ロサンゼルス・ドジャースの大谷選手の愛犬、デコピンの活躍を振り返る
大谷選手の愛犬として、その一挙手一投足が注目される存在になった「デコピン」。
デコピンが公の場に初めて登場したのは昨年11月のことだ。愛犬デコピンと大谷選手の出会いから、今年1年の活躍を振り返ろう。
デコピンと大谷選手の出会いは、孤独なリハビリ期間だった。米スポーツ誌『Sports Illustrated』によれば、昨年9月の右肘手術後に野球好きのドッグブリーダーからの紹介がキッカケで飼育を始めたという。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
大谷選手はデコピンの由来について、家に迎える前に付けられていた元の名前「デコイ」にちなんだと説明。犬種はオランダ原産の狩猟犬「コーイケルホンディエ」とみられ、その別名「ダッチ・ディーコイ・スパニエル」から「デコイ」と名付けられたようだ。
デコピンについて特に印象的だったのは、8月のオリオールズ戦で行われた始球式だろう。マウンドでボールをくわえたデコピンがホームベースまで一直線に駆け寄ると、大谷選手も満面の笑みでデコピンとハイタッチ。今季の「名場面」の一つとなった。
始球式に加え、その日は大谷選手とデコピンのボブルヘッド人形(首振り人形)が入場者に配布された。貴重な人形をゲットすべく、試合開始の何時間も前から球場の周りに長蛇の列ができ話題となった。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
現地時間8月16日〜18日にかけて行われた、選手たちが好きなものをバットやスパイクで表現するMLBの「プレーヤーズ・ウィークエンド」でも、デコピンが話題を集めた。デコピンのイラストをあしらった特別なスパイクシューズを大谷選手が披露したのだ。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
現地時間11月21日には、ナ・リーグのMVPを大谷選手が受賞。家族全員で喜びを分かち合ったが、受賞発表後にデコピンがソファからジャンプして逃走するという微笑ましいシーンも見られた。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
そんなデコピンは、今年の世相を映す「変わりびな」の題材にも選ばれた。大谷選手のひな人形は、始球式を務めたデコピンとのハイタッチがモチーフとなっており、妻の真美子さんも笑顔で見守っている。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
シーズン終盤にはピッチング練習も再開しており、来季からは再び二刀流での活躍に期待がかかる大谷翔平。その忠実な愛犬・デコピンからも目が離せない。
画像:Kyodo / Kyodo News Images