世界一美しい犬が決定:「ワールド・ドッグショー」2年ぶりの開催
ワイアー・フォックス・テリアの「ファンフェア・フォックスハウス」(写真)は、2022年6月にスペインで開催された「ワールド・ドッグショー」の主催者と審査員により、世界で最も美しい犬に選ばれた。
写真: ワールドドッグショー (Facebook)
「ファンフェア・フォックスハウス」はマドリードで開催された「ワールド・ドッグショー」の決勝戦に進出、みごと優勝し世界チャンピオンの称号「ベスト・イン・ショー(BiS)」を獲得した。優勝を争ったのは、上の写真のような見事な犬たちだ。
写真: ワールドドッグショー (Facebook)
「ワールド・ドッグショー」は世界最大のドッグショーであり、優勝者にはキャリアを通じて高い栄誉がもたらされる。
写真: ワールドドッグショー (Facebook)
そもそも「ワールド・ドッグショー」はどんな大会なのだろう。2022年大会には世界各国から250種以上、16,500頭以上の犬が参加したことから、その規模の大きさがわかるだろう。
しかし、審査員たちは犬たちのどんな面を評価して、世界一美しい犬を決定するのだろうか?
大会期間中、参加する犬たちは各基準によるグループ分けが行われ、さまざまなテストを通じてその「外見」、「性質」、「マナー」をみられることになる。
大会は4日間にわたって開催される。参加者の数は年を追うごとに増加している。
まず各犬種のトップを性別ごとに決める。そして犬種の雌雄間でベストを競い、決勝戦では各犬種のトップとなった犬たちが優勝をかけて対戦するのだ。
「ファンフェア・フォックスハウス」は幾千ものライバルを打ち負かしてきた。映画『101匹わんちゃん』を思わせる気品漂うダルメシアンさえも、彼には敵わなかったのだ。
あと一歩のところで優勝を逃したのが、イングリッシュ・ブルドッグの「アーメン・ラ・パロ・セコ」(写真)だ。
3位にはオールド・イングリッシュ・シープドッグの「ボトム・シェイカー」(写真)が選ばれた。
ちなみに、2022年は例外的な大会となった。というのもマドリードでの「ワールド・ドッグショー」は元々2020年に開催されるはずだったのだ。
パンデミックの影響で大会は延期になり、最終的にマドリード大会はリオデジャネイロで開催予定の「ワールド・ドッグショー」(2022年12月開催)と統合されることになった。
しかし2022年に2頭の優勝犬が出るのを避けるため、大会組織委員会は「FCIドッグ・オブ・ザ・イヤー2022」という特別な賞を設けることにした。
つまり、審査員たちは「ファンフェア・フォックスハウス」とリオデジャネイロ大会の優勝犬を競わせ、新たな評価を下すことになる。そう、どちらか一方のみが世界一美しい犬の称号を勝ち取るのだ。
そのため、現時点で世界一美しい犬はこの「ファンフェア・フォックスハウス」となっている。