問題発言、犯罪疑惑...... 業界から干されてしまったセレブたち

SNSで拡散されるセレブたちの「悪事」
ジーナ・カラーノ:『マンダロリアン』からの降板
ロザンヌ・バー:主演番組の打ち切り
メル・ギブソンの反ユダヤ主義的発言
チャーリー・シーン:『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』から降板
キャシー・グリフィン:米CNNテレビから契約解除
ミーガン・フォックス:『トランスフォーマー』から降板
シーロー・グリーン:「レイプの定義」で非難
ジュリアン・ハフ:黒塗りメイクでバッシング
メーガン・ケリー:黒塗りメイクをめぐる発言
ケヴィン・スペイシー:『ハウス・オブ・カード』から降板
アーミー・ハマー:カニバリズム願望が暴露され契約解除
シャロン・オズボーン:ピアーズ・モーガン擁護で番組降板
クリッシー・テイゲン:過去のネットいじめ
リーアム・ニーソン:黒人に復讐しようとした過去
マイケル・リチャーズ:パフォーマンス中の人種差別的暴言
SNSで拡散されるセレブたちの「悪事」

「悪事千里を走る」というが、インターネットやSNSが発達した現代社会において、有名人の問題発言や過去の疑惑はあっという間に拡散されてしまう。そこで、自身の言動などが原因で番組やプロジェクトから降ろされてしまったことがあるセレブたちをチェックしよう。

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ジーナ・カラーノ:『マンダロリアン』からの降板

近年、性別意識の問題に配慮して、欧米を中心にSNSのプロフィールやメールの署名欄に本人が希望するジェンダー代名詞(プロナウン)を記載する動きがある(she/her、he/him、they/themなど)。スペイン紙『ラ・バングアルディア』によると、ディズニーはディズニーチャンネルの出演俳優全員に対し、このプロナウン明記の動きに参加するよう促していた。しかし、女優ジーナ・カラーノはこれを拒否。カラーノはこれまでにも過激な言動で物議を醸しており、ディズニーは彼女を「マンダロリアン」から降板させることに決めたという。

ロザンヌ・バー:主演番組の打ち切り

『ガーディアン』紙によると、シットコム『Roseanne』に出演していたロザンヌ・バーはTwitter上で人種差別発言を行い、それが原因でこの番組は打ち切りになってしまった。バラク・オバマ大統領の上級顧問を務めたヴァレリー・ジャレットを『猿の惑星』になぞらえて揶揄したのだ。ロザンヌ・バーはジャレットがアフリカ系アメリカ人であることを知らなかったとして正当化をはかったが、米ABCは番組を即座に打ち切った。

メル・ギブソンの反ユダヤ主義的発言

『バラエティ』誌によると、メル・ギブソンは2006年、飲酒運転で逮捕されたさいに警察官に対して反ユダヤ主義的な発言をおこなって非難を浴びた。なんとか業界にとどまることができているものの、その反ユダヤ的な傾向と同性愛嫌悪はしばしば取り沙汰されており、キャリアに暗い影を落としている。

チャーリー・シーン:『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』から降板

エンタメ誌『Deadline』によると、チャーリー・シーンは一連のインタビューで、ドラマ『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』のクリエーター兼製作総指揮、チャック・ロリーを繰り返し侮辱し、同番組を降板させられた。

キャシー・グリフィン:米CNNテレビから契約解除

女優でコメディアンのキャシー・グリフィンは、Twitterにショッキングな写真を投稿して米CNNテレビから番組出演契約を解除されてしまった。その写真の中で彼女は、ドナルド・トランプ大統領(当時)の生首を模した血まみれの作り物を、ちょうどギロチンの死刑執行人がそうするように、顔の前でかざしているのだ。

ミーガン・フォックス:『トランスフォーマー』から降板

『ガーディアン』紙によると、ミーガン・フォックスはあるインタビューでマイケル・ベイ監督の仕事ぶりを「まるでヒトラー」と評し、『トランスフォーマー』製作陣との間に深い亀裂を生じさせてしまった。製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグ(ユダヤ系アメリカ人)は、ミーガン・フォックスを以降同シリーズから外すよう要請したという。

シーロー・グリーン:「レイプの定義」で非難

『ビルボード』誌によると、ミュージシャンのシーロー・グリーンはTwitter上で「意識がない女性との行為はレイプとは言えない」と発言し、多くの人の怒りを招いた。自身が出演するテレビ番組『The Good Life』が打ち切りとなり、オーディション番組『ザ・ヴォイス』の審査員からも降板させられた。

 

ジュリアン・ハフ:黒塗りメイクでバッシング

歌手で女優のジュリアン・ハフは、コメディドラマ『Orange is the New Black』に出てくる黒人受刑者のキャラクター「クレイジーアイズ」に扮してハロウィンパーティーに参加したさいの写真が出回り、黒人差別にあたるとしてバッシングを受けることになった。ハフは人気リアリティ番組『アメリカズ・ゴッド・タレント』の審査員を務めていたのだが、番組はこの件を受けて契約を更新しないことに決めた。

メーガン・ケリー:黒塗りメイクをめぐる発言

黒塗りメイクをめぐる人種差別問題はアメリカにおいて根深いものがある。米ジャーナリストのメーガン・ケリーはかつて、ハロウィンの仮装のときの黒塗りメイクは容認してもよいのではとNBCのトーク番組『メーガン・ケリー・トゥディ』で発言したことがあるが、視聴者からの激しい非難を浴びて番組が打ち切りとなっている。

ケヴィン・スペイシー:『ハウス・オブ・カード』から降板

『バラエティ』誌によると、ケヴィン・スペイシーについて過去の性的暴行疑惑が浮上したことを受けて、Netflixはドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』から彼を降板させたという。映画『ゲティ家の身代金』もすでに撮り終わっていたが、公開までのわずかな期間で代役クリストファー・プラマーを立て、一部のシーンではデジタル合成処理を施し、ケヴィン・スペイシーの出演シーンはすべてプラマーで置き換えられた。

アーミー・ハマー:カニバリズム願望が暴露され契約解除

『ヴァニティ・フェア』誌によると、アーミー・ハマーは自身のカニバリズム願望に言及したプライベートなメッセージが暴露されたことをきっかけに、複数の女性から性的暴行などで訴えられたという。ハマーは事務所から解雇され、映画『ショットガン・ウェディング』などを含むいくつかのプロジェクトから降板を余儀なくされた。ハマーは疑惑を否定したが、ハリウッド俳優としてのキャリアは閉ざされてしまった。

シャロン・オズボーン:ピアーズ・モーガン擁護で番組降板

英メーガン妃は2021年、王室時代には自殺も考えたと米番組のインタビューで発言している。この発言に対して英テレビ司会者のピアーズ・モーガンが反発、メーガン妃の言葉は一言も信じないとコメントし、多くの苦情が寄せられた。その後、CBSのトーク番組『ザ・トーク』のなかで司会者のシャロン・オズボーンがピアーズ・モーガンを擁護、視聴者は大きく動揺し、オズボーンは『ザ・トーク』を降板することになった。

クリッシー・テイゲン:過去のネットいじめ

米ファッション誌『The Cut』によると、モデルのクリッシー・テイゲンは過去にリアリティ番組タレントのコートニー・ストッデンなどに対してネットいじめを行ったことが暴露され、複数の広告契約を打ち切られたという。テイゲンはSNSで謝罪声明を発表したが、これまで築き上げてきたイメージを大きく損ねることになってしまった。

リーアム・ニーソン:黒人に復讐しようとした過去

リーアム・ニーソンは主演映画『スノー・ロワイヤル』(2019年)のプロモーションを兼ねた『インディペンデント』紙のインタビューで、同映画のテーマにもなっている復讐について自身の経験を打ち明けたのだが、その発言が波紋を広げることになった。友人の女性が黒人男性にレイプされたと知って復讐心に駆られたリーアムは、それから何日も棍棒を持って街を歩き、黒人がからんできたら痛めつけるつもりでいたというのだ。この発言は物議を醸し、同映画試写会のレッドカーペットイベントなどがキャンセルされることになった。

マイケル・リチャーズ:パフォーマンス中の人種差別的暴言

大人気シットコム『となりのサインフェルド』のコズモ・クレイマー役で知られるマイケル・リチャーズは2006年、ロサンゼルスのコメディハウス「Laugh Factory」にコメディアンとして出演、スタンドアップコメディを披露していたところ、アフリカ系アメリカ人の観客から野次を受けて人種差別的な暴言を連発した。その様子がビデオで撮影されており、彼のコメディアンとしてのキャリアは事実上終了した。

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