一度はわたってみたい世界中の橋:技術の粋を集めた巨大建築から秘境にかかる吊り橋まで

建築技術の粋を集めた橋
明石海峡大橋(日本)
杭州湾海上大橋(中国)
張家界大峡谷のガラス橋(中国)
ランカウイ・スカイ・ブリッジ(マレーシア)
ゴールデン・ゲート・ブリッジ(アメリカ)
ブルックリン橋(アメリカ)
ロイヤルゴージ・ブリッジ(アメリカ)
ケスワチャカ橋(ペルー)
オーレスン・リンク(デンマーク/スウェーデン)
ネスキオ橋(オランダ)
ヴァスコ・ダ・ガマ橋(ポルトガル)
516 アロウカ橋(ポルトガル)
ミヨー橋(フランス)
ティトリス・クリフ・ウォーク(スイス)
チャールズ・クオーネン橋(スイス)
建築技術の粋を集めた橋

今も昔も、橋は見るものの目を捉えてきた。長さや高さ、あるいは外観の美しさなど、その魅力はさまざま。今回は世界各国にある壮麗な橋をチェックしてみてみよう。

明石海峡大橋(日本)

まずは日本の橋から。明石海峡大橋は1998年開通、神戸と淡路島を結んでいる。全長3,911m(中央支間=塔と塔の距離1,991m)で、現在は長さ世界第二位の吊り橋となっている。

杭州湾海上大橋(中国)

杭州湾海上大橋は長さが35km以上もあり、世界有数の長さの海上橋だ。2008年に開通し、上海と寧波という中国屈指の港湾都市ふたつを結んでいる。

張家界大峡谷のガラス橋(中国)

険しい地形が有名な、中国湖南省の張家界。その山の上にかかるこのガラスの吊り橋は長さ430m、高さ300mにもなる。この地域一体は武陵源と呼ばれ、豊かな自然と長い歴史が評価されて世界遺産にもなっている。

ランカウイ・スカイ・ブリッジ(マレーシア)

マレーシアのランカウイ島にあるスカイ・ブリッジは標高660mほどの高さにある。うねうねとした形が特徴的な歩道橋で、空中散歩と素晴らしい景色を楽しむことができる。

ゴールデン・ゲート・ブリッジ(アメリカ)

世界一有名な橋とされる、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジ。完成は1937年と歴史も深い。サンフランシスコだけでなく、カリフォルニアやアメリカすら代表する記念碑的な建築だ。

写真:@ Varun Yadav / Unsplash

ブルックリン橋(アメリカ)

アメリカの大都市の橋といえば、こちらも忘れる訳にはいかない。ニューヨークのブルックリン橋はイースト川のうえにかかっており、ブルックリンとマンハッタンを結んでいる。長さ1,825mで、アメリカ東海岸を代表する存在になっている。

写真:@ Redd F / Unsplash

ロイヤルゴージ・ブリッジ(アメリカ)

コロラド州にあるロイヤルゴージ・ブリッジはアーカンソー川の上、高さ291mのところにかかっており、2011年まで世界で一番高い橋だった。橋の上からの眺めは絶景だ。

@ Diane Boots / Unsplash

ケスワチャカ橋(ペルー)

ペルーの先住民ケチュアには、わらで作った綱を使って橋を作る文化があった。このケスワチャカ橋はその手法で作られた最後の橋と言われる。一度に四人までしか同時に渡れないうえ、毎年一回かけかえる作業が行われる。

オーレスン・リンク(デンマーク/スウェーデン)

オーレスン・リンクはデンマークの首都コペンハーゲンと、スウェーデンのマルメを結ぶ橋・海底トンネルだ。リンク全体の長さは16kmにわたり、そのうち7,850mが海上橋となっている。橋を支える主塔4本は高さ204mで、全体の重さは82,000トンにもなる。

写真:@ Julian Hochgesang / Unsplash

ネスキオ橋(オランダ)

アムステルダム近郊のネスキオ橋は2006年開通、長さおよそ800mで、ライン川に接続する運河にかかっている。橋の中心部分は別の場所で作られて運び込まれたほか、オランダらしく、自転車用に長く緩やかなアプローチが作られているのが特徴だ。

ヴァスコ・ダ・ガマ橋(ポルトガル)

ヴァスコ・ダ・ガマ橋はポルトガルの首都リスボン北部にあり、テージョ川河口にかかっている。全長17.2kmにも及ぶこの橋は、1998年にヴァスコ・ダ・ガマのインド到達500周年を記念して開通した。1755年にリスボンを襲った大地震の4.5倍の規模の地震にも耐えられる設計になっているという。

516 アロウカ橋(ポルトガル)

ポルトガル北部のアロウカにあるこの橋は、516mというその長さにちなんで「516 アロウカ橋」とも呼ばれ、2021年に開通して以来世界一長い歩行者用吊り橋となっている。高さも175mあるほか、両端にあるV字型の支柱が特徴的だ。

ミヨー橋(フランス)

フランス南部、ミヨー近郊のタルン川渓谷にかかるミヨー橋は世界一高い橋として知られ、主塔の高さは340mもある。開通したのは2004年だ。

写真:@ Vladan Raznatovic / Unsplash

ティトリス・クリフ・ウォーク(スイス)

極限環境を訪れてみたい人に特におすすめなのがこちら、ティトリス・クリフ・ウォーク(開通2014年)だ。スイスのティトリス山腹、標高3,041mの断崖絶壁にかかっており、幅わずか1mの橋が100mほどにわたって伸びている。スイス・アルプスを一望する絶景が楽しめる。

チャールズ・クオーネン橋(スイス)

最後は同じくスイスからもう一つ。ランダ村にある2017年開通のチャールズ・クオーネン橋は長さ500mにもなり、先述の「516 アロウカ」開通までは世界一長い歩行吊り橋だった。マッターホルンやヴァイスホルンなどの山々を見晴らすことができる。

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