トム・クルーズとケイティ・ホームズの娘、スリ・クルーズは17歳
スリ・クルーズは2006年4月18日、ハリウッドを代表する俳優トム・クルーズとケイティ・ホームズの間に生まれた。大物セレブの2世として各国メディアから注目を集めるスリは、現在、母親のケイティと共にニューヨークで暮らしている。
家庭環境は多少複雑だが、スリはふつうのティーンエイジャーとして暮らしている。母親のケイティは、スリを過去から出来るだけ守ろうとしているようだ。
トム・クルーズとケイティ・ホームズは2005年に『ミッション:インポッシブル3』(2006)のキャスティングを通して知り合った。その後まもなく、トムはパリのエッフェル塔の最上階でケイティにプロポーズする。
2006年11月、トムとケイティはイタリアのオデスカルキ城で盛大な結婚式を挙げた。この時、すでにスリは誕生していた。
スリ・クルーズは2006年4月18日に、カリフォルニア州サンタモニカで誕生した。世界中のメディアが注目する赤ちゃんで、生後6カ月で『ヴァニティ・フェア』誌の表紙を飾っている。
しかし、トムとケイティの結婚生活はわずか数年しか続かなかった。2012年6月、ケイティは離婚を申請した。
ニュースサイトTMZによれば、トムが新興宗教サイエントロジーの熱心な信者であることが離婚の原因になったという。トムが娘をサイエントロジーに入れようとしたことからケイティは離婚を決意し、全面的に親権を求めた。
離婚に先立ちケイティはさまざまな解決法を模索し、トムの元妻であるニコール・キッドマンにもアドバイスを求めている。ハリウッドを代表する俳優トム・クルーズとの結婚そして離婚という特別な体験をした二人には、互いへの共感があったようだ。
通常、子供を持つカップルが離婚した場合は共同親権となる。しかしケイティは単独親権を要求したことから厳しい離婚条件がつきつけられ、さまざまな苦労を抱えることになった。
そうした条件のひとつが、トム・クルーズそして結婚生活に関する守秘義務を守ることだ。また、離婚してから5年間は恋人をつくってはならないうルールも守らなければならなかったと、『ヴォーグ』誌が伝えている。
『ピープル』誌は、トム・クルーズもスリの親権を申請し、月に10日間の面会が許可されたとしている。一方ケイティ・ホームズはスリの単独親権を維持するべく、厳しい離婚調停条件を守り続けなければならなかった。
離婚後のケイティはスリと共にニューヨークに移り住み、トムとの関係を一切絶つようにしている。娘にはカトリックの洗礼を受けさせているが、これはサイエントロジー会員であるトムが決して許さなかったことのひとつだ。
『USウィークリー』誌によれば、スリとトム・クルーズは2013年以降公の場に一緒に姿をみせていない。 トムは月10日間のスリとの面会が許可されているが、信仰する宗教の厳しい規則を理由に、自主的に会わないことにしたという。
トムにとっては、娘がサイエントロジーの会員ではないことが引っかかるようだ。しかし2016年の『エル・ムンド』紙の報道によれば、トムはふたたび娘と連絡を取ろうとしているという。
『Hello』誌によれば、両親が別れてからスリは父親とはコンタクトがなく、母親を最大の相談相手としているようだ。母娘の仲はきわめて良く、そろってギリシャの難民キャンプを訪ねたこともある。
あまりにも有名な両親をもつことから、つねに注目を浴びてきたスリ・クルーズ。トムとケイティが別れてからは公の場から遠ざかり、現在はニューヨークでふつうのティーンとして暮らしている。母娘はできるかぎりメディアを避けて落ち着いた生活をしているようだ。
ケイティは娘が受ける教育に熱心に関わっている。『Town & Country』誌で語っているように、スリの人生に尊敬、連帯、献身、平等といった価値観をもたせようとしているのだ。
トムとケイティはそれぞれ異なる教育方針を掲げていたことから、スリの教育は両親にとりいさかいの種となっていたようだ。トムは家庭教師をつけて勉強さえsイエントロジーの教えを学ばせたかったが、ケイティは私立学校で教育を受けさせることを望んだ。
トムと別れたケイティは、スリをニューヨークにあるカトリック系名門校「Sacred Heart Catholic School」に入学させた。『ヴァニティ・フェア』誌によれば、スリは、厳しい教育で知られるこの学校で勉強はもちろんバレエや体操などの課外活動にも積極的に取り組んでいる。
ケイティは娘の教育に細心の注意を払っており、スリを甘やかしたり必要以上の贅沢をさせないようにしている。スリが責任感のある自立した女性になり、物質的価値よりマナーの良さを大切にすることを望んでいると、『Europa Press』が報じた。
スリには幼い頃からコケティッシュなところがあるが、生後6カ月で『ヴァニティ・フェア』誌の表紙を飾ったことを思えばそれも当然かもしれない。どこに行くにもカメラマンがついてくるスリが、自分は同年代のほかの子どもたちとは違う存在だと感じたとしても不思議はないだろう。
母方の祖父母と過ごすことも多いスリだが、父方の家族とは一度も会ったことがないという。スリとトム・クルーズの関係をみれば、父方の親戚と交流がないのも不思議はないかもしれない。ケイティが公私を通じてトム・クルーズに関するコメントを避けていることもあるだろう。
ケイティは過去の傷にふれないようにしていると、複数のメディアが報じている。そのためケイティはスリの交友生活を気にかけ、スリが友人やクラスメートから父親のことを聞かれることを案じているようだ。
ケイティとスリは単なる母娘以上の関係を育んでいるようだ。親友のようにおそろいのファッションで歩く姿を何度もキャッチされている。ケイティはスリのファッションにも敏感で、小さなレディとしてときにヒールのある靴や高価な衣類も着せている。
『グラマー』誌によれば、最近のスリの服のほとんどがハンドメイドで、オンラインマーケットのEtsyで購入されたものだそう。
バレエをこよなく愛するスリ。ファッションでは靴にこだわりがあり、5歳にしてすでに200足以上の靴を所有していたと『Hello!』誌が伝えている。
10代のスリはメイクにも関心をもつようになり、母親と一緒にコスメショップに連れ立つ姿がキャッチされている。
同世代の多くの友人とは異なり、スリはソーシャルネットワークを使わない。SNSの使用を許されていないのだ。
母親のケイティも娘の写真をSNSで公開することにはかなり慎重だ。スリの15歳の誕生日のときでさえも、娘が幼い頃の白黒写真を数枚アップするだけにとどめた。
長い間メディアから遠ざかっていたスリだが、2022年公開のケイティ・ホームズ監督・脚本・主演の『Alone Together』で歌手デビューを果たした。
現在、17歳となったスリ。両親と同じ映画界ではなくファッションの世界に飛び込むことを決め、世界各国のファッション関係のスクールを調べているようだ。どんなキャリアに進むにしても、二人のスターを両親にもつスリの今後から目が離せない。