3つの「認知反射テスト」に挑戦!:マサチューセッツ工科大学で提案された知能検査
2005年、マサチューセッツ工科大学(MIT)の心理学者シェーン・フレデリックが研究論文の中である知能検査を提案。
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「認知反射テスト」(CRT)と呼ばれるこのテストは、世界一簡潔な知能テストですが、だからといって簡単だというわけではありません。
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この知能検査は一見シンプルな3つの問題でできていますが、実はなかなかの難問。
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というのも、3問全問正解したのはわずか20%未満。つまり、10人中8人はどれか1問以上間違えてしまったということです。
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カギは直感に頼り過ぎないこと。正解を言われれば当たり前に思える問題でも、思いつきに任せると間違えてしまいます。いざ「認知反射テスト」に挑戦してみましょう。
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思いつきにこだわってはいけません。じっくりと考えて正解を導きだしてください。
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野球ボール1つとバット1本を買うと合計は110円です。バットがボールより100円高いとすると、ボールの値段はいくらでしょう?
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ボールは5円、バットは105円です。直感的にはボールが10円だと考えてしまいがちですが、それでは合計120円になってしまいます。
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5台の装置で5つの製品を製造するのに5分かかる時、100台の装置で100個の製品を作るには何分かかりますか?
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無論、5分です。5分間で装置1台あたり製品を1つ製造することができるのですから、100台あれば100個できます。
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ある湖には風変わりなハスが群生しています。そのハスは毎日、2倍に増殖するのです。ハスが湖全体を覆いつくすのに48日かかったとすると、湖面の半分を覆いつくすまでにかかった時間は何日でしょう?
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答えは47日。1日で2倍に増えるのですから、湖全体を覆いつくした日の前日には湖面の半分を覆っていたはずです。
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それにしても、一見簡単そうな問題に手こずってしまう人が多いのは一体なぜなのでしょうか?シェーン・フレデリックはこれについて次のようなわかり易い解説をしています。
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シェーン・フレデリックによれば認知活動には2種類あるといいます。一つは直感的で素早い認知活動、もう一つは意識的で時間のかかる思考です。
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「認知反射テスト」の問題は直感的な認知活動に頼ると間違えてしまうようにできており、正解するには意識的な思考が必要なのです。
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直感的にはそれぞれ10セント、100分、24日などと答えてしまいがちですが、それは不正解です。
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