米俳優ジョン・アシュトン(76)が死去:『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズで活躍
映画『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズでエディ・マーフィーと共演し、ジョン・タガート巡査役で人気を博した米俳優ジョン・アシュトンが9月26日、76歳で死去した。
エンタメサイト「TMZ」によれば、ジョン・アシュトンはがんを発症して闘病生活を送っており、コロラド州フォートコリンズの自宅で息を引き取ったという。
俳優としてのキャリアは50年以上にわたり、200を超える舞台や映画、テレビドラマ作品に出演した。
長いキャリアにおける代表作は『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズで、このときのジョン・タガート巡査部長役があたり役となっている。
エディ・マーフィ主演の『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズは4作品あり、ジョン・アシュトンはそのうち3作に出演している。2024年にNetflixで公開した最新作『 ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』が彼の遺作となった。
多くの人にとり、アシュトンはなかなか年を取らない不思議な俳優となっている。というのも、1984年の『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズ第1弾でタガート巡査部長役を務めたときには、実年齢よりもずっと上に見えるようなメイクを施していたのだ。
さらに、当時の彼は36歳だったのだが前世紀と今世紀では36歳といってもかなり雰囲気が変わってくるだろう。
『ビバリーヒルズ・コップ』でローズウッド刑事を演じ、アシュトンと共演したジャッジ・ラインホルドはまっさきに追悼メッセージを投稿した一人だ。
ジャッジ・ラインホルドはSNSのアカウントに次のように投稿した:「スクリーンの中でも外でも笑いにあふれた40年でした。兄弟ともパートナーともいえるジョンあるいはタガート巡査は、この世を満喫したことと思います。ただし天国ではタバコはご法度でしょうね」
画像:Judge Reinhold / Instagram
『ビバリーヒルズ・コップ』のほかにも、アシュトンはロバート・デ・ニーロと共演した『ミッドナイト・ラン』(1988年)や『キングコング2』(1986年)など数多くの作品に出演し、ベテランわき役として人気を博した。
さまざまな役をつとめたジョン・アシュトンだが、人々の瞼に浮かぶのはやはり、エディ・マーフィ演じるアクセル・フォーリーと駆け回るタガート巡査部長の姿だろう。ベテラン俳優の冥福を祈ろう。