サメ432匹が温泉街で大暴れ!:話題の怪作映画『温泉シャーク』が公開間近
スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』は映画史に残る傑作として名高い。ところが、その後のサメ映画ときたら、文字通り神出鬼没のサメとナンセンスなストーリーでB級映画の一大ジャンルに成長してしまった。
サメが空を飛ぶのは序の口で、陸上を歩いたり、触手が生えたり、頭が増えたり、やりたい放題。挙句の果てに宇宙空間を漂っていても、もはや驚くにはあたらない。そんな我が道を突き進むサメたちに今回、新たな仲間が加わるようだ。
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画像:https://hotspringshark.com/
劇場公開前からすでにSNSで話題となっている国産サメ映画、それが『温泉シャーク』だ。公式ウェブサイトによれば、「S県暑海市」(静岡県熱海市がモデル)を舞台に、凶暴なサメたちが温泉客に襲い掛かるらしい……
画像:予告編のスクリーンショット(X @hotspringshark)
制作費を募るためクラウドファンディングを行ったところ、開始からわずか5時間で目標額を達成してしまったというから、人々の期待感とサメ映画愛がひしひしと伝わってくる。
画像:予告編のスクリーンショット(X @hotspringshark)
しかも、クラウドファンディングでの支援の数に応じてスクリーンに登場するサメの数を増やすというキャンペーンを張った結果、432匹のサメが出演することに。そんな大群をどうやって映し出すのか気になるが、そこはサメ映画なので心配無用だ。
画像:予告編のスクリーンショット(X @hotspringshark)
公式ウェブサイトの予告編を見ると、場違いな温泉街でハデに暴れまわるサメたちと、ナンセンスな悪夢を前にして大真面目に立ち向かう人々の姿が。サメ映画でありながら「特撮」を売りにしているだけあって、古き良き戦隊ヒーローもののパロディといった雰囲気も漂っている。
画像:予告編のスクリーンショット(X @hotspringshark)
それもそのはず、制作を指揮する井上森人監督は全国自主怪獣映画選手権で2連覇を果たしたつわものだ。さらに、『福島民報』によれば、『ゴジラ』や『ウルトラマン』シリーズで知られる円谷英二監督の地元、福島県須賀川市が撮影に協力したというから、ただならぬ意気込みようである。
画像:予告編のスクリーンショット(X @hotspringshark)
一方、制作会社の「PLAN A」はこの映画の舞台(のモデル)となった熱海市を拠点としており、温泉街での撮影では同市出身のミュージシャン巻上公一も加わって、地域ぐるみでロケを盛り上げたとのこと。
画像:予告編のスクリーンショット(X @hotspringshark)
ちなみに、公式ウェブサイトサイトいわく「※犬猫猿は死にません!人は喰われる」とのこと。どうやら、かなり味にうるさいサメのようだ。
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つわもの揃いのサメ映画界に登場した、日本発の怪作『温泉シャーク』。全国公開は7月5日なので、出来栄えが気になる方はぜひ映画館で結末を見とどけよう。
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