ケイト・ウィンスレット、『アバター』続編で水中撮影の記録を更新
ジェームズ・キャメロン監督による大ヒット映画『アバター』(2009)の続編、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に関する話題が沸騰中。ケイト・ウィンスレットも映画の中で特別な役割を担っています!そんな彼女がどんな記録を樹立したのか、本記事を通じてチェックしてみましょう。
ケイト・ウィンスレットは1997年にキャメロン監督のもとで『タイタニック』に出演、アカデミー賞にノミネートされました。それから四半世紀、ふたたびキャメロン監督と水中での撮影にチャレンジします。
12月16日に公開された『アバター』の続編、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は水中が舞台。前作の公開は13年も前ですが、今年もっとも注目されている映画のひとつです。
写真:20世紀フォックス
前作『アバター』は2009年に興行収入トップを記録。青い肌の異星人たちやエキゾチックな舞台、環境問題についてのメッセージなどが観客を魅了しました。
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その続編にケイト・ウィンスレットが参加するというニュースは大きな驚きをもって迎えられました。ふたりのコラボは『タイタニック』(1997)以来になります。
ケイト・ウィンスレットは作中ではメトケイナ族のロナルという謎めいたキャラクターとして出演。水中での撮影にもチャレンジしました。撮影班からも、たいへん素晴らしい働きを見せたと評判です。
先述の通り、今作では水中が舞台。たいへん美しいセットの写真が20世紀フォックスから公開されています。
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今作の物語では、サリー一家はパンドラの密林を追われ、避難先を求めて岩礁地帯へと向かいます。この新天地で彼らはメトケイナ族と出会い、そのひとりがケイト・ウィンスレットというわけです。
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ウィンスレットや共演者たちは、水中で息を止めておくために、水中競技のアスリートと同様の訓練を何か月も行いました。
撮影のほとんどは今作のために特別に作られた水槽の中で行われました。ほんものの海のような渦潮や打ち寄せる大波も再現されています。
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プロデューサーのランドーはこう語っています。「10数メートルくらいの円形の水槽があって、その中に、水槽の中が見られるガラス製の小部屋みたいなのがあるんです。ある日そこに入っていくとケイト・ウィンスレットが水槽の底を歩いているのが見えました。すると彼女が私のほうに歩いてきて、こっちを見たんです。それから手を振って、壁の端まで来るとUターンしてもと来た道を戻っていきました」
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キャメロン監督によると、最も印象的だったのはケイト・ウィンスレットが「7分半も息を止めて見せた時だね。みんな仰天したよ」とのことです。
これによって、ウィンスレットはいままで持っていた数々の称号に新たなものを付け加えました。トム・クルーズが『ミッション・インポッシブル:ローグネイション』で打ち立てた、6分という水中撮影時間の記録を破ったのです。
ウィンスレットの共演者たちも、シガニー・ウィーバー、ヴィン・ディーゼル、ゾーイ・サルダナ、サム・ワーシントンなどスターが勢ぞろい。画像のシガニー・ウィーバーは今年で72歳ですが、6分半息を止められたと伝えられています。
ジェームズ・キャメロン監督は業界の中でもトップレベルの強い意欲を持っており、シリーズの端々からこだわりが感じられます。
水中ダンスと体操の専門家が俳優を訓練し、泡を最小限にする動きを伝授。さらに、出演者はナヴィ族の使う手話も学びました。
写真:ツイッター @officialavatar
出演するスターたちや磨き抜かれた特殊効果のおかげで、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』はきっと素晴らしい映画になっていることでしょう。