アダルト映画の人気女優、サーシャ・グレイはどうしている?:DJで官能作家、ゲーム実況者......?
わずか18歳でアダルト映画にデビューしたサーシャ・グレイことマリーナ・アン・ハンツィス。1年後には『ローリング・ストーン』誌によって業界を代表するスターの1人と評されることとなった。
100本あまりの作品に出演し、何度もAVNアワード(アダルト映画のアカデミー賞)を手にしたサーシャ・グレイだが、2011年に引退を決意。23歳を迎えたこの年、あらたな活動の場を求め、さまざまな分野の探究をはじめたのだ。
これによって大変身を遂げたサーシャだが、世界的に知名度のある芸名「サーシャ・グレイ」だけは変更しなかった。
あまり知られていないが、「サーシャ・グレイ」という芸名は、オスカー・ワイルドの小説『ドリアン・グレイの肖像』にちなんだものであり、サーシャの教養を窺わせるエピソードとなっている。
実は、アダルト業界を引退する前から商業映画に出演したことがあるサーシャ。出演作はスティーヴン・ソダーバーグ監督の『ガールフレンド・エクスペリエンス』(2009年)だ。
2年後には、人気TVドラマ『アントラージュ★オレたちのハリウッド』に出演。6エピソードに登場し、本人の役を演じた。
2011年には業界を去り、その後の2年間はスクリーンから遠ざかっていた。
サーシャはFacebookを通して愉快な引退表明を行った。ただし、このメッセージがお気に召さない人もいたようだが……
そのメッセージとは、「アダルト女優としての段階は終わりました。ご心配なく、イエス・キリストには会えませんでした。ともかく、後悔せずに済んだことを誇りに思っています。女優としてすべきことはすべて成し遂げることができたと感じています」というもの。
引退から10年あまり、当時ほどの知名度ではないものの、サーシャは多方面で活躍を続けている。
具体的にはミュージシャンと共同でアルバムをリリースしたり、DJとして活動したり、小説を出版したり、ファッションブランドとコラボレーションしたりと様々な活動に取り組んでいるのだ。
作家としては官能小説シリーズ『The Juliette Society』を出版。3部作からなるこの作品はエロティックでありながら文学の素養も感じさせると評されている。
本人いわく、彼女の小説の狙いは恋愛の主導権を握っているのは女性だと示すことだという。
また、音楽の方面では「Death in Vegas」や「Infected Mushroom」をはじめとするアーティストたちとコラボ。有名DJとしての地位を確立した。
実際、各地の人気DJフェスティバルではサーシャ・グレイが登場することも珍しくない。
とはいえ、過去の経歴に悩まされることも少なくないようだ。サーシャいわく「いまだに私がノーブラでステージに上がるのを期待する人がいます」というのだから。しかし、サーシャの返事は決まっている:「あなたが見たいものはインターネット上にあります」
一方、最後にスクリーンに登場したのは2014年。スペインのナチョ・ビガロンド監督が手掛けたスリラー映画『ブラック・ハッカー』でイライジャ・ウッドと共演を果たした。
また、時間を見つけては Twitchで積極的に動画配信を行っている。
画像:Sashagrey / Twitch
Twitch上に100万人を超えるフォロワーを抱えるサーシャが一体何を配信しているのかといえば、主にゲーム実況だ。「リーグ・オブ・レジェンド」や「エルデンリング」といったRPGを延々とプレーするのだ。
しかし、それだけではない。サーシャはストリーミングチャンネル「VENN」を通して、ラッパーのDumbfoundead と共同で『Grey Area』という番組を司会しているのだ。
この番組は、サーシャが人間関係や恋愛、SNSの専門家たちとプライベートな議論を行うというもの。
様々な方面で才能を発揮するサーシャの素顔を詳しく知りたい方はInstagramをチェック! 女優として、DJとして、作家として楽しく活動を続ける自然体のサーシャをかいま見ることができるはずだ。
Showbizz Daily をフォローして世界のトレンドをいつも手元に