ミス・ユニバースにまつわる歴代スキャンダルと栄光

コンテストにまつわるスキャンダル
王冠は誰の手に?
王冠は誰の手に
ジョルジーナ・リザークに対する脅迫
王冠はマリソル・マラレの手に
スティーヴ・ハーヴェイの間違い
ミス・ユニバースを去ったスティーヴ・ハーヴェイ
渡邊珠里:物議を醸した「ナショナル・コスチューム」
疑惑のミス・パラグアイ:カネの力で手に入れた王冠?
批判の的になったルピタ・ジョーンズ
不適切な行動で資格取り消し:アンジェラ・グラドス
墓穴を掘ったカミラ・カニコバ
キンバリー・カスティージョ:不敬?
ミス・ユニバース史に残るスキャンダル・論争・栄光
ミスユニバースの最も記憶に残るスキャンダル、論争、勝利
一番優勝者を輩出しているのは:米国
第2位・第3位は:ベネズエラ、プエルトリコ
勢いづくラテン系
トランスジェンダーのミス・ユニバース?
トランスジェンダーの参加が認められる
疑惑の辞退
疑惑の辞退
ハネリュ・コミシオン:初の黒人ミス・ユニバース
毎年出場:カナダ、フランス
レオナ・ゲージ:既婚で失冠
ブレンダ・ロブレス:妊娠中の出場
ブレンダ・ロブレス:妊娠中の出場
いきなり太ったアリシア・マチャド
エロディ・ゴッスイン:洒落にならないジョーク
エロディ・ゴッスイン:洒落にならないジョーク
オクサナ・フェドロワの辞退
オクサナ・フェドロワの辞退
ジェニファー・ホーキンス:スカートが脱げるアクシデント
ミス・プエルトリコ:ドレスに催涙スプレー?
ダイアナ・メンドーサ:ヌード写真がスキャンダルに
ミス・イスラエルとミス・レバノン:物議を醸したツーショット
デシレ・コルデロ:小さなタトゥーが大騒動に
ミス・レバノンの出場辞退
元ミス米国、チェスリー・クリストの死
コンテストにまつわるスキャンダル

以前から悲劇やスキャンダル、噂がついて回るミス・コンテスト。今回はミス・ユニバースの歴史を振り返り、特に注目を浴びた事件や優勝者について見てゆくことにしましょう。

王冠は誰の手に?

1952年、映えある初代ミス・ユニバースの栄冠はフィンランド人モデル、アルミ・クーセラの手に渡りました。

 

王冠は誰の手に

優勝者に贈られる王冠は、英国女王、エリザベス2世が着用している王冠のレプリカです。写真は初代ミス・ユニバースに輝いた年のアルミ・クーセラ。

ジョルジーナ・リザークに対する脅迫

1971年のミス・ユニバース、レバノン人のジョルジーナ・リザークはプエルトリコで戴冠式に臨む予定でしたが、脅迫をうけたらしく、王冠を受け取ることができませんでした。

 

王冠はマリソル・マラレの手に

代わりに、プエルトリコのマリソル・マラレが新女王の座を獲得。

スティーヴ・ハーヴェイの間違い

忘れがたいのは2015年のミス・ユニバース。戴冠式の司会者、スティーヴ・ハーヴェイが優勝者を間違えて発表、コロンビア代表のアリアドナ・グティエレスが数秒間だけ栄冠を被ることに。その後、ハーヴェイは謝罪し、真の優勝者、フィリピンのピア・ウォルツバックに王冠を授与しなおしました。

ミス・ユニバースを去ったスティーヴ・ハーヴェイ

2021年に開催された第69回ミス・コンテストには、それまで4回連続で司会者を務めていたハーヴェイの姿はありませんでした。代わりに司会者に選ばれたのはマリオ・ロペス。ハーヴェイは授賞式で間違いを犯したために追放されたのだという噂も根強いものの、公式発表では契約更新の遅れが原因であり、ハーヴェイは第70回の司会者としてカムバックするということです。

渡邊珠里:物議を醸した「ナショナル・コスチューム」

2021年のミス・ユニバース日本代表として出場した渡邊珠里でしたが、彼女の「ナショナル・コスチューム」は物議を醸すことに。実際の伝統を紹介するというよりも、ステレオタイプな日本のイメージを発信したと受け止められたことが原因。

写真:MENAHEM KAHANA/AFP via Getty Images

疑惑のミス・パラグアイ:カネの力で手に入れた王冠?

パラグアイ代表候補としてしのぎを削っていたカレン・ガビラン、アラセリ・ドミンゲス、ガブリエラ・ベニテスの3人は全員きちんと予選や選抜に出場していましたが、優勝したのは最終選考の3日前にいきなり登場したヴァネッサ・カストロ。もちろん予選には出場していませんでした。このため、ネット上では不正疑惑がささやかれ、カストロはミス・パラグアイの王冠を買収したのだという者まで現れる始末。

批判の的になったルピタ・ジョーンズ

2020年、ミス・コンテストの元参加者たちが、メキシコ代表候補のとりまとめや準備を担当していたルピタ・ジョーンズを暴力的だとして批判。それどころか、参加を妨害された候補者までいるとか。最初に声を上げたのは2019年のミス・メキシコ、ソフィア・アラゴンでした。

不適切な行動で資格取り消し:アンジェラ・グラドス

2019年、ペルー代表としてミス・ユニバースを目指していたアンジェラ・グラドス。しかし、パーティーで酔いつぶれている映像が出回ったため、資格取り消しに。ミス・コンテストの参加者たちには、イベントのイメージに背く喫煙や飲酒行為を行ってはならないという契約が課されるためだと言われています。

墓穴を掘ったカミラ・カニコバ

酔いつぶれているアンジェラ・グラドスを撮影したのは自分だと告白したのは、2019年のミス・ペルー・ティーン、カミラ・カニコバ。ミス・ユニバースの不適切な行動を報告するためだったと主張しましたが、本人もまた、許可なく同じディスコにいたことが発覚、資格停止処分に。

 

キンバリー・カスティージョ:不敬?

2014年、特徴的な衣装で論争を巻き起こしたドミニカ共和国代表、キンバリー・カスティージョ。ドミニカの守護聖人、アルタグラシアの聖母を彷彿とさせる衣装が、宗教に対する不敬であるとして不評を買ったためです。カスティージョは厳しい批判の的に。

 

ミス・ユニバース史に残るスキャンダル・論争・栄光

女性たちの才気と美貌を競うこのイベントは1952年に始まりました。

ミスユニバースの最も記憶に残るスキャンダル、論争、勝利

そして、世界一の美女を決めるこのコンテストも、スキャンダルや風変わりな事件と無縁ではないのです。

一番優勝者を輩出しているのは:米国

米国は8人のミス・ユニバースを輩出しており、ミス・コンテストのトップを走っています。

第2位・第3位は:ベネズエラ、プエルトリコ

米国に続くのは優勝者7人のベネズエラと5人のプエルトリコ。

勢いづくラテン系

ここ10年間、ラテン系候補の活躍が目立っています。

トランスジェンダーのミス・ユニバース?

トランスジェンダーの出場者、ジェナ・タラコヴァの参加資格をめぐって論争を巻き起こしたミス・ユニバース・カナダ。結局、彼女の出場は認められ、準決勝進出を果たしました。

トランスジェンダーの参加が認められる

この事件を受けて、ミス・ユニバースは2010年にトランスジェンダーの参加者にも門戸を開放。

疑惑の辞退

1974年のミス・ユニバースでスペイン人のアンパロ・ムニョスは戴冠後わずか数か月で辞退を申し入れ。

疑惑の辞退

その理由は憶測の域を出たことがありませんが、代わりのミスが選ばれることはありませんでした。

ハネリュ・コミシオン:初の黒人ミス・ユニバース

1977年、黒人女性として初めてミス・ユニバースに輝いたトリニダード・トバゴ出身のハネリュ・コミシオン。彼女の優勝は母国を勇気づけることになりました。

毎年出場:カナダ、フランス

ミス・ユニバースに毎年出場しているのはカナダとフランスだけ。

レオナ・ゲージ:既婚で失冠

1957年、既婚であることが発覚し、米国代表の座を奪われたレオナ・ゲージ。

 

ブレンダ・ロブレス:妊娠中の出場

プエルトリコ代表のブレンダ・ロブレスは、1994年のミス・コンテストに出場したとき妊娠中でした。

ブレンダ・ロブレス:妊娠中の出場

失格になることはなかったものの、プエルトリコの運営者たちは彼女が次期優勝者に王冠を授けることを認めませんでした。

いきなり太ったアリシア・マチャド

急激に太ったことで批判の的になってしまった1996年のミス・ユニバース優勝者、アリシア・マチャド。あのドナルド・トランプいわく、彼女は「食べる機械」なのだとか。

エロディ・ゴッスイン:洒落にならないジョーク

2001年、トランスセクシュアルであること明かしてスキャンダルを巻き起こしたフランス代表、エロディ・ゴッスイン。

エロディ・ゴッスイン:洒落にならないジョーク

その直後に、それは友人たちがでっち上げた冗談だったと公表した。

オクサナ・フェドロワの辞退

2002年、戴冠からわずか4か月でミス・ユニバースの座を辞退したロシアのオクサナ・フェドロワ。

オクサナ・フェドロワの辞退

元女王は、ミス・ユニバースにまつわる諸々の出来事についてゆけなかったことが辞退の原因だと述べました。

ジェニファー・ホーキンス:スカートが脱げるアクシデント

2004年のミス・ユニバース優勝者、ジェニファー・ホーキンスはパレードでスカートが脱げてしまい、下着の趣味が悪いという批判を浴びる羽目に。

ミス・プエルトリコ:ドレスに催涙スプレー?

ドレスに催涙スプレーをかけられるというスキャンダルに巻き込まれたことで、世界中のマスコミに注目された2008年のミス・プエルトリコ、イングリッド・リベラ。写真では黒いドレスを着ているのがイングリッド・リベラです。

ダイアナ・メンドーサ:ヌード写真がスキャンダルに

王冠をかぶったままヌードで写真を撮ったことで批判の的になった、2008年のミス・ユニバース、ダイアナ・メンドーサ。しかし、コンテストの主催者はこの写真にOKを出しました。

ミス・イスラエルとミス・レバノン:物議を醸したツーショット

ミス・レバノンのセルフィーに一緒に写ったことでレバノン人の怒りを買ったミス・イスラエル、ドロン・マタロン。

デシレ・コルデロ:小さなタトゥーが大騒動に

太ももの小さなタトゥーが世界中の視線を集めることになってしまったのは、スペイン代表候補のデシレ・コルデロ。問題のタトゥーはインド諸宗教で神聖視される呪文「オーム」のシンボルだった。

ミス・レバノンの出場辞退

2002年、ミス・レバノンのクリスティーナ・サワヤは、ミス・イスラエル、ヤミット・ハー・ノイが出場していることに抗議してコンテストに参加しませんでした。

元ミス米国、チェスリー・クリストの死

2022年1月30日、ニューヨークの42番街にある超高層ビル「ジ・オライオン」の下で、このビルに住んでいた2019年のミス米国、チェスリー・クリストの遺体が発見されました。数時間後、警察は自殺であったと公表。ピープル誌によれば、若いチェスリーは自分の財産すべてを母(彼女もまたミス・コンテスト優勝経験あり)に譲るようにという遺書を残していたと言います。

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