映画史上最も美しい女優たち：マリリン・モンローからスカーレット・ヨハンソンまで

「007」シリーズ初代ボンドガールとして名を馳せたウルスラ・アンドレス。ビキニを着て貝殻を手に持ち、腰にマチェーテを刺した姿は一時代を象徴したと言えるだろう。以降彼女のインパクトを越えられるボンドガールはなかなか現れず、それを成し遂げるにはハル・ベリーの登場を待たねばならなかった。そのハル・ベリーでさえ、ウルスラの登場シーンへのオマージュは忘れなかった。

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『モンタナの風に吹かれて』（1998）ではいまだあどけない姿を見せることもあったスカーレット・ヨハンソンだが、『ロスト・イン・トランスレーション』（2003）のころには早くもその美貌で観衆を圧倒していた。さいきんはボディスーツに身を包んで世界を救うのにも忙しいらしく、セクシーなスーツ姿に悩殺される人も多い。

フォーセットといえばなんといっても『チャーリーズ・エンジェル』（1976-1980）。90年代に入ってもその魅力は衰えず、50歳になっても『プレイボーイ』のモデルになったほど。しかも、それから一年以上たってからもう一度登場したというのだから驚きだ。

ミーガン・フォックスは整形を経て変わってしまったと嘆く人も多いが、その真相はなぞに包まれている。それでも、彼女がいまでもアメリカの美を象徴する存在であり続け、ハリウッドのセクシーさを体現していることは確かだ。

彼女同様、近年のハリウッドを代表する存在であるブラッド・ピットとの共演が発表された時には世界中がわき立ったものだ。この妖艶な目で見つめられて悩殺された人は多い。

キム・カーダシアン以前の曲線美の代表といえばまさにこの人。業界の常識を打ち破り、たった一つのしぐさで人々を魅了したが、残念なことに若くして亡くなってしまった。

ソフィア・ローレンはかつて、女を美しく見せるのはなによりも自信だと述べた。彼女は自身この言葉を誰よりも的確に体現しており、自信に満ちあふれていた。おまけにオスカーも二回獲得と、実力も伴っていた。

エレガントで、優しく、無垢で、かわいく……愛らしさと魅力を兼ね備えた存在を単純な形容詞だけで語り尽くすのは難しい。多くの映画で忘れられない姿を見せたが、なかでも『ティファニーで朝食を』（1961）のこの写真は映画史に残るものと言えよう。

ジェシカ・アルバのスタイルはまさに女性美の極みと言われている。その主張に異論を唱えるつもりは毛頭ないが、ただ、スタイルだけに言及して、ハリウッド随一とも思えるジェシカの美貌に触れないのはアンフェアではないだろうか。彼女はさらに、オーガニック製品を開発して女優から起業家に転身、美貌に加えて商才も豊かなようだ。

シャーリーズ・セロンがマティーニの広告（デッキをあるく彼女の服が椅子に引っかかり、だんだん服がほどけていくセクシーなCM）に出ていたことを覚えている人はあまり多くないかもしれない。以来、さまざまな姿をスクリーン上で見せてくれた彼女だが、その美貌はいつも変わらなかった。なかでも印象的なのは頭を丸刈りにして臨んだ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』（2015）だろうか。その美貌を隠すようなメイクで迫真の演技を見せた『モンスター』（2003）でオスカーを獲ったのも皮肉かもしれない。

シャロン・ストーンの美しさに比肩するものといえば、同じシャロン・ストーンの知性くらいだろう。美しさと天才性を兼ね備えた彼女のインスタグラムは必見だ。

ハリウッド美女ランキングを作るなら、彼女を入れなければもぐりだと思われることだろう。『ロンドン・フィールズ』（2018）や『アクアマン』（2018）などの大作に出演したが、ジョニー・デップとの泥沼離婚でキャリアが暗礁に乗り上げた。

ハリウッドの美人の中で、もっとも羨ましいのは誰かと問われれば、それはジェシカ・ビールだと答えるセレブも多いだろう。なにしろたいへんゴージャスなアメリカ的美人で、おまけにサーフィングで鍛えた体はスタイル抜群なのだから。しかも隣にはいつも夫ジャスティン・ティンバーレイクが控えており、引き立て役に困ることもない。

オスカー女優のジェニファー・ローレンスは新世代の「アメリカン・スイートハート」だ。スクリーンに出てくれば、誰もがその美しさと存在感をほめたたえる。出演作品には『ハンガー・ゲーム』（2012）や『アメリカン・ハッスル』（2013）などヒット作も多い。

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スクリーンでマリリン・モンローと張り合える存在がいるとしたら、この人を置いて他にはいないだろう。『百万長者と結婚する方法』（1953）では実際にマリリンと共演、映画に登場した女優の中でももっとも美しい存在と言える。

近年の女優の中では彼女が一番という人も多いだろう。顔立ちからファッションスタイルに至るまで完璧で、どこに行ってもそのエレガンスで人々を魅了している。『ブラック・スワン』（2010）や『クローサー』（2004）での姿が印象的で、レッドカーペットに登場すれば注目を集めずにはおかない存在だ。

フランスの女優といえばこの人。60年代を代表するアイコニックな存在で、ヘアスタイルやメイクの仕方も時代を席巻、象徴的な女優だ。

それまでも活躍していたとはいえ、彼女の名声を確固たるものにしたのはなんといってもドラマ『モダン・ファミリー』（2009-）だろう。その曲線美はあまりにもセクシーで、これぞラテン美人。

往年の名女優の代表格で、映画産業の時代を変えた存在とも。そのシャープな顔立ちとつややかな黒髪は50年代の象徴だ。シナトラが恋に落ちたのも納得。

チャニング・テイタムとも結婚していたことがあるジェナ・ディーワンはいまのグローバルな映画界を代表する存在だ。多彩なことでも知られるジェナはダンスも得意で、テイタムと出会った『ステップ・アップ』（2006）の撮影でもその才能が発揮されている。

40年代から50年代の名作にいくつも出演しているリタ・ヘイワース。印象的なカーリーヘアと天使のような顔立ちは、往年の名女優として忘れるわけにいかない。

2000年にミス・ワールドに選ばれたのも納得のプリヤンカー。ボリウッド出身の若手女優だが、テレビシリーズ『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』（2015-2018）以来アメリカでも活躍中だ。

『マスク・オブ・ゾロ』（1998）での彼女が忘れられないという人も多いのではないだろうか。その力強い表情は美しさをますます引き立てる。これは誰にでもできることではない。

最も美しい女優はと聞かれて彼女の名前を挙げる人も多いのではないだろうか。『キャットウーマン』（2004）や『X-メン』（2000）でのストーム役などは忘れがたい。2001年には『チョコレート』でアカデミー主演女優賞を受賞、キャリアの絶頂を迎えた。

フランスからはこの人を忘れるわけにはいかない。もはや伝説的な存在の彼女はかつてはルイス・ブニュエルのミューズでもあり、その才能は『昼顔』（1967）に記録されている。

モニカ・ベルッチはまさに地中海的な美貌とセクシーさを体現したような人物。『マレーナ』（2000）でその存在を世に知らしめて以降、女神のごとき存在感を放ち続けている。

オスカー女優ペネロペ・クルスの魅力はなんといってもそのエキゾチックなたたずまい。深く黒い眼、艶やかな黒髪、そしてはっきりした目鼻立ちが印象的で、スペインどころか世界を見てもこれほどの美しさは貴重だろう。

彼女がその名声を確かなものにしたのは『アンダーワールド』（2003）のセリーン役だが、その魅力が最大限発揮されるのはレッドカーペットの上にいる時。エレガントで、完璧で、堂々としていて……言葉では語り尽くせない。

コン・リーは繊細なアジアの美を代表する存在と言えるかもしれない。中国出身の女優の中でもいまもっともグローバルに活躍している一人だ。中国映画には数えきれないほどの出演歴があるが、『SAYURI』（2005）、『ハンニバル・ライジング』（2007）など海外製作の映画にも多く出演している。

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