マドンナの実弟、クリストファー・チッコーネが死去
マドンナの実弟であるクリストファー・チッコーネ(写真左)が、63歳で亡くなった。死因はすい臓がんだという。オンラインメディア「TMZ」が、チッコーネの代理人の言葉として伝えている。
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「ポップの女王」の弟クリストファー・チッコーネはかつてダンサーそして振付師であり、駆け出しのころのマドンナのステージでバックダンサーを務めるなど、公私にわたり緊密な関係を築いていた。
クリストファー・チッコーネはダンスの分野に加えて、ドレッサーやクリエイティブコンサルタントとしても豊かな才能を発揮してマドンナの活動を支えた。
マドンナの人気絶頂期にあたる1990年に行われた『ブロンド・アンビション・ツアー』、そして1993年の『ザ・ガーリー・ショー』というワールドツアーではアートディレクターという重要な役目を担った。
マドンナだけではなく、クリストファー・チッコーネはトニー・ベネットやドリー・パートンのミュージックビデオの監督を務めたほか、インテリアデザイナーとしても活躍していた。
強いきずなで結ばれていたクリストファー・チッコーネとマドンナだが、チッコーネが2008年に暴露本『ライフ・ウィズ・マイ・シスター・マドンナ』を出版したことで二人は不仲になってしまった。
『ヴァニティ』誌が伝えるように2012年に二人は和解に至り、チッコーネはそれと同時に自身初のシューズブランド「チッコーネ・コレクション」を立ち上げた。
さまざまな経験を共にした弟チッコーネを失ったマドンナは、SNSへの投稿を通じて、二人の結びつきは永遠だとしている。
「弟のクリストファーが亡くなりました。長年にわたりきょうだいのンの中でだれよりも近しい存在で、私たちの間には説明のできないような絆がありました」と弟との関係を振り返った。
画像:Instagram - Madonna
また、前出のメディア「TMZ」等が報じているように、マドンナは弟を失うわずか2週間前に義理の母であるジョアン・クレア・チッコーネを見送っている。
義理の母は、マドンナの父親シルヴィオ・チッコーネが1966年に再婚した相手だ。最初の妻でマドンナの母親であるマドンナ・ルイーズ・フォルティンは、マドンナがわずか5歳だった1963年に乳がんで他界している。
マドンナはわずか2週間の間に、50年近い年月を共にした義理の母と、幼い頃から苦楽を共にした弟という二人の近親を失ってしまった。「ポップの女王」の痛手が一日も早く言えることを祈ろう。