除雪事故のジェレミー・レナーが退院:予測される厳しい道のり
マーベルの『アベンジャーズ』などで活躍した米俳優、ジェレミー・レナーは1月4日、病院のベッドで撮影したショットをインスタグラムで公開した。ジェレミーは元日に事故に遭って入院を続けていたが、16日目にして退院が許され自宅療養に切り替えられることになった。
写真:Instagram - @jeremyrenner
事故が起こったのは今年の元日、ジェレミーはネバダ州リノ郊外に所有する自宅で除雪作業中に除雪機に接触する事故に遭い、重傷を負ってしまったのだ。
命に係わる事故に遭ったジェレミーがついに退院したという朗報の一方、回復できるまでには数年はかかるという指摘もある。
ジェレミーの親しい関係者から話を聞いた米情報サイト『Radar Online』によれば、ジェレミーが回復するための道のりはきわめて長く、そしてペースは非常にゆっくりしたものだという。
同サイトは、「ジェレミーの状態は多くの人が思っているよりもはるかに悪い。本人も、自分が命を落とす可能性があったことを認識している」と伝えている。
事故当日、ジェレミーは「痛みが激しく、呼吸困難に陥り、救助を待つ間に出血多量であわや命を落とすところだった」と、米情報サイト『Radar Online』は続ける。
写真:Instagram - @jeremyrenner
現地の報告によれば、当時、ジェレミーは自身が保有する大型除雪車「ピステンブーリー」で雪かき作業をしていた。除雪車を降り家族と話していたところ、巨大な除雪車がひとりでに動き始め、車を止めるため運転席に戻ろうとしたところで轢かれてしまったという。除雪機の重量は約6.5トンもあることから、事故の深刻さが窺える。
写真:Instagram - @jeremyrenner
除雪車に轢かれ重傷を負ったジェレミー・レナーはヘリコプターで病院に緊急搬送された。それから数時間後、ジェレミーは胸部に鈍的外傷を負ったほか、脚や顔、頭部にもけがを負ったことが判明した。救急ヘリを待つ間は「呼吸するのも困難で、とても苦しかった」という。
ジェレミーの入院は2週間以上にわたった。『Radar Online』は、「胸部の損傷が大きく、外科的に再建する必要があった」と伝えている。
実際、現在52歳のジェレミー・レナーが一定の体力を取り戻すには2年はかかるとされている。
前出のメディアによると、救急搬送されたジェレミーは2度の手術を受けたあと、集中治療室に入院したという。退院後も、ふたたび手術が必要にならないとは限らないようだ。
写真:Instagram - @jeremyrenner
ジェレミーは脚にも大きなけがを負っており、手術を受けなければならない可能性が高い。
『Radar Online』は「脚の手術が必要になる可能性は十分にある。医師たちは身体の自然治癒力を引き出すために手術の間隔をあける傾向があるのだ」としている。
予断を許さない状況ではあるが、ジェレミーがインスタグラムに投稿した笑顔に数多くのファンが安どのため息をついたことは間違いないだろう。
写真:Instagram - @jeremyrenner
ジェレミー・レナーは集中治療室にいる中でも、自宅のあるリノを思い出している。「幸せなこの場所が恋しい」とキャプションを付けた画像をインスタグラムのストーリーに投稿、さらに「リノそしてタホを通る時には気を付けて」とコメントを添えた。
突然の大きな災難に見舞われたジェレミーだが、しかし自身の最新主演作『Mayor of Kingstown』第2シーズンを自宅でゆっくりと観ることはできるに違いない。