撮影中に起こった悲惨な死亡事故

撮影中に悲劇に見舞われた俳優たち
サラ・ジョーンズ:『ミッドナイト・ライダー』(制作中止)撮影中の事故(2014年)
ヴィック・モローと2人の子役『トワイライトゾーン/超次元の体験』撮影中の事故(1982年)
ジョン=エリック・ヘクサム:テレビドラマ『トップモデル諜報員 カバー・アップ』撮影中の事故(1984年)
ブランドン・リー:『クロウ/飛翔伝説』撮影中の事故(1993年)
ポール・マンツ:『飛べ! フェニックス』撮影中の事故(1965年)
アート・ショル:『トップガン』撮影中の事故(1985年)
ジョン・ジョーダン:『キャッチ22』撮影中の事故(1969年)
タイロン・パワー:『ソロモンとシバの女王』撮影中の急死(1958年)
ロイ・キニア:『新・三銃士/華麗なる勇者の冒険』撮影中の落馬事故(1988年)
クン・リュー(Kun Lieu):『エクスペンダブルズ2』撮影中の事故(2011年)
マーサ・マンスフィールド:『The Warrens of Virginia』撮影中の事故(1923年)
レッド・フォックス:テレビドラマ『The Royal Family』リハーサル中の急死(1991年)
スティーヴ・アーウィン:海洋ドキュメンタリー『Ocean’s Deadliest』撮影中の事故(2006年)
マイケル・ランドン:『Us』のプリプロダクション中に死亡(1991年)
 コンウェイ・ウィクリフ:『ダークナイト』撮影中の事故(2007年)
撮影中に悲劇に見舞われた俳優たち

どんな映画でも安全対策が取られているはずだが、ときに取り返しのつかない悲劇が起きてしまうことがある。今回は映画やテレビの撮影現場で起きた、忘れてはならない事故や悲劇である。

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サラ・ジョーンズ:『ミッドナイト・ライダー』(制作中止)撮影中の事故(2014年)

カメラアシスタントのサラ・ジョーンズは、グレッグ・オールマン(オールマン・ブラザーズ・バンド)の伝記映画『ミッドナイト・ライダー』の撮影現場で、貨物列車にはねられて亡くなった。制作チームは許可なしで線路に立ち入っていたのである。監督のランドール・ミラーをはじめとする責任者には、後の裁判で有罪判決が言い渡された。

ヴィック・モローと2人の子役『トワイライトゾーン/超次元の体験』撮影中の事故(1982年)

撮影中に発生したヘリコプターの墜落事故に巻き込まれ、地上にいたヴィック・モローと2人の子役(Myca Dinh Le と Renee Shin-Yi Chen)が亡くなった。ベトナム戦争を描く場面で、撮影はロサンゼルス近くの砂漠で行われていた。墜落したヘリコプターの乗組員は助かったという。

ジョン=エリック・ヘクサム:テレビドラマ『トップモデル諜報員 カバー・アップ』撮影中の事故(1984年)

テレビドラマ『トップモデル諜報員 カバー・アップ』の主人公を任されていたジョン=エリック・ヘクサムは、空砲が装填された撮影用の拳銃で遊んでいたところ、冗談のつもりで銃口を自らのこめかみに向け、早すぎる死を招いてしまった。

ブランドン・リー:『クロウ/飛翔伝説』撮影中の事故(1993年)

伝説的ブルース・リーの息子、ブランドン・リー。俳優として映画界でその名を知られ始めたころ、映画『クロウ/飛翔伝説』の撮影中にマイケル・マッシーが放った44口径の銃弾を腹に受けて死亡した。銃は撮影用のプロップガンで危害を与える恐れはないはずだったが、何かの手違いか内部に致命的な弾頭が残っていたのだという。父ブルース・リーも32歳で悲劇的な死を遂げており、この事故には「リー家の呪い」とでも言えそうな不吉な影がつきまとうことになった。

ポール・マンツ:『飛べ! フェニックス』撮影中の事故(1965年)

ハリウッドのスタント・パイロットとして活躍したポール・マンツは、映画『飛べ! フェニックス』の撮影中に航空機の操縦を誤って亡くなった。撮影はアリゾナ砂漠で行われており、ポール・マンツは砂の盛り上がったところに機体を掠めてしまったのだという。

アート・ショル:『トップガン』撮影中の事故(1985年)

経験豊富な曲芸飛行パイロット、アート・ショルは『トップガン』に空撮カメラマンとして参加、撮影のためにきりもみ落下に入ったところ、そのまま安定状態に復することなく、機体もろとも海に吸い込まれてしまった。彼の遺体も乗っていた事故機も、いまだ太平洋から回収されていない。

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ジョン・ジョーダン:『キャッチ22』撮影中の事故(1969年)

命知らずのカメラマン、ジョン・ジョーダンは、『007は二度死ぬ』の撮影で片足を失う大怪我をし、以来義足になっていたのだが、『キャッチ22』の撮影中に機体から身を放り出されて命を落とした。ハーネス着用を一貫して拒んだジョーダンは、乗っていた爆撃機(B-25)のそばを別の航空機が通過したときにドアから吸い出されてしまい、約600mの高さからメキシコ湾へと落下したのだ。

タイロン・パワー:『ソロモンとシバの女王』撮影中の急死(1958年)

映画『血と砂』などで知られるタイロン・パワーは、『ソロモンとシバの女王』のロケ中に心臓麻痺を起こして急死した。代役にはユル・ブリンナーが立てられ、シーンの撮り直しが行われた。

ロイ・キニア:『新・三銃士/華麗なる勇者の冒険』撮影中の落馬事故(1988年)

イングランドの俳優ロイ・キニアは、スペイン・トレドで『新・三銃士/華麗なる勇者の冒険』の撮影中、馬から落ちて亡くなった。骨盤骨折による大量出血が死因だという。

クン・リュー(Kun Lieu):『エクスペンダブルズ2』撮影中の事故(2011年)

スタントマンのクン・リュー(Kun Lieu)は、ブルガリアで行われていた『エクスペンダブルズ2』の撮影でダムに浮かべたゴムボートに乗りこみ、爆発をともなうスタントに挑んだ。しかし、その爆発で重傷を負い、帰らぬ人となってしまった。

マーサ・マンスフィールド:『The Warrens of Virginia』撮影中の事故(1923年)

南北戦争を舞台とする映画『The Warrens of Virginia』のあるシーンを終えて女優マーサ・マンスフィールドが車に戻ったとき、彼女の着ていた衣装が燃え上がった。誰かの投げ捨てたマッチの火がその時代物の衣装に燃え移ったのだ。火は急いで消し止められ、すぐに病院に搬送されたが、その翌日に若き女優は亡くなってしまった。

レッド・フォックス:テレビドラマ『The Royal Family』リハーサル中の急死(1991年)

コメディアン・俳優のレッド・フォックスは、テレビドラマ『The Royal Family』のリハーサル中に心臓発作を起こして倒れた。フォックスの悪ふざけは日常茶飯事だったので、倒れた直後は「ああ、またやってるな」と思ったスタッフもいたようである。

スティーヴ・アーウィン:海洋ドキュメンタリー『Ocean’s Deadliest』撮影中の事故(2006年)

「クロコダイル・ハンター」として知られるオーストラリアの環境保護活動家スティーヴ・アーウィンは、海洋ドキュメンタリーの撮影中にエイ(アカエイ)に胸を刺されて落命した。アカエイは尾の付け根に棘を持っており、棘には毒腺があるという。

マイケル・ランドン:『Us』のプリプロダクション中に死亡(1991年)

西部劇ドラマ『ボナンザ』や『大草原の小さな家』で知られるマイケル・ランドンは、最後に手がけた企画となった『Us』のプリプロダクション中に膵臓癌で亡くなった。『Us』はテレビシリーズとなるはずだったが、完成したのはパイロット版だけである。

コンウェイ・ウィクリフ:『ダークナイト』撮影中の事故(2007年)

特殊効果技師のコンウェイ・ウィクリフは、スタントカーと並走する車の後部座席から身を乗り出して撮影を行なっていたところ、乗っていた車が木に衝突して即死した。

写真:Facebook The Dark knight trilogy

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