パジャマなしで眠るのは身体にいい?:6つのメリットとデメリットとは
パジャマを着ないで出ると一体どんなメリットがあるのだろうか。メリットがあればデメリットもあるはず。今回は素肌で寝ることの「功罪」を交互にご紹介しよう。
2018年に発表された研究によれば、パジャマや衣服を着ずに眠ると感覚刺激や体温調整がスムーズに行われるため、夜中に目が覚めることが少なくなり、睡眠の質が改善されるかもしれないと判明。
しかし、何も身に着けずに眠ると排泄物の微粒子がおならを通してシーツに付着してまうというデメリットもあります。これについてアンソニー・ユン博士はTikTok動画のなかで、人は通常1日に15~ 25回おならをすると述べています。
また、婦人科医によれば、寝汗やほてりに悩まされている女性の場合、きつい下着を避け湿気を逃がすことでカンジダ症にかかりにくくなると言うことです。
しかし、何も身に着けずに眠ると、布団のなかに潜んでいたダニやカビ、ペットのフケといったアレルゲンに直接触れることになるので、アレルギー症状が出てしまうこともあります。
『Pepper』誌 のサラ・スプーア氏によれば、生まれたままの姿で寝ることで概日リズムをはじめとする人間本来の睡眠周期を維持することができると言います。
画像:Filip Mroz Oko / Unsplash
しかし、寒い季節にパジャマなしで眠ると身体の凍えから睡眠を妨げられてしまうことも。毛布や掛け布団を追加する必要があるかもしれません。
2018年に発表された研究によれば、きつくない下着を着用している男性はそうでない男性と比べて精子の濃度が25%高いほか、精子の総数も17%多いことが判明しています。
多くの場合、着心地のよいパジャマのほうが高級シーツよりも価格が手頃です。敏感肌の方にとって、シーツが粗悪だとパジャマなしで眠るのは難しいでしょう。
画像:Liliana Drew / Pexels
ヘルスケア誌『Preention』で性や恋愛に詳しいカリナ・カーステン氏が語ったところによれば、何も身に着けずに眠ることで触覚が研ぎ澄まされ、自分自身の身体をより身近に感じられるとのこと。
パジャマなしで眠る場合、寝具が汗や皮脂、老廃物などで汚れやすいため、頻繁にシーツを洗わなくてはいけません。そこで、寝る前に入浴し、汚れを軽減するようにしましょう。
研究によれば、肌のふれあいによって「愛情ホルモン」オキシトシンが放出されるため、パジャマなしで眠ることでパートナーとの関係改善も期待できるとのこと。また、Sleep Foundationによれば、オキシトシンは不安感を和らげ安心感を高める効果があると言います。
睡眠中に火事や地震をはじめとする緊急事態が発生してしまった場合、急いで服を身に着けなくてはなりませんが、これはかなり煩わしいものです。しかし、さもないと生まれた姿のまま隣人と対面することになってしまいます。
性に詳しい専門家たちによれば、パジャマなしで眠ることによって自分自身の身体を実感することができるとのこと。これは普段、服を着て暮らす現代人にとって貴重な機会です。また、他人の前で何も身に着けずに過ごすと、自尊心やボディイメージも高まるそうです。
「ビューティー・スリープ(美容睡眠)」という言葉をご存じですか? パジャマなしで眠ることで睡眠の質がアップすれば、お肌や全身の健康改善が期待できます。
画像:Andrea Piacquadio / Pexels
しかし、子供やルームメイトがいるなど、生活スペースを他人と共有している場合には、トイレやキッチンにそのまま向かうわけには行きません。
何も身に着けずに眠るようにすれば、パジャマや寝間着を購入する必要もありません。気になる方は少し香水を垂らせばOK 。
画像:Pixabay / Pexels