2023年9月に亡くなったセレブたち

9月21日、ブラジルの女子バレーボール選手バレウスカ・オリベイラがサンパウロの高級住宅地ベラビスタにそびえる建物の17階から転落、43歳で死去した。ブラジル警察当局が事件性の有無を調査している。

映画『8 Mile』（2002年）に出演し、エミネムとラップバトルを繰り広げたことで知られる米俳優ナショーン・ブリードラブが46歳で死去した。母親がフェイスブックを通じ、ブリードラブはニュージャージーの自宅で就寝中に亡くなったことを明らかにした。

写真：『8 Mile』（Universal）

アイルランド出身の俳優マイケル・ガンボンが9月28日、肺炎のため82歳でこの世を去った。同じくアイルランド出身の俳優リチャード・ハントンの死後、2004年に『ハリー・ポッター』シリーズのダンブルドア校長役を引き継ぎ、以降6本の同シリーズ作品に出演した。テレビから映画まで数多くの作品で活躍、演劇界における幅広い功績をたたえられナイトの爵位を授与されている。

人気を博したTVシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』のイリヤ・クリヤキン役や、『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』の検死官、ドナルド・"ダッキー"・マラード役で知られるイギリスの俳優デヴィッド・マッカラムが9月25日、ニューヨークの病院で死去。90歳で老衰による自然死だった。

イギリスのサッカーチーム、シェフィールド・ユナイテッドに所属する女子サッカー選手、マディ・キューザックが9月20日に27歳の若さで急逝。死因は明らかにされていないが、警察関係者は不審死ではないとしている。

イギリスのインフルエンサー、ニッキー・ニューマンは2018年に転移性乳がんが見つかり、闘病生活を経て9月18日に35歳で逝去した。ファンに向けた本人のメッセージをSNSのアカウントで見ることができる：「あなたがこの投稿を目にしているということは、私がこの世を去ったことを意味しています。ステージ4の癌と診断されてから5年半も生きることができ、私は幸運でした」

写真：Instagram (nicknacklou)

スペインの伝説的ラジオパーソナリティで、スポーツジャーナリズムの発展に貢献し数多くの賞を受賞したペペ・ドミンゴ・カスターニョが感染症に起因する敗血症で倒れ、マドリード市内の病院に運ばれそのまま帰らぬ人となった。享年80。

ラスベガスのR&Bガールズグループ「702」のメンバー、歌手アイリッシュ・グリンステッドが43歳で死去した。アイリッシュの姉のレミーシャ・グリンステッドがSNSを通じて悲報を伝えた：「大変残念なことに、大切な妹でバンドメンバーでもあるアイリッシュが今夜死去したことをお伝えします。アイリッシュは外見だけではなく内面も美しい人で、長い闘病生活を経て安らかな眠りにつきました」

『ザ・ヤング・アンド・ザ・レストレス / The Young and the Restless』等のテレビドラマに出演、3度のエミー賞受賞に輝いた米俳優ビリー・ミラーが43歳で死去した。米メディア『ページ・シックス』等によればミラーは双極性障害と闘っていたという。ミラーの遺族も声明を通じ、本人は病との戦いに敗れてみずから命を絶ったことを明らかにした。

9月15日、ポルトガル出身のユーチューバー、ティアゴ・エウジェニオが28歳でこの世を去った。エウジェニオは6月23日にポルトガル南部のアルガルヴェの高速道路で交通事故に遭って重傷を負い、ファロ市内の病院で約80日間昏睡状態に陥っていた。

写真： Instagram (@tiagoeugenio.oficial)

コロンビア出身の芸術家フェルナンド・ボテロがモナコの自宅で、肺炎により91歳で死去した。太った動物や人物を表現した絵画や彫刻作品で世界的に知られている。今年5月5日に妻で画家のソフィア・ヴァリが亡くなってから4か月後のことだった。

ボディビル大会の最高峰「ミスター・オリンピア」に出場したイギリス出身のボディビルダー、ニール・カリーが死去したと遺族がSNSを通じて明らかにした。享年34。死因は明らかにされていない。

写真: Instagram - @machinementalitymerchandise

70年代から80年代にかけてフラメンコとポップスの歌手として一世を風靡したスペインの歌手、マリア・ヒメネスが9月7日に73歳でこの世を去った。数年前から肺がんと闘っていたという。

モルドバ出身の女子サッカー選手、ヴィオレタ・ミトゥルがアイスランドで登山中に転落、26歳で死去した。ミトゥルはアイスランドのサッカーチーム「ヴォプナフィヨルズル」に所属しており、チームメイトと地元の山岳地帯に出かけて悲劇に見舞われた。

9月4日、米ロックバンド「スマッシュ・マウス（Smash Mouth）」の元リードシンガー、スティーヴ・ハーウェルが56歳でこの世を去った。アルコール摂取に起因する肝不全のため入院しており、最後は自宅に戻りホスピスケアを受けていたという。

タンパベイ・バッカニアーズとバッファロー・ビルズで活躍した元NFL選手のマイク・ウィリアムズが36歳で死去。働いていた建設現場で鉄骨落下事故に遭い、その際に受けた負傷がもとで帰らぬ人となった。

米人気歌手でベストセラー作家としても知られるジミー・バフェットが76歳でこの世を去った。代表作のタイトルから名前をとったレストラン「マルガリータヴィル」を各都市に展開、大きな財を成したことでも知られる。米メディアによれば4年前に進行性の皮膚がんと診断され、闘病生活を送っていた。