ルイーザ・ジェイコブソン・ガマー :メリル・ストリープの末っ子がTVドラマデビュー!
大女優、メリル・ストリープと米国の彫刻家、ドン・ガマーの末っ子、ルイーザ・ジェイコブソン・ガマー。ジュリアン・フェロウズ制作のHBO新ドラマ『The Gilded Age』で活躍中のルイーズとは、一体どんな人物なのだろう?
1991年6月12日、メリル・ストリープの末娘として誕生したルイーザ・ジェイコブソン・ガマ―。母と同じく演技の道に進んだ。
ルイーザの姉たち、メイミー・ガマーとグレイス・ガマーも女優として活躍中だ。とくに、グレイスはイサベル・アジェンデの小説を映画化した『愛と精霊の家』で、クララの子供時代を演じた。同映画でメリルは成人後のクララ役を演じたため、母娘で同じ役を務めたことになる。
ルイーザには2人の姉妹のほか、ミュージシャンの道を選んだ兄、ヘンリーがいる。ルイーザが誕生したとき、メリル一家は全員、カリフォルニア州ロサンゼルスにある、300万ドルはする邸宅で暮らしていたようだ。
ところで、ルイーザはなぜジェイコブソンという姓を名乗っているのだろう?どうやら、両親の七光りだと思われるのを避け、自力で人気を勝ち取りたいという意思の表れらしい。
ニューヨークのポリプレップ・カントリーデイスクールで学生生活を過ごしたルイーザはその後、2013年にヴァサー大学心理学部を卒業。さらに、オックスフォードにあるブリティッシュ・アメリカン・ドラマ・アカデミーおよびイェール・スクール・オブ・ドラマで、美術(演劇)の修士号を取得した。
様々な舞台作品で役者としての一歩を踏み出したルイーザ。同時に、大手モデル事務所IMGからモデルデビューも果たし、クリスチャン・ディオールの広告でポーズを取ることになった。
しかし、ルイーザが真の意味でデビューを果たしたのはHBOドラマ『The Gilded Age』だ。この作品で初めて、映画女優になるという夢を掴んだのだ。
当初、英国の作家で脚本家のジュリアン・フェロウズが指揮した人気ドラマ『ダウントン・アビー』のスピンオフとして計画されていた『The Gilded Age』。しかし、数年後に計画変更、独立したシリーズとなった。
『The Gilded Age』は米国HBOおよび英国のSky Atlanticが1月22日に公開開始した全9エピソードのドラマシリーズだ。
主役はルイーザ演じる、孤児、マリアン・ブルックだ。彼女は南北戦争で南軍を指揮した将軍の娘で、1800年代後半のニューヨークに移住、クリスティーン・バランスキー(『ビッグバン★セオリー/ギーク なボクらの恋愛法則』でレナードの母親役)とシンシア・ニクソン(『セックス・アンド・ザ・シティ』のミランダ役)が演じる叔母2人と暮らすことになる。
若きマリアンは、メイドのふりをして同伴する謎のアフリカ系女性ペギー・スコットとともに、様々な隣人たちの驚くべき生活を目の当たりにしてゆく。
すでに触れたクリスティーン・バランスキーとシンシア・ニクソンに加え、キャリー・クーン、モーガン・スペクター、タイッサ・ファーミガ、ハリー・リチャードソン、ネイサン・レイン、ブレイク・リットソンも共演者リストに名を連ねている。
ルイーザが主演(しかもテレビ番組で)を務めるのはこれが初めてのことだ。
私生活については、家族ととても仲が良いとされるルイーザ。母のメリル・ストリープはいくつかのインタビューで、娘と2日に1度は電話すると認めているほどだ。また、週末はなるべく家族と過ごすのがルイーザの習慣だという。
しかし、ルイーザの恋愛についてはあまり知られていない。というのも、彼女はプライベートが公になるのを好まないためだ。
30歳にしてようやくドラマ女優として開花したメリル・ストリープの末っ子、ルイーザ。母から受け継いだ演技にかける情熱で、世界を席巻する日も近いだろう。今後の活躍を期待しつつ『The Gilded Age』をチェックしよう!