セレーナ・ゴメス(32)がビリオネアに:自身のコスメブランド「Rare Beauty」が成功
女優・歌手として知られるセレーナ・ゴメスだが、起業家としても成功を収めている。経済情報メディア「ブルームバーグ」によれば、セレーナは自身が創設した美容ブランド「Rare Beauty」のおかげで、若手女性ビリオネアの仲間入りを果たしたというのだ。
セレーナ・ゴメス(32)は子供向け番組『バーニー&フレンズ』の子役として演技の世界に足を踏み入れ、ディズニーシリーズ『ウェイバリー通りのウィザードたち』のヒロイン役で一躍、世界的なスターとなった。しかし、今やその活躍はエンタメ業界に留まらない。
Showbizz Daily をフォローして世界のトレンドをいつも手元に
実際、セレーナをビリオネアに押し上げたのは、彼女が2020年に創立したコスメブランド「Rare Beauty」だ。このブランドはSNSを通じて流行をキャッチする若者たちから大きな支持を得ている。
専門家いわく、このブランドがヒットしたのは、セレーナに対するユーザーの信頼によるところが大きいという。その他のセレブブランドとは異なり、「Rare Beauty」は透明性や心の健康といった点で、セレーナ本人のイメージと結びついているのだ。実際、2023年にはKISS-FM放送に対し、「製品に自分の名前を印刷するだけにならないよう、全力を尽くしました」と語っている。
他方、セレーナはPUMAやCOACHといった大手ブランドとのスポンサー契約からも収入を得ている。しかし、「ブルームバーグ」によれば、セレーナの資産の80%あまりは「Rare Beauty」によるものだそうだ。
「Rare Beauty」は革新的なマーケティング戦略を採っており、セレーナ自身もInstagramやTikTokといったSNSを駆使して、ユーザーに寄り添ったプロモーションを行っている。
歌手としても活躍を見せるセレーナだが、経済的な成功という観点から言えば、音楽活動の貢献度は低い。ツアーによる収入はセレーナの資産の5%以下、アルバムの売り上げは2%を占めるに過ぎないのだ。つまり、富の源泉は「Rare Beauty」をはじめとするビジネスにあると言えよう。
セレーナはまた、心の健康に関するプラットフォーム「Wondermind」の共同設立者でもある。ちなみに、同社の資産価値は1億ドルと見積もられている。いずれにせよ、セレーナはこのプラットフォームを通じて社会的な貢献を図っているのだ。
このように、実業家としての成功が目立つセレーナだが、女優としてのキャリアを疎かにしているわけではない。「ブルームバーグ」いわく、セレーナは現在、Disney+が配信する人気ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』に出演しており、シーズンごとに600万ドルを手にしているとのこと。
推定資産13億ドルでビリオネアとなったセレーナ・ゴメス。エンタメ業界に加え、ビジネスの分野においても、同世代を代表する大物としての地位を確立しつつあるのだ。