マーベル作品にも出演した『ゲーム・オブ・スローンズ』のスターたち
一見、共通点がないようにみえる『ゲーム・オブ・スローンズ』とマーベル・コミックの世界だが、『GOT』出演者の多くはマーベル・シネマティック・ユニバース作品で何らかの役を得た経験がある。作品に応じたその変身ぶりをみてみよう。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のマージェリー役で一躍有名になった英女優ナタリー・ドーマー。それ以前に、マーベルのスーパーヒーロー映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年) でプライベート・ロレインを演じている。ほかに『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』(2012 年)、『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』(2014 年、 2015 年)、『ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密〜』(2020 年)など数多くの映画やテレビ シリーズでも活躍している。
写真: HBO/MCU
『ゲーム・オブ・スローンズ』以前には以前に注目すべき映画出演はなかったキット・ハリントンだが、同作のジョン・スノウ役で世界的ブレイクを果たした。2021 年にはマーベルの大ヒット作『エターナルズ』でメインキャストの一人となっている。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』のアリア・スターク役で多くのメディアから称賛を受けた若きメイジー・ウィリアムズ。その後、マーベル作品の『ニュー・ミュータント』(2020年)で主役の座を射止めた。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』で悪役の1人であるラムゼイ・ボルトンを演じた英俳優イワン・リオン。マーベル・コミックを原作とした2017年のミニシリーズ『インヒューマンズ』に出演を果たした。
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輝かしいキャリアを誇るリチャード・E・グラントはイゼンバロ役で『ゲーム・オブ・スローンズ』の計3話に登場。マーベル作品では『ロキ』へのゲスト出演や、ウルヴァリンシリーズの『LOGAN/ローガン』のザンダー・ライス博士役が知られている。さらに『ドラキュラ』(1992 年)、『スパイス・ザ・ムービー』(1997 年)、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019 年)等、数多くの映画に出演している。
写真: HBO/MCU
中国系イギリス人ジェシカ・ヘンウィックは『ゲーム・オブ・スローンズ』でナイメリア・サンドを演じた後、マーベル・コミック原作のドラマシリーズ『アイアン・フィスト』で主役を務め、同じく『ルーク・ケイジ』にも出演。さらに『スター・ウォーズ』や『マトリックス』シリーズでも印象に残る演技をしている。
写真: HBO/MCU
スコットランド出身の俳優リチャード・マッデンは『ゲーム・オブ・スローンズ』のロブ・スターク役で強烈な印象を残した。マーベル・コミック原作のスーパーヒーロー映画『エターナルズ』でも主要キャラクターであるイカリス役を好演している。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6でオルネラ役を務めたハナは、マーベル発のスーパーヒーロー映画『アントマン&ワスプ』(2018年)にも出演している。さらに、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)、ドラマシリーズ『ブラック・ミラー』、スピルバーグ作品『レディ・プレイヤー』などの大作でも活躍を見せている。
写真: HBO/MCU
『ゲーム・オブ・スローンズ』でブリンデン・タリー役を務めた才能豊かなベテラン俳優、クライヴ・ラッセル。さまざまな大型映画に出演しており、中でも代表作は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』のロラス・タイレル役とマーベルシリーズでブレイクを果たしたイギリス出身のフィン・ジョーンズ。『アイアン・フィスト』で主役の座を射止め、『ディフェンダーズ』および『ルーク・ケイジ』にも出演している。それ以前は、出演作は低予算のホラー映画が数本という無名に近い存在だった。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』のサンサ・スターク役で女優デビューし、瞬く間に人気を博したソフィー・ターナー。その後は『X-MEN:ダーク・フェニックス』で主役の座を射止めたほか、2022 年 5 月公開のHBO Max TVミニシリーズ『ザ・ステアケース(原題) / The Staircase』ではアカデミー俳優コリン・ファースと共演している。
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生まれつき小人症のピーター・ディンクレイジはさまざまなマーベル作品に出演、とくに『X-MEN:フューチャー&パスト』のボリバー・トラスク役が有名だ。しかし世界各国の人々に知られるようになったきっかけは『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオン・ラニスター役。魅力あふれる役柄が高い人気を集め、最終シーズンまで残った数少ないキャストの一人となった。
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また、ピーター・ディンクレイジはマーベルの大ヒット作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でドワーフの生き残りであるエイトリ役を務めた。主人公ソーに新たな力をもたらす武器ストームブレイカーを鍛造する重要な役どころだ。
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イギリスのベテラン俳優、デイビッド・ブラッドリー。『ゲーム・オブ・スローンズ』ではウォルダー・フレイ役でファンを魅了し、マーベルのスーパーヒーロー映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』にも出演。『ハリー・ポッター』シリーズではアーガス・フィルチ役を好演するなど、幅広い活躍を続けている。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』全3話に出演したエド・スクレインだが、途中交代したようだ。CBRによれば、エド自身は「素晴らしい経験となったが、ポリシーの問題から現場を離れることになった」としている。とはいえ、マーベル作品の『デッドプール』(2016年)で主役の宿敵フランシス役を務めるなど、順調に活躍の場を広げている。
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2011 年に、マーベル・コミックを下敷きにした『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』に出演。続いて『ゲーム・オブ・スローンズ』でランディル・ターリー役を務めた。ただし、この役はデナーリスのドラゴンに家族ともども焼き殺されてしまう悲惨な最期を迎える。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』で野人たちをまとめるリーダーとなったマンス・レイダーを演じたキーラン・ハインズ。多くの登場人物と同じく悲劇的な運命をたどることになる(火あぶりに処されたマンスを楽にするためジョンがその心臓に矢を放った名シーンは多くの人の記憶に残っている)。マーベルの『ゴーストライダー2』のロアーク役や『ハリー・ポッターと死の秘宝』のダンブルドア役を始め、数多くの作品にひっぱりだこ。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』全3話でアッゴ役を演じた英俳優チュク・モデュー。2018年に公開された『キャプテン・マーベル』 に出演したほか、ドラマシリーズ『グッド・ドクター』では研修医ジャレッド・カルーを演じて人気をさらった。
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