元トップモデルのエル・マクファーソンが回想録を発表:「ホリスティック・アプローチ」でがん寛解へ

元スーパーモデルの告白
エル・マクファーソンの回想録『Elle(原題)』
乳がんにかかっていたことを告白
すべての医師から化学療法を勧められた
自分にベストな方法を模索
ホリスティック・アプローチ
専門チームと治療に取り組む
2022年に死去したオリビア・ニュートン・ジョン
オリビア・ニュートン・ジョンとの会話
臨床的寛解
米国がん協会による研究結果
化学療法をしないことのリスク
元スーパーモデルの告白

80年代を代表するスーパーモデルの一人であり、その完璧なスタイルから「ザ・ボディ」と呼ばれたエル・マクファーソンを覚えておいでだろうか。最近回想録を出版し、多くの人の共感を呼んでいる。

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エル・マクファーソンの回想録『Elle(原題)』

マクファーソンは60歳の誕生日を前に回想録『Elle(原題)』を出版し、本書を通じてプライベートを含め人生における紆余曲折について明かした。なかでも2017年に乳がんと診断されていたというエピソードが大きな話題となっている。

画像:Instagram - Elle Macpherson

 

乳がんにかかっていたことを告白

エル・マクファーソンががんと診断されていたことは、ファンに衝撃をもたらした。とはいえ、彼女のほかにも闘病歴を告白するセレブは多い。マクファーソンの場合、がんを発症していたという事実よりも、彼女が選択した治療方法に注目が集まっている。

すべての医師から化学療法を勧められた

回想録『Elle』によれば、マクファーソンは数週間にわたり32人もの医師や専門家に相談をしたという。しかし、どの医師からも化学療法を受けるよう勧められたというのだ。

自分にベストな方法を模索

しかし、エル・マクファーソンは「自分にとってもっとも効果的な解決法」を模索していた。そして化学療法を受けることを断り、マイアミの海岸で祈りや瞑想を行い自分と向き合ったという。

ホリスティック・アプローチ

「最終的にホリスティック・アプローチを選びました。これは専門医の元で、直感と心に感じたことに従いながら行うものです。一般的な治療方法を却下することは人生でもっとも難しい決断でしたが、自分の心の声にノーを突きつけるのは、それ以上に苦しいことだったのです」

専門チームと治療に取り組む

エル・マクファーソンは回想録のキャンペーンで『ウィメンズ・ウィークリー』のインタビューに応じ、ホリスティック・アプローチで乳がんを克服すべく、8か月間フェニックスに滞在していたことを明かした。現地では担当主治医、自然療法医、整骨医、カイロプラクター、セラピスト2名、さらにホリスティック歯科医のサポートを受けたという。

画像:Instagram - Elle Macpherson

2022年に死去したオリビア・ニュートン・ジョン

前出のインタビューでは、米女優オリビア・ニュートン・ジョンのことも取り上げられた。オリビア・ニュートン・ジョンは1992年に乳がんと診断されて以来、長い闘病生活を送ったことで知られる。2018年に『セブンナイト・サンデー』に出演したニュートン・ジョンは、「自然療法と現代医学の両方で治療を続けておりとてもうまくいっている」と語っていたが、それから4年後の2022年に乳がんで他界した。

オリビア・ニュートン・ジョンとの会話

オリビア・ニュートン・ジョンが亡くなる前に話す機会を得たエル・マクファーソンは、「治療方法は違いましたが、それぞれの経験や感じ方、病気への取り組み方などには共通点がありました」と語った。

臨床的寛解

マクファーソンは自身の乳がんについて、「現在、臨床的にいって寛解常態にあります。ですが、大切なことは血液検査の結果だけではありません。人生をいかに生きるかや、その目的が重要なのです」と語った。

米国がん協会による研究結果

エル・マクファーソンの決断とは別に、米国がん協会とメモリアルスローンケタリング癌センター(MSKCC)は、化学療法は乳がんに罹患した女性の長期生存率を大幅に延長することを示す研究結果を発表した。

化学療法をしないことのリスク

こうした組織は、エル・マクファーソンのように化学療法をしなかった場合や、化学療法を始めたものの途中で投げ出した場合に起こり得る深刻なリスクについて指摘を行っている。

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