北アフリカの人気観光地モロッコ:砂漠から食料市まで魅力満載!

異国情緒にあふれたモロッコ
アフリカは危険?
シャフシャウエン(Chefchaouen)
青で塗る理由
サハラ砂漠(Sahara)
サハラ砂漠ツアー
アイット・ベン・ハドゥ(Aït-Ben-Haddou)
フェズ(Fez)
タンネリ(Tanneries)
ヴォルビリス(Volubilis)
マラケシュ(Marrakech)
ダデス渓谷(Dadès Gorges)
レジラ(Legzira)
カサブランカ(Casablanca)
エッサウィラ(Essaouira)
ツブカル(Tuggkal)
メクネス(Meknes)
ティンジル(Tinerhir)周辺のオアシスの村
アシラ(Ashilah)
お買い物天国
モロッコのグルメ
異国情緒にあふれたモロッコ

雄大な自然やエキゾチックな街並み、美味しいアラブ料理、安い物価、、、モロッコには旅の醍醐味が詰まっている。さらには様々なジャンルの雑貨やオーガニック系コスメ、インスタ映えスポットも豊富だ。

アフリカは危険?

アフリカは治安を心配する人が多い。しかし、モロッコはアフリカの中で一番安全な国だ。毎年、世界各国から1000万人以上の観光客が訪れ、特にヨーロッパの人達から人気が高い。今回はそんなモロッコの魅力をとことん紹介していこう。

シャフシャウエン(Chefchaouen)

モロッコで1番のインスタ映えスポットと言えばシャフシャウエンだ。町全体が青色に塗られている。ペンキではなく、色を付けた石灰を水で溶いて塗るので、同じ青でも色調が異なる。そんなグラデーションの異なる青の重なりが、幻想的な雰囲気をさらに高めている。

青で塗る理由

かつてスペインを追放されたユダヤ人たちの多くが、シャフシャウエンに移り住んだ。ユダヤ教の人たちにとって、青は神聖な色。どこに居てもアイデンティティーを忘れないように、自分の家の壁を青く塗ったのが始まりだとされる。

サハラ砂漠(Sahara)

モロッコで一番人気のある観光地がサハラ砂漠。アメリカ合衆国とほぼ同じ大きさの、世界で2番目に大きな砂漠だ。アフリカ大陸の3分の1を占め、11の国にまたがって存在するが、どの国も政情不安を抱えているため、サハラ砂漠を安全に楽しみたいならモロッコ経由がいちばん現実的な選択肢となる。サハラ砂漠の玄関口となるマラケシュの街から、多くのサハラ砂漠ツアーが出ている。

サハラ砂漠ツアー

どのツアーもラクダに乗って砂漠のキャンプ地へ赴き、テントに宿泊するが価格はピンキリ。宿泊日数、そしてテントや食事の豪華さによって値段が異なるからだ。美しい星空を見る条件は、周囲に光がなく空気が乾燥していること。砂漠は天体観測に最適な場所なのだ。砂漠に寝ころび、肉眼でもはっきり見える天の川を楽しもう。

アイット・ベン・ハドゥ(Aït-Ben-Haddou)

『グラディエーター』や『ハナプトラ』をはじめ、数々の映画ロケ地となったアイット・ベン・ハドゥ。ベルベル人が造った要塞型の集落で、現在は廃墟に近いがかつては隊商交易の中継地として栄えていた。敵の侵入を防ぐため、集落への入り口は一カ所のみ。

フェズ(Fez)

モロッコの首都はラバトだが、かつてのイスラム王朝のほとんどがフェズを首都としていた。現在第3の都市であるフェズは、世界最大の旧市街(メディナ)があることで有名だ。細い路地が複雑に入り組み、まるで巨大な迷路のよう。路地の両側にはびっしりお店が連なる。

タンネリ(Tanneries)

フェズはモロッコ最大のタンネリがあることでも有名だ。タンネリとは皮をなめして染める職人地区を意味し、昔から何一つ変わらない手作業の様子を見ることができる。皮を漬け込んで染めるための桶がいくつも並び、周辺には独特の匂いが立ち込める。

ヴォルビリス(Volubilis)

モロッコ最大の古代ローマ都市の遺跡で、40ヘクタールある。紀元前40年頃にローマ帝国の属国として造られた。一番の見所は何と言ってもモザイク。当時の様子を伝えるモザイク画が数多く残り、これほど保存状態の良いモザイクを見ることができる場所は世界的にみてもそう多くない。

マラケシュ(Marrakech)

ベルベル語で「神の国」を意味し、昔から「南の真珠」と称されるマラケシュ。見所は多いが、屋台や大道芸人で溢れるフナ広場は1日居ても飽きない。日が暮れると美味しいモロッコ料理を堪能できる屋台で埋め尽くされるので、グルメ好きにも見逃せない場所だ。

ダデス渓谷(Dadès Gorges)

トルコのカッパドキアを彷彿させる奇石の連なりを楽しめるダデス渓谷。周辺は薔薇の産地としても有名だ。トドラ渓谷への七曲りも見応えがある。

レジラ(Legzira)

モロッコといえば砂漠のイメージが強いが、美しい海岸線も大きな魅力のひとつ。赤い色が特徴的な粘土状の砂のアーチで有名なレジーラ・ビーチは、世界で最も美しい40のビーチで29位にランクインしている。

カサブランカ(Casablanca)

モロッコ最大の都市で商業の中心地。近代的な新市街と趣のある旧市街の対比が興味深い。ひときわ目立つのがハッサン2世モスク。モロッコ最大のモスクで、20世紀最高の芸術品と呼ばれている。ミナレット(塔)は210mあり、世界一の高さを誇る。

エッサウィラ(Essaouira)

紀元前にフェニキア人が基地としたのが起源だが、現在の町並みは17世紀にフランスの著名な建築家によって造られた。そのため、アフリカでありながら、どこかヨーロッパ的な雰囲気をもつ。安くて美味しい魚介類でも有名で、特におすすめなのが生ウニ。

ツブカル(Tuggkal)

アトラス山脈の最高峰で、標高は富士山よりも高い4167m。季節によっては残雪があるので、装備は完璧に揃えた方がいい。アフリカで見る雪の景色は格別だ。

メクネス(Meknes)

17世紀後半から18世紀前半まで王都として栄えていたメクネス。北アフリカで一番美しいとされるマンスール門が町のシンボルだ。モロッコはイスラム圏だが、フランス植民地時代にワインが持ち込まれたため、世界的に有名なワイナリーが幾つかある。

ティンジル(Tinerhir)周辺のオアシスの村

ティンジル周辺には砂漠のオアシスに造られた村が点在する。アラビアンナイトの世界そのままの景色だ。ティンジルはトドラ渓谷やダデス渓谷を訪れる際の拠点となる。

アシラ(Ashilah)

ウォールアートで有名なアシラ。旧市街のあちらこちらに壁画が描かれ、コンテストも開催されている。周辺に美しいビーチもあることから、夏になるとヨーロッパ各国のバカンス客で賑わう。

お買い物天国

モロッコは観光はもちろん、ショッピングも楽しい。モロッコ土産の1番人気は、伝統的な履物バブーシュ。革製のスリッパで、カラフルで履き心地が良く脱ぎ履きしやすい。グッチがコレクションで使用したことで、世界中の人たちから注目されるようになった。日本でも大人気。

モロッコのグルメ

モロッコはグルメも堪能できる。先住民族ベルベル人の食べ物に地中海やアラブの影響を加えて生まれたのがモロッコ料理。代表料理は、独特な三角形の蓋をもった土鍋で作るタジン。肉または魚を野菜と層になるように並べ、じっくりゆっくり蒸し煮する。食材の組み合わせは自由自在。モロッコの人たちは毎日何かしらのタジン料理を食べている。

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