200メートル近いロングトレーンのドレスを披露したケイティ・ペリー
米シンガーソングライターのケイティ・ペリーは、いつだって人々をあっと言わせる術を心得ている。音楽はもちろんマーケティングでも業界随一の才能を発揮する彼女は、最近も意表を突いた演出で話題をさらってみせた。
パリで開催されたオートクチュール・ファッションウィークに登場したケイティ・ペリー。バレンシアガによる赤いベルベットのミニドレスを身にまとっていたのだが、ドレスにはなんと200メートル近い長さのトレーンがついていたのだ。
リムジンで会場に到着したケイティ・ペリーは、ファッション誌に刻まれるであろう圧巻のドレスを身にまとってレッドカーペットに降り立った。フラッシュを浴びて歩く姿は、もちろん世界中の雑誌を飾ることを意識している。
ドレスにあしらわれたトレーンの全長は200メートル近く。ペリーがリムジンを降り立った後、詰め掛けた報道陣の目の前で約40秒間にわたりトレーンが少しずつ繰り出されていった。もちろん会場は大いに盛り上がった。
リムジンから繰り出されていくトレーンには、これも長々と文字がデザインされていた。もちろん、ペリーは世界中のメディアがその内容を取り上げることを承知している。
バレンシアガのドレスにあしらわれたトレーンには、何がデザインされていたのだろう? それはほかでもない、ペリーの新曲『Woman's World』の全歌詞だった。
トレーンには「ここは女性たちの世界。ここで生きるあなたは幸運の持ち主」といった新曲の歌詞がデザインされている。
こうして世界的なファッションイベントを舞台に、ペリーは史上最も長いトレーンドレスで話題をさらったばかりか、7月11日発売予定の新曲の歌詞をお披露目したというわけだ。
ケイティ・ペリーはファッションと音楽をユニークな方法で組み合わせることで知られ、ファッションイベントでもミュージックビデオでも独自の世界観を示してきた。
そして、今回は200メートル近いロングトレーンを引く圧巻のドレスを身にまとい、レッドカーペットを歩いて見せた。長いすそに足を取られて転倒しなかった点も、さすがというほかないだろう。