俳優ドウェイン・ジョンソン、ビジネスでも大成功
さまざまな分野で成功を手にするドウェイン・ジョンソン。まさに、人生バラ色だ。
カリフォルニア出身の俳優ドウェイン・ジョンソンは現在、ハリウッド映画のトップスターとして活躍するだけではなく、ビジネスの世界でも成功。「セレブリティ・ネット・ワース」はその純資産を4億ドルと見積もっている。
それと同時にインスタグラムで最もフォロワー数の多いセレブの一人として、3億ドル近い収入を挙げている。
加えて、自身がプロデュースするエナジードリンク「ZOA」を発表し、爆発的な売り上げを記録した。
そんなエナジードリンクも、驚くべき販売量を誇るドウェインの新たな商品、「テレマナ」テキーラと比べればその足元にも及ばない。
ドウェイン・ジョンソンがケン・オースティン、ジェナ・ファニャン、ダニー・ガルシア、ロペス・デ・ハリスコ一家とともに「テレマナ」テキーラの生産プロジェクトに乗り出したのは2020年3月のこと。
そのビジョンは明確だった:品質の高さを重視したレシピとプレミアムな存在感で、「テレマナ」をテキーラ市場を代表する商品にすること。
こだわりの「テレマナ」の原料にはメキシコのハリスコ州高地で採れる甘みの強いブルーアガベをセレクト。原料を伝統的な煉瓦製オーブンで蒸し焼きにした後、職人が手作りした銅製蒸留機にかけるという伝統製法がとられている。
その結果、バニラ、トーストしたアガベ、オークの香りをもつテキーラ、「テレマナ」が誕生。とりわけ甘く残る余韻が大きな成功のカギとなった。
こうして誕生した「テレマナ」は爆発的な売り上げを記録し、2021年で最も成長したテキーラとなったばかりか、史上最大の成長を遂げたテキーラとなりました。
もちろん、3億人近いフォロワーをもつ "ザ・ロック" ことドウェイン・ジョンソンが自身のインスタグラムで商品PRをしていることは大きな力になっている。
「テレマナ」の歴史的な販売記録について、俳優自身がインスタグラムで「高い売り上げと高い収入につながった」と率直に認めている。
ドウェイン・ジョンソンは以下のようにコメント:これは"公式記録 であり "前代未聞の記録 "だ。「テレマナ」は2021年に9リットルケース60万個以上を売り上げ、史上最速の成長を遂げたテキーラとなった。
その計算はきわめてシンプル。「テレマナ・テキーラ・ブランコ(750ml)」1本の小売価格は32ドル。ザ・ロックが言及した9リットルケースは12本入りで、1ケースあたりの価格は384ドルとなる。
1ケース384ドルに、ドウェイン・ジョンソンが発表した60万ケースという数字を掛けると合計は2億3000万ドル。「テレマナ」開始から1年目の売り上げとしては十分以上といえるだろう。
もちろんその驚異的な数字から生産、流通、販売などの売上原価を引く必要があるものの、これはドウェイン・ジョンソンの成功のわずか一例にすぎない。
「テレマナ」成功の規模がピンとこない方のために、ドウェイン・ジョンソン自身によるインパクトのある説明をご紹介しよう。
「酒造大手のディアジオがジョージ・クルーニーのカサミゴス・テキーラを10億ドルで買収した時、販売量は約17万ケースだった。一方、テレマナの販売量は60万ケース。つまり、並外れた成長を達成したということだ」とインスタグラムでコメント。
しかも、この売上数字は米国市場だけで得られたものだ。ビジネスオーナーたちの次なる目標は本品を海外展開することにあり、当然ながらその販売量は飛躍的に伸びていくことだろう。
この勢いで行けば、なんとドウェイン・ジョンソンは『ワイルド・スピード』3作分、『アバター』4作分、『タイタニック』第2部の製作費の合計に匹敵する収益を手にすることになる。