アラ還のロマンス:ティム・バートンとモニカ・ベルッチが交際宣言
「いくつになっても恋はできる」なんて嘘くさく聞こえるだろうか。だがモニカ・ベルッチとティム・バートンの二人が身をもってそれを証明してくれたようだ。
「アラ還」元ボンドガールのモニカ・ベルッチ(58)と映画監督のティム・バートン(64)が交際を公表、多くの人を驚かせた。
「人がこの世で知る最高の幸せ。それは誰かを愛し、その人から愛されること」とは映画『ムーラン・ルージュ』(2001)の中のセリフだが、二人にとってはいままさにその幸せの絶頂というところだろう。
二人がパリの路上でキスしているところが目撃され、明らかとなった。
フランスの週刊誌『パリ・マッチ』が二人が手をつないで歩く写真をいくつも掲載した。
二人の関係は何か月も前に始まっていたが、ずっと秘密が保たれていた。
スクープを掲載した『パリ・マッチ』誌によると、二人の関係は昨年の10月からだという。
始まりは昨年の10月、ティム・バートンがフランスのリヨンで行われたリュミエール映画祭に招待された時に遡る。バートン監督はそこでこれまでの活躍が評価されてリュミエール賞を受賞、そのトロフィーの授与を行ったのがモニカ・ベルッチだったのだ。
おまけに授賞式のあいだ二人の席は隣同士。これも天の配剤だったのだろうか?
二人が知り合ったのはこの時が最初ではない。一緒に仕事をしたことこそないものの、2006年のカンヌ映画祭ですでに二人は知り合っていたが、その当時はお互い別のパートナーがいた。
当時モニカ・ベルッチは俳優のヴァンサン・カッセルと結婚中。カッセルとの間には二人の娘がいたが、2013年に離婚した。
その後、2019年にはアーティストのニコラ・ルフェーブルと交際していた時期もあったが、数か月で破局。
一方、ティム・バートンは2001年から2014年まで女優のヘレナ・ボナム=カーターと生活していた。二人の間にも2003年に息子ビリーと2007年に娘のネルが生まれている。ハリウッドでも指折りのお似合いカップルと思われたのだが……
ティム・バートンはそれ以前にも二度結婚経験がある。一度目の相手はドイツ出身のアーティスト、レナ・ギーゼケで、二度目はモデルで女優のリサ・マリー。それぞれ1991年と2001年に関係が終わっている。
というわけで、ティム・バートンとモニカ・ベルッチの二人の関係はごく最近始まったようだ。もちろん、昨年10月からしばらくのあいだ二人の関係の秘密が守られていたことも確かなので、本当はもっと長い可能性が完全に否定できるわけでもない。
こうして二人の関係が明らかとなった今、レッドカーペットの上で並び立つ二人を見たいという声も大きい。じっさい、これからその機会はたくさん訪れることだろう。
ティム・バートン監督はNetflixで配信中の人気ドラマ『ウェンズデー』の第二シーズン製作が決定したばかり。一方、モニカ・ベルッチも複数の映画やドラマに出演中。戦間期のメキシコやスペインで政治活動に身を投じた女性写真家ティナ・モドッティを演じるドラマ『ラディカル・アイ』や、4月公開予定の映画『マフィア・マンマ』が楽しみだ。
これからの活躍に大きな注目が集まるカップルだと言えるだろう。