画像で振り返る:イギリス王室キャサリン妃の洗練スタイル
イギリスを代表するセレブとしてまさにアイコニックな存在であるキャサリン妃。現在は闘病中で公の場に姿を現す機会が少なくなっているが、世界で最も多く写真を撮られている人物のひとりといってさしつかえないだろう。
ファッション業界で働いていたところ、将来のイギリス国王と結婚したことで一躍王族へと転身した。そんな彼女が見せてくれたさまざまな顔を写真を通じて振り返ってみよう。
キャサリン妃ことキャサリン・ミドルトンがウィリアム王子と出会ったのはふたりがセント・アンドルーズ大学の学生だったとき。若々しくはつらつとした表情だ。
気取らない様子を見せているキャサリン妃は当時25歳。26歳の誕生日を迎える前日に撮られた写真だ。
この写真は2007年、ヨーロッパの6カ国が参加するラグビーの国際大会「シックス・ネイションズ・チャンピオンシップ」のイングランド対イタリア戦を観に行ったときのもの。このときからもう17年も経ったというのだから驚きだ。
交際期間を経て、2010年にふたりは婚約を発表。パパラッチの容赦ないフラッシュに曝されても動じることなく落ち着いているのはさすが。
まさに完璧な花嫁姿。2011年4月のこの日、キャサリン・ミドルトンはウィリアム王子と結婚してウィンザー家の仲間入りを果たした。
2012年のロンドンオリンピックは大変な賑わいを見せた。キャサリン妃とウィリアム王子も観戦し、興奮した様子を見せている。
2013年にはジョージ王子が誕生。両親は満面の笑みで新しい家族を迎え入れた。出産直後にもかかわらず、キャサリン妃も輝かしいオーラを放っている。
2013年8月にはキャサリン妃が北ウェールズのイベントに参加、出産後はじめて公の場に姿を見せた。新米ママらしい髪型も好評だった。
この写真は2017年、ヘンリー王子と一緒にロンドン・スタジアムでスポーツ教育機関「コーチ・コア」の修了イベントに参加したときのもの。3人の不仲の予兆が見て取れる……というのは思い込みだろうか。
「リメンブランス・デー」は第一次世界大戦以降に任務中に殉職した軍人を追悼する日だ。この写真は2018年の「リメンブランス・デー」の時のもので、キャサリン妃がエリザベス女王の横に立っている。「クローズアップ」というにはやや引きの構図だが、キャサリン妃の優雅なたたずまいをとてもよく捉えている。
続いては2019年、キャサリン妃が北アイルランドを訪問したときの様子。キャサリン妃は彼女を一目見ようと集まった人々に熱心に手を振り返しており、つながりを大事にしていることがはっきりと伝わってくる。
同じく2019年のこの写真はみんなのお気に入りの一枚。キャサリン妃のもつ気取らない、明るい性格がとてもよく表われている。
こちらは2020年、子供向けホスピス訪問の合間にノーフォークを散策しているところ。新鮮な空気と温かな日差しに包まれて爽やかな表情を見せている。
2021年、フィリップ殿下の葬儀での一枚。マスク姿でもその美貌は翳っておらず、それどころか見る人を射貫くような力強い眼差しが一層印象的になっている。
2022年、エリザベス女王の在位70周年記念イベントでの一幕。イベントで盛り上がったルイ王子にキスされても落ち着いた様子だ。キャサリン妃はこのときすでに三児の母となっている。
エリザベス女王が亡くなったことで肩書きもウェールズ公妃となったキャサリン妃。厳粛な面持ちを見せているこの写真は2022年9月19日、ロンドンでの葬儀のあと車で移動中の時のものだ。
新たに王位に就いたチャールズ王との初めての晩餐会に臨むキャサリン妃。ウェールズ公妃としての威厳も十分で、新たな立場にも即座に馴染んでいるようだ。
非常に真面目な表情を見せているこの写真は2022年、サステナビリティに関するスタートアップ企業の話を聞いているときのもの。この問題についての関心の高さをうかがわせる一枚だ。
2023年2月に開かれた英国アカデミー賞授賞式ではいままで以上に明るい様子を見せてくれた。威厳と親しみやすさをともに備えたこの笑顔はまさに永遠。
2023年5月、国王チャールズ3世とカミラ王妃の戴冠式に先立ってウェストミンスター寺院に到着した時のキャサリン妃。70年ぶりとなった戴冠式でキャサリン妃は娘とお揃いの衣装を身にまとい、完璧な装いで人々の視線を一身に集めた。
赤の帽子が印象的なこの写真は2023年11月、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人を迎える式典のときのもの。
2024年3月、キャサリン妃は国民に向けてビデオメッセージを公開し、がんと診断され治療中であることを明らかにした。
6月、トゥルーピング・ザ・カラー(英国王の誕生日を祝う式典)で公務に一時復帰。バッキンガム宮殿のバルコニーに王室メンバーとともに並び、人々に手を振った。
7月14日、キャサリン妃はウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝戦を娘のシャーロット王女(9歳)と共に観戦。タイトルを手にしたカルロス・アルカラス選手に優勝杯を授与した。
はじけるような笑顔でウィンブルドンに登場したキャサリン妃だが、SNSを通じ自身のがん治療は「まだ数ヶ月続く」としている。妃の治療が順調に進み、完全復帰できる日が一日も早く訪れることを願いたい。