リチャード・ギアがコネチカット州の自宅を売却：スペインへの海外移住計画が進行中

名優リチャード・ギアは、若き妻アレハンドラ・シルバの祖国であるスペインのマドリードに移住することを公表している。それに伴い、10月には米コネチカット州に所有していた由緒ある邸宅と約12ヘクタールに及ぶ広大な地所を売却したという。『ピープル』誌などが報じている。

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リチャード・ギアがこのたび1,075万ドルで売却したのは、コネチカット州ニューケーナンに位置する緑ゆたかな敷地だ。この地所は2022年に1,080万ドルで購入したもので、前の住人はサイモン＆ガーファンクルのポール・サイモンとその妻でシンガーソングライターのエディ・ブリケル。地元紙『ニューケーナン・アドヴァタイザー』によれば、サイモン夫妻は2002年にこの物件を1,650万ドルで手に入れたという。

敷地に鎮座する本邸は、ハロルド・R・スリーパーという高名な建築家の手になるもので、1938年に建てられた。「サザビーズ・インターナショナル・リアルティ」HPに掲載されている過去の物件情報によると、本邸には寝室が6つあり、暖炉も備えているという。敷地にはさらに、寝室を3つ備えた離れのコテージがあり、広い庭とプールもある。優雅な田舎暮らしを求める向きにはもってこいの物件だ。

2023年9月の記事で『ニューケーナン・アドヴァタイザー』紙は、リチャード・ギア夫妻がこの敷地の一部を農場にするつもりであると報じていた。菜園をつくり養蜂を行い、将来的にはヤギを飼うこともその計画にあったという。しかし、計画はいつしか立ち消えになり、かわりにスペイン移住計画が実行に移されつつあるようだ。

リチャード・ギアと33歳年下の妻、アレハンドラ・シルバが結婚したのは2018年のことだった。シルバはギアと暮らすために、スペインから米国に移住した。「アレハンドラは寛大なことに、僕の世界に6年間暮らしてくれた。だからこんどは僕のほうが、少なくとも6年間は彼女の世界に住むのが筋だと思う」と、リチャード・ギアはスペイン語版『ヴァニティ・フェア』誌の独占インタビューで2024年3月に語っている。

夫婦の間には二人の息子が生まれている。2019年に誕生したアレクサンダーと、2020年に誕生したジェームズである。ギアが『ピープル』誌に語るには、子供たちはスペイン語と英語のバイリンガルだという。

前出の独占インタビューで、ギアは次のように語っている。「マドリードに移住することは、僕にとって大冒険になるだろうね。というのも、僕はこれまで米国以外の場所にフルタイムで住んだことがないんだ」

ちなみに同インタビューの発言からは、売却した邸宅とは別に、ギアがニューヨークにも邸宅を所有していることがわかる。『ピープル』誌はそのことに注目し、ギアはスペインへ移住した後も、米国との行き来を続けるだろうとしている。

『ピープル』誌によると、ギアとシルヴァは2014年、イタリアの高級リゾート地ポジターノの高級ホテルで運命的な出会いをしたという。二人はたちまち恋に落ち、2018年に結婚。今年8月にギアが75歳の誕生日を迎えたときには、シルバはInstagramの投稿でお祝いのメッセージを寄せた。

ちなみにリチャード・ギアにとって、アレハンドラ・シルバは3人目の妻にあたる。先妻キャリー・ローウェルとの間には、現在24歳の息子ホーマーがいる。

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