セレブたちの財テク:暗号通貨に投資したスターは?
宗教のように崇める人もいれば、マルチ商法に近いバブル現象だとする人もいる注目の暗号通貨。一般の人はもちろんセレブたちも注目している。
今や国家指導者をも始め、多くの人々が暗号通貨に投資している。迅速かつリスクのない方法で利益を得たいと思うのはセレブスターも同じ。今回は暗号通貨に投資した有名人たちをご紹介しよう。
写真: Unsplash - André François McKenzie
資産家として知られるパリス・ヒルトンは、かなり以前から熱心な投資活動を行っている。「LydianCoinのイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に参加するのが楽しみ」と語っているように、2017年からベンチャー企業のICOに関与している。ICOとは、新規仮想通貨を販売し資金調達を行う仕組みを指す。
金融の魔術師イーロン・マスクは、2021年2月、15億ドル相当のビットコインを購入した。『BBCラジオ』によれば、イーロンはテスラを通じて取引を行ったが、その動きに伴い暗号通貨の価値が17%も上昇し、44,220ドルという当時最高の記録に達した。偶然の産物ではないことは明らかだ。最終的には暗号通貨の価値が下落し、イーロン・マスクに暗号資産市場を操られた形となった。
オスカー女優のグウィネス・パルトロ―は、暗号通貨決済の新興企業『Abra』の顧問を務めただけでなく、自身のウェルネス&ライフスタイルブランド『Goop』のWEBサイトでビットコイン初心者に向けて投資の始め方の記事を公開している。
イギリス出身の俳優ヒュー・ロリ―は友人から2015年にビットコインへの投資を勧められ、5,000ドルを投資した。
メル・Bことメラニー・ブラウンは2012年、リリースした楽曲の決済手段として初めてビットコインを取り入れた歌手だ。結果、元スパイス・ガールズの彼女は、自身の記録を塗り替えるほどの売り上げを達成した。「私達の生活を快適にしてくれるこの新しいテクノロジーが気に入ってるの」Twitterでそう語っている。
暗号通貨の投資会社『A-Grade Investments』を共同創業した俳優のアストン・カッチャーは、以前からビットコインに多大な投資をしている。ドナルド・トランプ米大統領の就任前には「彼が取りうる経済対策から財産を守るにはビットコインが最適だ」とツイートしていた。
暗号通貨を利用した音楽配信サービスという発想で『Audius』は生まれた。2021年9月にはケイティ・ペリー、ジェイソン・デルーロ、スティーヴ・アオキ、ザ・チェインスモーカーズらのミュージシャンがこのプラットフォームの資金調達ラウンドに参加している。
2018年1月、ケイティ・ペリーは5つの暗号通貨のロゴ(ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ステラー、モネロ)をネイルに施した写真をInstagramに投稿している。
写真:Instagram - @katyperry
プロバスケットボール選手のケビン・デュラントは投資企業「Thirty Five Ventures」の共同創業者であるだけでなく、コインベースに最初に出資した一人だ。他にも様々な分野に投資している。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のアリア・スターク役で知られるメイジ―・ウィリアムズは、2020年末までにビットコインを購入すべきかどうかを、Twitterで問いかけた。53%が反対票を投じたにもかかわらず、彼女は翌日こうツイートしている。「アドバイス ありがとうございました。とりあえず買ってみました」
Twitterの共同創設者であるジャック・ドーシーは、自身のプラットフォームを通じて誰もがビットコインを利用できるよう可能な限りのことをすると明言した。
「セレーナ・ベンチャーズ」はプロテニス選手のセレーナ・ウィリアムズが2014年に設立したベンチャーキャピタルだ。同社は複数の企業やカリフォルニア州に本社を置く暗号資産取引所「コインベース」に出資していた。
元プロボクサーのフロイド・メイウェザー・ジュニアは、Stock、Centra、Hubii NetworkなどのICO(新規通貨公開)の常連だ。2017年にはビバリーヒルズでビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨を購入したことをお決まりのようにTwitterで自慢している。
女優のリース・ウィザースプーンは、投資額こそ明かさなかったものの、初めてイーサリアムを購入したことをTwitterで報告した。彼女の起業家としての活躍を考えれば、暗号通貨でも多くの利益を手にしたことだろう。
億万長者のラッパー、ソングライター、音楽プロデューサー、そして起業家でもあるジェイ・Zは、いち早く500BTCを購入していた。1ビットコインが約27,000ドルなので、1350万ドル相当の価値があることになる。
フィリピンの政治家で元プロボクサーのマニー・パッキャオは、2019年、自身の暗号通貨であるPacトークンを立ち上げた。彼のマーチャンダイジングからアイテムを購入する際に使用することができる。
2013年、ラッパーのスヌープ・ドッグは次回のアルバムの支払いにビットコインを受け付け、そのアルバムはドローンで配達されることをTwitterで発表した。このときは暗号通貨での支払いは実現されずスヌープ・ドッグは発言を後悔したが、それ以降は実際にビットコインでアルバムを購入できるようになった。
NBAのダラス・マーベリックスのオーナーであるマーク・キューバンは暗号通貨の熱心な支持者だ。『Real Vision Finance』誌のインタビューで、投資のポートフォリオは60%がビットコインで、30%がイーサリアムだとしている。
テクノロジー分野に特化した「Sirin Labs」は、メッシをブランド大使兼イメージキャラクターに起用した。ブロックチェーン技術を応用したスマートフォンは、イーサリアムの取引に直接アクセスできるネイティブアプリを導入している。
ラッパーのピットブルはビットコイン投資の先駆者の一人であったことを2012年のCNBCのインタビューで告白している。投資がうまくいったので、音楽分野での決済に使用する独自の暗号通貨「Smackathon」を2018年に立ち上げた。
元ボクサーのマイク・タイソンは、世界中でビットコイン大使のような存在になっている。2015年にはビットコイン・ダイレクト社と共同で「ビットコインATMシステム」というデジタルウォレットも立ち上げた。