアルエレガンスを表現した。
ブラジルのインフルエンサーで「Gkay」として知られるGessica Kayanは、左右非対称のカットと芸術的なドレープが印象的なアースカラーのラテックスドレスでフラッシュを浴びた。
ファッションイベントに欠かせない存在といえばモデルのハイディ・クルム。今回はレヴァー・クチュールから、大きなスパイラルを描く左右非対称のチュールドレスを身にまとった。
次はカンヌ国際映画祭と並行して開催されるファッションイベント、amfARガラを見てゆこう。スウェーデン出身のモデル、エルザ・ホスクは白いドレスの印象的な襟元にフェザーをあしらい、黒のオペラグローブで仕上げて話題をさらった。
カンヌ国際映画祭でいくつかのプレミアに出席したブラジル人出身の女優、マリナ・ルイ・バルボーザは、インドネシアのデザイナーであるヨギー・プラタマが手がけたシルバードレスを着用してamfARガラにも出席した。繊細なフリンジが印象的だ。
amfARガラにおけるベストドレッサーの一人が、ドイツ出身のモデルで『トロイ』(2004)をはじめ数々の映画に出演した ダイアン・クルーガー。オリジナリティある表面加工とスリムなトレーンが特徴的なプラダのドレスを身にまとった。
元トップモデルのヘレナ・クリステンセンもカンヌ国際映画祭のレッドカーペットに登場。ドレープのあるネックラインに優雅なケープが風に流れる白いシフォンドレスを身にまとい、ポメラートのジュエリーで仕上げた。
5月のカンヌ国際映画祭でレッドカーペットに立ったシャニーナ・シャイクは、ズハイル・ムラドの2024年秋冬コレクションからハートネックラインのドレスとオーバーレイのトレーンで集まった人々を魅了した。
大女優メリル・ストリープもカンヌ国際映画祭に登場。ウエストリボンがアクセントになった、ディオールのゆったりしたドレスで輝きを放った。シンプルかつエレガントな着こなしのお手本だ。
ハリウッドではクラシックスタイルが流行しているようだ。なかでもタイ出身のトップ女優アラヤ・A・ハーゲートがカンヌでまとったバルマンのドレスは究極の一枚だ。
第77回カンヌ国際映画祭に、つま先から頭のてっぺんまで優美そのもののスタイルでナオミ・キャンベルが降臨。
カンヌ国際映画祭に登場したインフルエンサーのホフィット・ゴランは、シアー素材に一面のラインストーン、大きく開いたネックラインと最新トレンドのすべてを取り入れたばかりか、巨大なリボンまであしらった。
歌手でモデルのデュア・リパは4月に『タイム』誌が開催した「タイム100」ガラパーティーで、ウエストリボンが特徴的なシャネルの壮麗なシルバードレスでポーズをとって人々の視線をさらった。
ニューヨークのハーレムにあるスタジオ・ミュージアムのアートキュレーター兼館長、セルマ・ゴールデンも「タイム100」ガラパーティーに出席。現代的な幾何学プリントのドレスでセンスを示した。
アカデミー賞授賞式に出席したエマ・ストーン。ウエスト部分のフリルが印象的なルイ・ヴィトンのストラップレスドレスでポーズ。
アニャ・テイラー=ジョイは2024年アカデミー賞授賞式でディオール・オートクチュールのマーメイド風ドレスをセレクト。ティファニーのジュエリーで非の打ちどころないスタイルの完成。
同じくアカデミー賞授賞式のジェニファー・ローレンス。品のあるディオールのドレスで輝きを放った。
ローレンス・ピューはDEL COREの近未来的なメタリックドレスにブルガリのジュエリーを合わせた。
リリー・グラッドストーンは長いトレーンが印象的なストラップレスドレスをセレクト。ジュエリーメーカー「Ironhorse Quillwork」を主宰するジョー・ビッグ・マウンテンとグッチが共同制作したこの一枚は、この夜もっとも話題をさらったルックのひとつとなった。
幾何学的でカラフルなロエベの一着は今年のアカデミー賞で最も意外性に富んだスタイルのひとつとなった。
セレブの中でもとりわけ洗練を極めたのがスキャパレリの黒いドレスにカルティエのジュエリーという極上コーディネートのサンドラ・ヒュラー。
アメリカ・フェレーラは出演作『バービー』にオマージュを捧げ、ピンクをセレクト。アトリエ・ヴェルサーチによるメタリックドレスにポメラートのジュエリーを合わせた。
ラヴァーン・コックスが着用したのはミュグレーの1986年秋コレクションからセレクトしたヴィンテージガウン。ハートを描くゴールドのネックラインと黒のマーメイドスカートが圧巻のスタイル。
ラインストーンを一面にあしらったバレンシアガのドレスにロンググローブを合わせ、オールド・ハリウッド・スタイルを表現したミシェル・ヨー。
92歳のリタ・モレノは、1950年代のオールド・ハリウッドを彷彿とさせるフリル付きドレスと黒のロンググローブで堂々とポーズをとった。
独創的なデザインのロエベのモノトーンドレスでアカデミー賞授賞式に出席したグレタ・リー。
アカデミー賞授賞式ではあまり見られないオレンジカラーを選択して成功を収めたカーラ・ジェイド・マイヤーズ。ジョルジュ・シャクラのオートクチュール。
ペネロペ・クルスとシャネルという最強タッグは大イベントにいつだって花を添えてくれる。繊細なフリルをあしらったネックラインやチュールスカートが女性らしい、深い青のドレス姿は2024年SAG賞の授賞式で披露された。
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフはValdrin Sahitiの圧巻のガウンにDauphinのジュエリーをオン。2024年SAG賞でポーズをとった。
ヴェルサーチのドレスに身を包んだブリー・ラーソン。夢のような色調とオリジナリティあふれるスタイル、そして引き締まった腹部も称賛を浴びた。
アン・ハサウェイは独創的なカットで知られるアトリエ・ヴェルサーチの「SS15」シリーズで登場。ジュエリーはブルガリだ。
ネックラインを深くとったルイ・ヴィトンの赤いドレスをまとったエミリー・ブラントも人々の深いため息を誘った。
ルアール(LUAR)の独創的なドレスにジャンヴィト・ロッシのパンプスを合わせたアイオウ・エディバリー。
レッドカーペットのベストドレッサーといえばキャリー・マリガン。今回はとろけるようなゴールドのアルマーニ・プリヴェに身を包んだ。
『リトルマーメイド』実写版でブレイクしたハリー・ベイリー。ドルチェ&ガッバーナの深いワインカラーで完璧なルックを披露した。
2月に開催された英国アカデミー賞(BAFTA)でのエマ・ストーン。『Poor Things』で演じたベラ・バクスターを思わせるルイ・ヴィトンのカスタムドレスでポーズをとった。
エリー・サーブによるラインストーンをちりばめたシアー素材のドレスでエミリー・ブラントは一層の輝きを放った。
カナダ出身の女優テイラー・ラッセルはフェザーをあしらったロエベの白いガウンをまとい、並み居るセレブの間で輝きを放った。
シンプルな中にこそ洗練されたエレガンスがあることを証明してみせたロザムンド・パイク。ロマンティックな仕立てのドレスはディオールから。
女優フィービー・ディネヴァーがクラシカルなドレスでオマージュを捧げたのは、ファッション界における永遠のアイコン、マリリン・モンロー。
今年2月のグラミー賞授賞式で、アルマーニ・プリヴェのシックなガウンでフラッシュを浴びた女優ジャネール・モネイ。
2024年のグラミー賞で人気を集めたゴールドとアースカラーのルック。その中でも最高とされたのがこのゴージャスなヴェルサーチだ。