遺言書の内容を変更したブルース・ウィリス:失語症から認知症へ
2022年3月、ブルース・ウィリスが66歳で俳優業を引退することを親族が発表し世界を驚かせた。
親族が明かしたところによれば、ブルース・ウィリスは失語症により引退する。失語症により会話やコミュニケーション能力に問題が生じ、それまで通り俳優業を続けられなくなったという。
困難な状況に陥ったブルース・ウィリスを、妻エマ・ヘミングはもちろん、元妻で女優のデミ・ムーア、そして5人の娘たち(デミ・ムーアとの間に3人、エマ・ヘミングとの間に2人)が支えている。
写真: Instagram - @demimoore
実際、デミ・ムーアと娘のスカウトやタルーラが自身のインスタグラムのアカウントで公開しているように、2つの家族は2022年のクリスマスを一緒に過ごしている。
写真: Instagram - @demimoore
互いの関係は大変良好にもかかわらず、ブルース・ウィリスは熟考の末、デミ・ムーアを遺産相続の対象から外す決断をした。
有名人の総資産額を推定するサイト『Celebrity Net Worth』によれば、ブルース・ウィリスの総資産は2億5000万ドルに及ぶという。
しかし、『Radar Online』の独占情報によれば、長女ルーマー、次女スカウト、三女タルーラの母親であるデミ・ムーアは、ブルース・ウィリスの相続リストから外されているという。
実は、母親だけでなく二人の間に生まれた3人の娘たちも、相続財産がそれぞれ「たった」100万ドルにまで下がってしまっている。
しかし、何事にも理由がある。前述のメディアによれば、ブルース・ウィリスは、デミ・ムーアの財産は、彼女と3人の娘たちの未来を支えるのに十分すぎると考えている。
『Celebrity Net Worth』によれば、ブルース・ウィリスほどではないとしても、セレブ女優であるデミ・ムーアも2億ドルの資産を保有しているという。
そのためブルース・ウィリスは、現在の配偶者であるエマ・ヘミングと2人の娘マーベル・レイとイブリン・ペンに財産の大部分を残すのが最善だと考えているようだ。
『Radar Online』によれば、ブルース・ウィリスが2009年にエマ・ヘミングと結婚した際に彼の遺言は既に書き直されていたという。
2012年にメイベル、2014年にイブリン・ペンが誕生すると、遺言書は再び修正・更新されることになった。
ブルース・ウィリスが更に思い切った決断を下したのは、健康問題が起こった最近のことだ。
ブルースはデミの経済力が彼女と3人の娘たちが不自由のない暮らしを送るのに十分だと確信している。
この決断がデミとの娘たち、ルーマー、スカウト、タルーラにどのような影響を与えるのかはまだ分からない。客観的に見れば、3人が受け取る遺産は父親の遺産のたった1%に過ぎない。