地球上でもっともスペクタクルな滝

ヨセミテ国立公園内にあり、北米で最も高いことで知られる滝。落差は739mにも及びます。鳴り響く水の轟音は、広大な国立公園内のどこにいても聞けるほど。ただし、乾燥する夏季は水量が減るためそれ以外のシーズンの訪問がおすすめです。

高さ32メートルのゴーザフォスの滝はアイスランドで最も人気の高い観光地のひとつ。この滝はランジョクル氷河を源流とするフビタ川にあり、氷河堆積物が太陽の光を反射し黄金色に輝いて見えることから「黄金の滝」を意味するゴーザフォスの滝と名付けられました。フビタ川が巨大な二つの水盤となる様子はまさに自然の驚異といえるでしょう。

高さ105メートルのアポンワオの滝は落下する水の轟音と壮大な景観で訪れる人を圧倒します。同じ地方にある高さ979メートルのエンジェルフォールほど知られておらず、さまざまな角度から眺めることができるこの滝は、カナイマ国立公園のグラン・サバナ地域屈指の名所となっています。

エプパ滝の落差は最大約40メートル。透明な水をたたえるクネネ川が岩間を縫い、長さ1.5kmの弧を描く滝となって落下します。美しい大自然の景観がこの地を訪れる幸運な旅人の心を捉えて離しません。

高さ60メートルを誇るパルースの滝は、ほかの瀑布とは異なり穏やかでくつろいだ印象を与えます。深さ150メートルの渓谷から落ちる水が美しい中央湖を形成し、周囲には見事な自然が広がります。一生に一度は訪れたい場所。

クイーンズランド州北部の熱帯雨林に位置するキュランダ地区に、高さ125メートルから落下するバロン滝があります。圧倒的な水流は毎秒30立方メートル、あまり近づくと危険です。世界で最も美しい島々に匹敵する美しさ。

カナダとアメリカの国境にまたがる全長56km、高さ52メートルの規模を誇るナイアガラの滝は、まさに大自然の驚異。ナイアガラはイロコイ族の言葉で「水の雷」。地球上で最も印象的な滝のひとつにふさわしい名を冠しています。

中国で最も大きく、最も高く、最も美しい滝の一つが黄果樹瀑布。この滝の名はこの地域で育つ黄色い実をつけた植物に由来します。滝裏でみられる洞窟、天然湖、滝にかかる鮮やかな虹も印象的。一生に一度は訪れたい地上の楽園があります。

250もの瀑布からなるイグアスの滝は、訪れる人を大迫力で圧倒します。瀑布のほとんどがアルゼンチン側にありますが、最も高く落差80メートルにおよぶディアブロの滝はブラジル側に位置しています。観光客は滝から50メートルの距離まで近づけることが主な魅力のひとつ。世界屈指の滝をこれほど間近で眺めることは人生で最も感動的な経験になるでしょう。

インドで最も高地にあり、落差は250mにおよびます。シモガの中心部から100kmほど離れた場所にあり「ゲルソッパ滝」とも呼ばれる滝。息を呑むような美しさに加え、水流にかかる大きな虹も訪れる人を魅了します。

ウンブリア州のテミから数kmの場所にあるヨーロッパ最大級の滝。高さ165mの滝は訪れる人が声を失うほどの見事な景観を呈しています。

モロッコ屈指、落差110メートルを誇るウズードの滝はマラケシュから約150km離れたアトラス山脈の中心部にあります。「ウズード」は地元のベルベル語で「オリーブ」を意味し、その名の通り滝に至る自然林にはオリーブの木々や芳香性植物が生い茂っています。

大小16の湖と無数の滝がつながり、エメラルドグリーンとターコイズブルーが混じり合う滝群は世界で最も美しい自然景観の一つです。長い歳月を経て形成された川や洞窟も見学可能で、一生に一度は訪れたい場所といえるでしょう。

アフリカ大陸には数多くの滝がありますが、これほど美しい滝はあまりありません。ルアカナの滝はアンゴラ国境に接したナミビア北部という国内でもっとも荒涼とした地域にあり、落差120メートルの圧倒的なスケールと力強い水流が印象的です。

アイスランドは驚嘆すべき自然の宝庫。なかでも最も大きく美しい滝がスコゥガフォスの滝です。アイスランド島南部のスコゥガ川にあり、落差60メートル、長さ125メートルを誇る滝は各国から訪れる人を魅了します。

ヴィクトリアの滝は地球上で最もスペクタクルな自然景観のひとつといっても過言ではありません。幅1.7km、落差130mを誇る大瀑布は地元の言葉で「雷鳴の轟く水煙」と呼ばれ、ジンバブエのヴィクトリアフォールズ国立公園とザンビアのモシ・オ・トゥニア国立公園にまたがっています。世界最大規模の滝が発する轟音は、訪れた旅人の心に永遠に刻まれることでしょう。

その名の通りイエローストーン国立公園内にある滝群は、落差95mの「ロウアー・フォールズ」、落差34mの「アッパー・フォールズ」など約300の滝で構成されています。イエローストーン川の大峡谷など地球の雄大さを実感できるここは世界最古の国立公園。一生に一度は訪れる価値があるでしょう。