美容整形で変わり果ててしまったセレブたち
大規模な美容整形はもちろんのこと、プチ整形だって必ず成功するとは限らない。かなりの数のセレブもリタッチの末に顔つきが変わり果て、しまいにはだれだかわからなくなってしまった人もいる。今回はそんなセレブたちのビフォーアフターを見てゆこう。
『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で一躍注目を浴びるようになった5人姉妹の三女、クロエ・カーダシアン。たびたび容貌が変化することで知られるセレブの1人だ。
『ELLE』誌によれば、「インスタグラムで『昔の顔が恋しくない?』と尋ねるファンに対し、キッパリと「No」と返事をした」という。
2001年公開の『ブリジット・ジョーンズの日記』で世界中の人々を魅了したレネー・ゼルウィガー。役作りで13kgも体重を増やし、その後ゆっくりと元の体重に戻してみせた。だが、外見の変化はそれだけではなかったようだ。
さまざまな整形を試した結果かなり顔つきが変わってしまい、2014年には上のような外見になっていた。
上の画像は80年代を席巻したポップの女王、マドンナの姿。後年に何度も整形にトライした彼女は、いったいどういうふうになっただろう。
ニューヨークで開催された、イタリア発のブランド「マルニ」の2023年春夏コレクション発表会に出席したマドンナ。すでに、往年のポップの女王とはわからなくなっている。
ジーン・ワイルダー監督・主演の『ウーマン・イン・レッド』(1984年)で魅力的な美女を演じたケリー・ルブロックを覚えているだろうか?
プチ整形を重ねたいったブロック、2019年には上のようなルックスになっていた。
ロックバンド「ニルヴァーナ」の故カート・コバーンの妻として知られ、自身もカリスマ的な歌手で女優のコートニー・ラブは、90年代には魅力的なルックスの持ち主だった。
2009年に「エル・スタイル」が行ったキャンペーンに登場したコートニー・ラブは、本人とはわからない外見になっていた。整形外科選びはあまり得意ではなかったようだ。
上の画像は1988年、マシュー・ブロデリックと並ぶ若き日のヘレン・ハントの姿。
アカデミー賞およびゴールデングローブ賞という輝かしい受賞歴を持つ女優ヘレン・ハントだが、最近は年齢による劣化に加えて成功とはいいがたいリタッチのせいで、ルックスに変化が生じている。
フランス出身の双子兄弟グリシュカとイワン・ボグダノフは1980年代に人気科学番組の司会を務めて有名になった。同時に、年を追うごとに変わっていく顔でも注目の的に。
2022年1月、二人とも新型コロナウィルス感染症にかかり1週間以内に相次いで亡くなった。ワクチン未接種とされている。両者はあごや唇のサイズがどんどん変わっていくにもかかわらず整形のうわさを否定し、人々の憶測を呼んでいた。
だれだかわからなくなった有名人で忘れてはならない一人が、ファッションデザイナーのドナテラ・ヴェルサーチ。整形前の姿は今とはってはだれも思い出せないほど。上の画像は1991年、兄の故ジャンニ・ヴェルサーチと女優エリザベス・テイラーと並ぶドナテラ・ヴェルサーチ(右端)。
上の写真は2016年のもの。長年にわたり受けてきた整形の結果、以前とは似ても似つかない容貌に。
美容整形のしすぎで有名となった、スイス出身のソーシャライトであるジョセリン・ウィルデンシュタインも忘れてはならない。
ジョセリン・ウィルデンシュタインは猫のようなルックスになるために整形を繰り返したとされ、「キャットウーマン」の異名でも知られている。残念ながら狙いどおりの外見とはならなかったようだ。
名声をキープするためには、実年齢よりも若々しくあらねばならないと思い込んでいるスターも多い。ララ・フリン・ボイルもその一人だったようだ。
ビバリーヒルズで行われた「AMT's 2017 D.R.E.A.M」に参加したララ・フリン・ボイル、すでにかつてのナチュラルな容貌は失われている。
1976年の人気映画『キングコング』への出演で知られ、ハリウッドでもっとも魅力的な女優とされたジェシカ・ラング。
その後、さまざまな手段に訴えて時の流れに逆らおうとしたことは上の写真からも明らかだ。
スター本人だけではなくその家族が美容整形にハマってしまうこともある。シルベスター・スタローンの母親ジャッキーがその例だ。
ジャッキー・スタローンは2020年9月に98歳で亡くなったが、人生の後半には以前とはまったく違う顔つきになっていた。
メラニー・グリフィスも整形の行き過ぎで知られている女優の一人。
上の画像は2022年公開のスラッシャー映画『ハロウィン THE END』のワールドプレミアでポーズをとるメラニー・グリフィス。もはや若い頃の面影は見当たらない。
マイケル・ジャクソンの姉ラトーヤ・ジャクソンも、長年にわたり顔が少しずつ変化していったセレブの一人。上の写真は1986年のもの。
上は2020年、「ハリウッドの殿堂入り」が決まったアンディ・マダディアンを祝うラトーヤ・ジャクソンの姿だが、むかしとはすっかり別人だ。
80年代に俳優として高い人気を博し、のちにプロボクサーに転向したミッキー・ローク。しかし、美容整形については成功を収めたとはいいがたいようだ。
1990年代には一連の美容整形によりミッキー・ロークの顔はすっかり変わってしまい、仕事はもちろん私生活でもトラブルが続いた。ロークはオンライン新聞『Mail Online』に対し、「ボクシングで怪我した顔を元通りにするための整形だったが、頼む相手をまちがえてしまったようだ」と回想している。
ジャニス・ディキンソンは80年代にアメリカでもっとも人気の高いスーパーモデルの一人として活躍、ナチュラル・ビューティの代表とされていた。
しかしその後、整形を繰り返した挙句どうしていいかわからなくなったらしい。むかしの面影は見当たらなくなっている。
スクリーンを通じ、ピュアな美しさで世界中で何百万もの人々を魅了したメグ・ライアン。しかし残念なことに、そんな彼女もこのリストの一人となっている。
2016年のトニー賞授賞式に出席したメグ・ライアンは、『恋人たちの予感』(1989年)で見せた姿とは似ても似つかない容貌となっていた。