本木雅弘のユニークな家族構成とは:国際派俳優を支えるパワフルなメンバー
80年代に人気アイドルグループ「シブがき隊」のメンバーとして活躍し、解散後は俳優に転身した本木雅弘。今回は国内外から賞賛を集める俳優、本木雅弘のユニークな家族構成を見てゆこう。
アイドルグループ「シブがき隊」のメンバーとして、布川敏和・薬丸裕英とともに、1982年に歌手デビューを果たした本木。アイドル時代のイメージカラーは赤であり、「もッくん」という愛称で親しまれていた。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
1988年にシブがき隊が解散した後は、俳優へと転身。2009年には映画『おくりびと』で第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞し、俳優としての地位を確固たるものとした。2024年には『海の沈黙』で8年ぶりとなる映画の主演を務め、小泉今日子と32年ぶりの共演を果たしている。
そんな本木と妻・内田也哉子の出会いは、彼女が15歳のときだったという。当時は也哉子がスイスの学校に通っていたため、文通で交流を深め、本木が婿養子となる形で1995年に結婚。現在はエッセイストとして活躍する傍らで、『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(2007年)では、実母・樹木希林と共演を果たし、第31回日本アカデミー賞新人賞を受賞。俳優としての実力も持ち合わせている。
義母の樹木希林は、言わずと知れた日本映画界を代表する名俳優。2018年9月に75歳でこの世を去っており、ドイツのドーリス・デリエ監督による映画『命みじかし、恋せよ乙女』が遺作となった。
本木にとっては義父となる内田裕也は兵庫県西宮市出身のロック歌手。日本のロックンロールの草分け的存在として、多くのアーティストの尊敬を集めていた。妻・樹木希林の後を追うように、2019年3月に肺炎により79歳で亡くなっている。
長男の雅樂(うた)は現在27歳。UTAという芸名で、2019春夏パリコレクションでモデルデビューを果たし、「コムデギャルソン・オム・プリュス」と「アンダーカバー」のランウェイを務めて以来、国内外で活躍を続けている。
長女の伽羅(きゃら)は現在25歳。映画『奇跡』(2011年)と『あん』(2015年)で、祖母の樹木と2度共演しており、現在はフランスの大学院に在学しているという。
次男:玄兎(げんと)は現在14歳。「家庭画報.com」によると、その名付け親は何必館・京都現代美術館館長の梶川芳友だという。長男・雅樂(うた)のInstagramでは、度々弟や家族との写真がアップされており、仲の良さがうかがえる。
画像:内田雅樂公式Instagram
本木雅弘を中心とし、それぞれが異なる個性を発揮する内田家。その活躍から今後も目が離せない。