成功を手にしたセレブたちの辛苦をなめた幼少期
ジム・キャリーは幼い頃に父親が失職したため、叔母の家の庭にテントを張って暮らしていた。さまざまなインタビューで本人が語っているように、家族を支えるために15歳で学校を辞めざるを得なかったが、俳優として大成功を収めた。
『ロサンゼルス・タイムズ』紙のインタビューに対し、レオナルド・ディカプリオは「問題が多い地域で悪い仲間に囲まれて育った。母親は働いていたがつねにお金が足りなかったし、3、4歳の頃から、薬物が人々に悪い影響を及ぼすのを見てきたよ」と語っている。
今回は経済的な事情などから厳しい子供時代を過ごした有名人たちをご紹介しよう。
『ハリー・ポッター』シリーズの作者は、月末には生活が苦しくなるようなシングルマザーだった。暴力をふるう夫と別れ、カフェに通いながら架空の人物に息を吹き込み『ハリー・ポッター』を書き上げた。
サラ・ジェシカ・パーカーには7人の兄弟姉妹がおり、大家族の苦しい家計は公的支援団体によって支えられていた。
セレーナ・ゴメスの母親は16歳で彼女を産み、シングルマザーとして経済的に苦しい立場におかれながら彼女を育て上げた。
ジャスティン・ビーバーは母親が10代の時に生まれた。父親が不在でほとんど収入もない家庭に育ち、音楽学校に通うことができずすべてを独学で身に着けた。しかも学校では他の生徒たちに貧しい境遇をからかわれたという。
ハル・ベリーもつねに金銭的に恵まれていたわけではない。かつて、両親が別れたときには母親と共に保護施設で暮らさなければならなかったほどだ。
ラッパーのジェイ・Zは有名になる以前、アメリカで最も危険とされる地域の一つであるブルックリン郊外に住んでいた。そこで過ごした少年時代には、いくつかの薬物に手を出すこともあったという。
ジェニファー・ロペスは打ち込んでいたダンスのレッスンを続けるべく、ブロンクスの自宅を家出。しかし家賃を払うお金がなかったのでダンススタジオで寝泊まりしていたと、『W』誌のインタビューで語っている。
俳優のマーク・ウォールバーグは9人兄弟の末っ子だ。両親と共に3ベッドルームのアパートに住んでおり、 14歳で通学を放棄してバンド活動を始める。その後のテレビCMへの出演がきっかけとなり、人生が大きく変わった。
デミ・ムーアも苦難に満ちた幼少時代を過ごした。父親が家族を捨てたため、多くの問題を抱える母親と一緒に暮らさなければならなかったばかりか、経済的にも厳しい状況におかれた。
米国で最も裕福な女性の1人であるオプラ・ウィンフリーだが、困窮した子供時代を送った。母親に捨てられ、代わりに祖母に育てられたが、孫に服を買い与える余裕もなかった祖母はジャガイモの袋で洋服を仕立ててくれた、と語っている。
6代目ジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグも下積み時代に苦労を重ねた一人だ。低賃金でウェイターをしながらオーディションに参加、家賃が払えずロンドンの公園のベンチで夜を過ごした日もあった。
母親が刑務所暮らしをしていたためレイトン・ミースターは刑務所で生まれ、一時期をそこで過ごした。
エミネムの幼少時代も苦難に溢れていた。彼が生後わずか6か月のときに父親は家族を捨て、母親は定職を得られずあちこちを転々とする生活を余儀なくされた。最終的にデトロイト郊外に落ち着いたもの、エミネムはなかなか母親と良好な関係を築くことはできなかった。