冬の肌をつややかに保つための15のヒント
寒さが厳しさを増すと、肌のトラブルも多くなりがち。そのためウィンターシーズンを通じて丁寧なスキンケアが欠かせません。では、どうすればいいでしょうか? 冬の間、あなたの肌を輝かせ、潤いを保つためのアドバイスをご紹介しましょう。
空はどんよりとし、日差しのことなど忘れてしまいがち。だからといって日焼け対策を忘れてはいけません。雪の日は太陽光が肌に反射されるほか、曇りの日も紫外線が降り注いで肌にダメージを与えます。毎日SPF15の日焼け止めをつけて、一年中肌を守りましょう。
気温が下がると喉の渇きを感じにくくなり、汗をかかない日はつい水を飲むことを忘れてしまいがち。1日に少なくともコップ8杯の水を飲むようにすると、肌の調子がよくなるでしょう。
乾燥肌がひどく、なかなか改善されないという方は、食生活を見直してみてください。亜麻仁、魚介類、ナッツ類には乾燥肌の改善に効果を発揮するヘルシーな脂肪分が含まれています。こうした食品を少し多めに食生活に取り入れると、肌に違いが出てくるでしょう。
室内の暖房も肌を乾燥させます。そんなときは家で長い時間を過ごす部屋に加湿器を置いてみましょう。乾燥によるカサつきを防ぎ、しっとり感を保つことができます。
手にもダメージが出やすいシーズン。しかもこまめな手指消毒をすることで肌が乾燥し、カサカサになったり切れやすくなることも。ハンドクリームなどで保湿を心がけましょう。手がカサカサになってしまう人は、夜、ココナッツオイルを塗ってからコットン手袋をはめて寝るのがおすすめ。朝には手が柔らかく、しっとりと潤っているのが実感できます。
乾燥肌、脂性肌、普通肌、混合肌...... いずれの場合も冬には必ず保湿をすることが大切。ただし、自分の肌のタイプに合ったケアをすること。乾燥肌にはリッチなクリームやパックを、脂性肌やニキビ肌の方は十分に保湿したら軽めのクリームで仕上げましょう。
一日の終わりにはきちんとメイクを落とすことが大切。メイクはもちろん汚染物質やホコリなどもきれいに取り除きましょう。しっかりメイクオフすることで毛穴がきれいになり、スキンケア製品が浸透しやすくなります。
目のまわりの皮膚は顔のほかの部分より4~5倍も薄く、とてもデリケート。冬には植物オイルを配合した美容液でスペシャルケアを行い、乾燥によるクマやむくみ、赤みを取り去りましょう。
皮膚科医は、冬の間はいつもとは違うスキンケア製品の使用を勧めています。とくにメイクオフのときは肌に刺激を与えるふき取り化粧水よりもリッチなクリームベースを使ったり、保湿力の高い美容液でととのえたりするといいでしょう。
お肌も空気も水分蒸発のスピードが速まる冬は、保湿効果の高いパックを定期的に行い、肌を潤してあげましょう。パックはできるだけ化学物質ではなく天然成分を多く含むものをセレクトしましょう。
写真:Engin akyurt / Unsplash
寒い季節に多いスキントラブルのひとつが唇のひび割れ。保湿効果の高いリップバームをもち歩いてこまめな保湿を心がけましょう。リップバームで潤いを保っていれば、唇をなめたり手で触れてしまうこともなくなるはず。刺激を与えると乾燥を高めてしまうので気を付けましょう。
画像 : Kevin laminto / Unsplash
冬は熱めのシャワーやお風呂にゆっくりつかるのが一番。でも、皮膚科医は温度の高すぎるお湯は肌を乾燥させるとしています。ぬるめのシャワーを浴びたりお風呂につかり、その後にクリームなどでたっぷりと保湿すれば肌もすべすべに。
シャワーの後にすぐに肌が乾燥してしまう場合、石鹸の使い過ぎや洗い残しが原因かもしれません。ボディシャンプーは丁寧に洗い流し、シャワーを終えたらスキンケアオイルやミルクでお手入れしましょう。お風呂上がりのつややかな肌をキープしてくれます。
肌がカサついているとき、毎日の角質ケアでトラブルを解決したくなるかもしれません。しかしスキンケアの専門家は、角質ケアは週1回以上すべきではないとしています。過ぎたるは及ばざるがごとし、お手入れのし過ぎで肌にダメージを与えないようにしましょう。
冬のお手入れで大切なことは、何といっても肌をおおって寒さから守ること。暖かい帽子やマフラー、ミトンや手袋で乾燥によるトラブルを防ぎ、ファッション性に優れたアイテムでウィンターシーズンを快適に過ごしましょう。
写真:Vadim Fomenok / Unsplash