国際派俳優、真田広之の軌跡:主演兼プロデューサを務める『SHOGUN 将軍』が大ヒット!

『SHOGUN 将軍』のシーズン2、3の制作が決定
ヒットを記録した『SHOGUN 将軍』
「とにかく王道でいこう」
「ジャパンアクションクラブ」
アクション=演技
16年間在籍
「広之は僕の分身」
俳優になるために生まれた男
アイドル的人気を誇る俳優
「ギザギザハートの子守唄」
『リア王』
英語力
ハリウッド進出
玉川大輔
アクションからの脱皮
ハリウッドで大成功
『SHOGUN 将軍』のシーズン2、3の制作が決定

日本を代表する国際派俳優、真田広之(63歳)が主演兼プロデューサーを務めるハリウッド大作ドラマ『SHOGUN 将軍』のシーズン2、およびシーズン3の制作が決定した。

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ヒットを記録した『SHOGUN 将軍』

「シネマトゥディ」によれば、『SHOGUN 将軍』の第1話は配信開始から6日間で全世界900万回再生を記録。真田をはじめ俳優陣の熱演が評判を呼び、米テレビ界最高の栄誉とされる「エミー賞」へのノミネートが有力視されているという。

「とにかく王道でいこう」

「スカパー!」によれば、真田は「日本人の納得するかたちで海外に日本の時代劇を紹介したい」という思いが強く、自身のこだわりとキャリアを総動員して「とにかく王道でいこう」と『SHOGUN 将軍』を製作したという。

「ジャパンアクションクラブ」

真田の俳優としてのキャリアは5歳の時に始まった。「劇団ひまわり」に入り、中学入学と同時に国際的アクション俳優の故千葉真一が主宰する「ジャパンアクションクラブ(JAC)」に入団した。

アクション=演技

「JIJI.COM」によれば、千葉は「肉体によってどんな表現でもできるように準備していることが演技の基本であり、その中には危険な動きもこなせることが含まれる」とし、アクション=演技と考えていた。そのため真田を筆頭にアクションができる上に演技力も高い俳優が、JACから多数輩出したという。

16年間在籍

エンタメサイト「ナタリー」によれば、真田は最年少メンバーとなった13歳の時から16年間JACに在籍し、俳優としての基礎と師である千葉との特別な絆を築き上げたという。

「広之は僕の分身」

同サイトによれば、千葉はこう語っていたという:「僕はアクションが好きで、俳優として東映に入社したときから本格的なアクション映画を創りたいと念じていた。だがそれが果たせないままに年月が流れ、ようやく機会が訪れたとき、体は若い頃のようにどうしても動けない......果たせなかった夢を広之で果たしたい。広之は僕の分身なんです」

俳優になるために生まれた男

真田は『GQ』誌でこう語っている:「他の仕事はしたいとも思いませんでしたし、考えたこともありませんでした。私にとって俳優を目指すのは、とてもシンプルで自然なことでした」

アイドル的人気を誇る俳優

『里見八犬伝』(1983年)で当時人気を博していた薬師丸ひろ子とラブシーンを演じたことが大きな話題となり、真田は一気にスター街道を駆け上る。数々の映画やテレビで主役を張るようになり、アイドル的人気をもつ俳優となった。

「ギザギザハートの子守唄」

俳優として知られる真田だが歌手としての一面も持ち合わせている。『東京スポーツ』紙によれば、かつて一世を風靡したアイドルグループ、チェッカーズのデビュー曲「ギザギザハートの子守唄」は真田が歌うはずだった。しかし、事務所から「真田には合わない」と却下されたという。

『リア王』

1999年、真田は史上初、そして唯一の日本人キャストとしてイギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーと日本の共同制作による舞台『リア王』に出演。両国で高い評価を受けただけでなく、英国文化の普及に貢献したとして、イギリスから名誉大英帝国勲章第5位を授与されている。『四国新聞』が報じた。

英語力

『産経新聞』によれば、『リア王』に出演する前の真田の英語力は、日常会話程度だった。半年間日本とロンドンを行き来し、5人のコーチから猛特訓してもらい舞台に挑んだという。

ハリウッド進出

そして2003年、身に着けた英語力を生かしてハリウッドの大作映画『ラスト サムライ』に出演を果たす。同作は大きな成功を収め、それを機に真田はロサンゼルスに拠点を移し、数々の映画で名立たるスター達と共演した。

玉川大輔

真田は日本舞踊で名取となり、「玉川大輔」の名も持っている。母の勧めにより中学生のときに入門した玉川流のサイトでこう語っている:「......時代劇で役を演じる上で、着付けや所作、殺陣に至るまで日本舞踊は不可欠です。また技術だけでは無く、稽古や訓話を通して得た、芸事に関わる者としての”志”。それは私の精神の礎となり、今現在も活動の原動力となっております」

アクションからの脱皮

近年はアクションのイメージからの脱皮も図った。『産経新聞』にその理由をこう語っている:「世界が求めるアジアはジャッキー・チェンであったり、ジェット・リーであったり、もしくはサムライ。すごく限られているじゃないですか。そうじゃなくて、時間がかかっても本業の芝居で世界に通用する役者になりたかった」

ハリウッドで大成功

役者としてだけでなくプロデューサーとしても大成功を収めた真田広之に今後に大きな注目が集まっている。

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