「デミ・ムーアってだれ?」:ブルース・ウィリスの症状が進行
時の流れは早い。ブルース・ウィリスが「失語症」と診断され、俳優業から引退することを家族が公表してからすでに2年が経つ。さらに今年2月には、「前頭側頭型認知症」という具体的な診断が下された。
世界中の人々に愛された俳優ブルース・ウィリスが失語症にかかったことを発表してからというもの、最新ニュースがあるたびに多くの人がまるで家族の一員のことのように一喜一憂している。
ブルース・ウィリスの元妻で、彼との間に3人の娘を授かったデミ・ムーアは、今年2月にウィリスが認知症と診断されたことでいったいどんな心境に置かれているのだろう。
芸能ニュースサイト「クローザー・デイリー」によれば、ブルース・ウィリスは元妻のこともわからないほど病状が悪化しており、デミ・ムーアは深い悲しみに暮れているという。
「デミはブルース・ウィリスが自分を認識できなくなっていることに気づき、病状がどれほど悪化していたかを理解したのです」 むろんデミが大きな衝撃を受けたことは想像に難くない。
デミ・ムーアにとってさらにつらいことに、ブルース・ウィリスは現在の妻エマ・ヘミングと彼女との間に生まれた娘たちのことは認識できるというのだ。
前述のメディアによれば、デミ・ムーアとの間に生まれたルーマー・ウィリス(34)が今年4月に誕生したブルースの初孫ルレッタ・アイズリー・トーマス・ウィリスとやってくると、ブルース・ウィリスは飛び上がらんばかりに喜びを表すのだという。
2000年に離婚したものの、ブルース・ウィリスとデミ・ムーアは仲のよい友人として、そして3人の娘の親として、つねに良好な関係を保ってきた。
ブルース・ウィリスの認知症がわかってからというもの、デミ・ムーアはつねに彼の家族を近くから支え、献身的にサポートしている。そのため今年前半には、デミ・ムーアがブルース・ウィリスの家に引っ越したといううわさが流れたほどだ。
芸能ニュースサイト「クローザー・デイリー」によれば、ブルース・ウィリスは認知症の影響でときおり"攻撃的"になることもあるようだ。
この病気では認知機能に加えて筋力も衰えていくことから、ブルース・ウィリスの周囲の人々への依存度は今後も徐々に高まっていくことになる。
ブルース・ウィリスが認知症から完全回復する可能性はきわめて低い。父あるいは夫を支える家族は、これからもそのつらさに耐えていかなければならないだろう。