第77回カンヌ国際映画祭レッドカーペットのベストルックとワーストルック
元スーパーモデルのヘレナ・クリステンセンはドレープの胸元にゆったりとしたケープをあしらった白のシフォンドレスでレッドカーペットに登場。ポメラートのジュエリーを組み合わせて永遠のエレガンスを表現した。
人気モデルのハイディ・クルムはレバノン出身のデザイナー、サイード・コベイシー(Saiid Kobeisy)のオートクチュールで会場を沸かせた。長いトレーン、艶やかなサテン生地、ウエストを絞りネックラインを大きく開けたドレス姿はミューズそのもの。
フランス出身の女優レア・セドゥはルイ・ヴィトンのシルバードレスで眩しい輝きを放った。一面にラインストーンがあしらわれたドレスは、肩から胸元にかけてV字を描く女性らしいカットがポイントとなっている。
古き良き時代のハリウッドにオマージュを捧げるかのようなシックな白と黒のドレスを身にまとった米モデル、テイラー・ヒル。煌めきのあるトップ、深いスリットのあるボトムにロングトレーンを加え、ウェットなヘアスタイルでまとめた。
86歳のベテラン女優ジェーン・フォンダはエリー・サーブから黒のセットアップをセレクトして大人のエレガンスを示した。動物柄のショールとポメラートのジュエリーで高級感を演出。
人気作『バービー』の監督を務めたグレタ・ガーウィグはサンローランのドレスを着用。深いネックラインに同じく深いスリットを入れた濃紫のスパンコールドレスにショパールの宝石をオン、今年の審査委員長としての存在感を示した。
大女優メリル・ストリープはディオール・オートクチュールからゆったりとした白のロングスリーブドレスを身に着けた。ウエストの結び目がアクセントで、シンプルかつ優美な輝きを放った。
現在のハリウッドを代表する女優そしてモデルのアニャ・テイラー=ジョイ。アトライン(ATLEIN) のスタイリッシュなオレンジドレス、ジミー・チュウのハイヒール、そして特大サイズのハットで周囲を圧倒した。
人気モデルのロミー・ストリドは、エマン・アラジランがデザインした淡いピンクのフェザードレスでレッドカーペットに登場、今年のベストルックのひとつとなった。
フランスの女優エヴァ・グリーンは煌めきのある黒のヴィンテージドレスを着用。2016年のアルマーニ・プリヴェはラインストーンをあしらったストラップレスのトップ、縦にラインの入ったシアー素材のスカートで優雅そのもの。
モデルのシャニーナ・シェイクはズハイル・ムラドの2024年秋冬コレクションから一着をセレクト。ハート形の胸元とたっぷりとられたボトムのタックで視線を集めた。
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で今年初めてオスカーにノミネートされたリリー・グラッドストン。V字ネックラインにノースリーブのスパンコールドレスでシンプルかつ艶やかな印象を与えた。
フランスの名女優ジュリエット・ビノシュはディオール・オートクチュールの壮麗な赤のドレスでレッドカーペットに降り立った。
タイの人気女優アラヤ・ハーゲイトは、ハリウッドの伝統を思われるエレガントなバルマンの黒を着用。
ロシア出身の女優タチアナ・コルサコワは、グリーンのベルベットドレスに豪華なジュエリーをあわせ、さらにジュエリーをあしらったヒールで足元を華麗に仕上げてセンセーションを巻き起こした。
胸元を大きくとり、バックに大きなリボンを加えたデザインにラインストーンの輝きを加えたシアードレスで登場したインフルエンサーのホフィット・ゴラン。狙い通りの注目を集めることに成功したようだ。
ボリュームのあるフェザートレーン付きのラインストーンをあしらったドレスを優美にまとい、人々のため息を誘った仏女優フレデリック・ベル。