世界各国のウェディング事情を総括:いちばん予算をかける国は?平均準備期間は?
人生における一大イベント、結婚式。思い出にのこるウェディングをとりおこなうためなら出費を惜しまないのは、世界中どこでも同じです。
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実際、ブライダル業界はかなり大きな市場を抱える一大産業ですが、国や地域によってその規模は異なります。
ブライダル情報メディア「The Knot Worldwide」が2023年に発表した「グローバル・ウェディング・レポート」では、人気のブライダルプランやゲスト数の平均といったデータが国別にまとめられています。
ウェディング費用がもっとも高いのは米国で、平均3万ドルとなっています。
結婚式の総費用をもっとも左右するのはゲストの人数です。ウェディングの参加者数が世界一多いのはインドで、平均285人となっています。
画像:Unsplash - Alok Verma
インドはウェディングにかける費用の格差がもっとも大きな国でもあります。教育レベルが高いカップルの場合、結婚費用の平均は2万5,000ドルとなっていますが、およそ15%の人々は4万5,000ドル以上もつぎ込むといいます。
米国に次いでウェディングにかける費用が高いのは英国・イタリア・スペインの3ヵ国で、平均2万3,000ドルです。
画像:Unsplash - Victoria Priessnitz
では、日本の結婚式事情はどうでしょう? 残念ながら「グローバル・ウェディング・レポート」の調査対象に日本は含まれていません。しかし、ブライダル情報誌『ゼクシィ』によれば、日本における結婚式の平均費用はおよそ304万円となっています。
画像:Unsplash - Al Elmes
また、同誌によれば、日本におけるウェディングでもっとも費用がかかるのはディナーで、総額は87万5,000円。
画像:Foto: Unsplash - Thomas William
もちろん、結婚式といえばウェディングドレスが欠かせません。日本における花嫁衣裳の平均額はトータルで47万8,000円となっています。
画像:Unsplash - Brittney Weng
さらに、日本で人気のその他サービスとしてはギフト(22万4,000円)や当日の写真撮影(21万2,000円)、会場を飾る花(18万3,000円)などがあります。
画像:Unsplash - Chris
このように、ウェディングに関する費用はとかく高額になりがち。中南米をはじめとする地域では、ゲストの人数を減らして予算を抑えなくてはならないケースも多いといいます。
さて、結婚式にはどのくらいの準備期間が必要となるのでしょうか? 「グローバル・ウェディング・レポート」によれば、ポルトガルやスペイン、イタリアでは平均11~12ヵ月かけてウェディングを計画するようです。
画像:Unsplash - Debby Hudson
日本では意識されることが少ないウェディングにおける宗教的な側面。しかし、国や地域によっては今でも大切な役割を担っています。とりわけ、イタリアやコロンビア、ポルトガル、メキシコ、ブラジル、ペルーといったカトリック諸国では、宗教儀式が中核をなす結婚式が50%に達するといいます。
最近は敬遠されることも多いブーケトスですが、中南米諸国では今も一般的。3分の2以上のケースで行われています。ヨーロッパではポルトガルがトップで、77%の結婚式でブーケトスが見られるそうです。
2人の出会いとしてもっとも一般的なのは、共通の友人を通して知り合うというパターン。イタリアでは全体の27%、スペインでは31%、ポルトガルでは27%、フランスでは27%などとなっています。また、最近増えているオンライン上の出会いは、米国およびカナダで32%に上っています。
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