西田敏行さんが東京都世田谷区の自宅で死去:死因は虚血性心疾患

西田敏行さんが死去
死因は虚血性心疾患
最近は病気に悩まされていた
西田さんのキャリア
TVドラマや映画での活躍
代表作となった『釣りバカ日誌』
歌手としても活動
相次ぐ病気やケガ
満身創痍の状態
共演者たちの追悼メッセージ
西田敏行さんが死去

日本を代表するベテラン俳優のひとり、西田敏行さんが東京都世田谷区の自宅で10月17日にこの世を去ったという。享年76。

死因は虚血性心疾患

『産経新聞』によれば、関係者から西田さんが「自宅のベッドで冷たくなっている」という通報があり、現場に駆け付けた救急隊が死亡を確認したとのこと。所属事務所によれば、死因は虚血性心疾患だったという。

 

最近は病気に悩まされていた

エンタメサイト「NEWSポストセブン」によれば、最近の西田さんは杖と車いすがないと外出できない状況だったが、病をおして『劇場版 ドクターX』の撮影に臨んでいたという。

西田さんのキャリア

西田さんは1947年生まれで、福島県郡山市出身。1970年に劇団青年座から俳優デビューを果たした。その後、TVドラマ『特捜最前線』や『西遊記』といった人気作に出演し、注目を集めた。

TVドラマや映画での活躍

さらに、1981年にはNHK大河ドラマ『おんな太閤記』では豊臣秀吉役を演じて人気を博す。また、銀幕では、『植村直己物語』(1986年)で主役の植村直己を演じた。この作品は雪山で消息を絶った冒険家の人生を追うものだけあって、その制作は極地ロケを含む過酷なものだったが、西田さんは果敢に撮影に挑んだ。

代表作となった『釣りバカ日誌』

その後、映画『釣りバカ日誌』シリーズで三國連太郎さん(故人)と共演。この映画で演じた主役のハマちゃんは西田さんの当たり役のひとつとなった。

画像:『釣りバカ日誌』のクランクアップで三國連太郎さん(写真右)、浅田美代子さん(同左)とともに写真に納まる西田さん(Kyodo News Images)

歌手としても活動

俳優として活躍する一方で歌手としても積極的に活動し、「もしもピアノが弾けたなら」をはじめとする名曲を生み出した。また、NHK紅白歌合戦には歌手として出場しただけでなく、司会者や審査員としても参加している。

 

相次ぐ病気やケガ

このように日本のエンタメ界で大きな存在感を発揮してきた西田さんだが、プライベートでは相次ぐ病気やケガに悩まされていた。『スポーツニッポン』紙いわく、2001年に頸椎症性脊髄症(頸椎の変形によって手足のしびれを生じる病気)が発覚したほか、その2年後には心筋梗塞によって一時は生死をさまよう状態に陥ってしまった。

画像:米国人俳優トミー・リー・ジョーンズさん(写真左)とともに

満身創痍の状態

さらに、2016年にはベッドから転落して頸部を負傷。同じ年に胆嚢炎も発症するなど、満身創痍の状態だったとのこと。

共演者たちの追悼メッセージ

FNN放送によれば、西田さんの訃報が伝えられると、『ドクターX~外科医・大門未知子』シリーズで共演した米倉涼子さんや、映画『陽はまた昇る』で共演した渡辺謙さんなど、日本を代表する大物俳優たちが続々と追悼メッセージを寄せているとのこと。西田さんの冥福を祈ろう。

画像:『終戦のエンペラー』のプロモーションにて、初音映莉子さん(写真中央)、中村雅俊さん(同左)とともに

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