不倫夫とようやく離婚成立:知られざるナタリー・ポートマンの秘密
離婚騒動によって思いがけないスポットライトを浴びることになってしまった女優のナタリー・ポートマン。『Vogue Japan』誌によれば、夫ベンジャミン・ミルピエが20歳も年下の環境活動家と不倫に走ったことが原因であり、今年2月に離婚が成立したとのこと。ともあれ、ナタリーの情熱的な人生が色あせることはない。そこで、今回は彼女が映画界で築き上げた30年余のキャリアを振り返ってみることにしよう。
ナタリー・ポートマンは1981年6月9日、イスラエルで誕生した。本名はヘブライ語の「ナタリー・ヘルシュラグ(Neta-Lee Hershlag)」だが、1994年の映画『レオン』への出演をきっかけに、芸名の「ポートマン」を名乗るように。これは父方の祖母の旧姓であり、『ピープル』誌によれば、本人と家族のプライバシーを守るための手段だったそうだ。
エルサレムでユダヤ人の両親のもとに生まれ、幼い頃に米国へ移住、ワシントンD.C、コネチカット州そしてロングアイランド州で育ったナタリーは、イスラエルとアメリカの国籍を所有している。
ナタリーは映画「ブラック・スワン」の主役バレリーナ、ニナ・セイヤーズ役で有名だ。難度の高い曲を踊るシーンでは代役を立てたが、自身も踊りを披露していた。ナタリーは4歳のときからダンスレッスンを受けており、つねに踊りに情熱を傾けていた。
『タイムアウト』誌のインタビューで、『ブラック・スワン』のトレーニングについてこう語っている:
「本当に楽しかった、細部まで突き詰めて学ぶことが好きなの。指先や視線、手首の動かし方とかのディテールにどれだけこだわるべきかわかったし、稽古に夢中だった」
『ハーパーズ バザー』誌によれば、わずか8歳でベジタリアンになったそうだ。それ以来本人は身体の状態に合わせてビーガン(完全菜食主義)またはベジタリアンの食生活を送ってきた。なおナタリーは工場式畜産場に関するドキュメンタリー番組『Eating Animals』のナレーターとプロデュースを担当している。
IMDb(インターネット・ムービー・データーベース)によると、高校時代のナタリーは知識豊富で少しオタクっぽかったそう。そんなナタリーについてクラスメートたちは、有名クイズ番組『ジョパディ!』に出演しそうなタイプと思っていたという。
ナタリーは身長160センチと欧米人にしてはかなり小柄だ。IMDbによると、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』撮影のためにロンドンの空港にいたとき、保護者と一緒に旅行をしているのかと税関職員に尋ねられたそうだ。
「Team Sleep」というアメリカのオルタナティブ・ロックバンドがナタリーの名前を冠したバラード曲を制作。曲の原題はそのまま『Natalie Portman』だったが、2005年のアルバム発表時には曲名を変更している。
ナタリーはピザショップにいたときに、わずか9歳でレブロン化粧品のスタッフに声をかけられ、モデルにならないかと誘われた。しかし、すでに女優になる夢を持っていた彼女はそれを断ってしまった。
つねに勉強熱心で、高等教育を受けることを重視していたナタリーは、2003年にハーバード大学の心理学科を優秀な成績で卒業した。『バニティー・フェアー』誌によれば、ナタリーは「大学に行くわ。キャリアを失ったとしても気にしない。映画スターより聡明な女性でいたいの」と語ったという。